表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
654/906

『無刀』


「……成ったな。昔のお前は頑張って斬撃を作ろうとしていたが、今はとても自然だ。お前イコール斬撃になったと言えるだろう」


「何言ってんだジジイ」


「もう、教えることはない」


「おい、そんな抽象的なこと言ってないで具体的な技術を教えろよこら」


「ははっ! お前には我が家系に先祖代々伝わってきた家宝の刀を渡そうと思ったがその必要はなさそうだな」


「おい、聞いてんのか! とうとう耄碌しちまったか。てか、刀がなくてどうやって斬るっていうんだよ!? 本当に大丈夫か?」


「お前はこれからこう名乗れ『無刀』とな」


「無刀って、刀剥奪されちゃってんじゃねえか! 二つ名というより蔑称だろそれ!」


「立派に育ってくれた……」


「おい、聞いてんのかおい!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ