表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
603/901

慣れれば苦しくなくなるんじゃない?


「ちょっと好き勝手生きすぎじゃない?」


 彼女は友達だけど奔放過ぎて余りにも目に余るからつい愚痴っちゃった。でも、私の愚痴を気にせず彼女は言った。


「せっかくの人生、ずっと苦しんでも仕方ないでしょ」


 その言葉は彼女らしかったけど、彼女が嫌がることはそんな大したことなのかって思う。


「でも、慣れれば辛くなくなるんじゃない?」


「まあ、一理はあると思うよ。でもさ、実際人生で嫌いだったものが好きになる事はそんなにある? せいぜい『嫌いだったけど、まあまあマシになった』ぐらいじゃない? そんなに変わらない気がするなあ」


「うーん」


「逆にさ。好きなものが嫌いになることはあるよ。でも、嫌いだったものが『好きで好きでたまらない、毎日やりたいです』なんてものになったことある? 辛いがものがマシになるというのはもっともらしいけど、経験からするとあんまりないんじゃないかなあ?」


 彼女の言葉は自分勝手なようだけど、深みというか経験を感じた。やり続けても好きになれなかったことが多かったのかな?




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ