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世界のための人柱 2


「…………」


「うん? ……ふむふむ、なるほど。ああ、僕の勘違いだったよ。君はもう繁殖の道を行くことを選んでいるね」


「なに?」


「無理やり生存の道に移動させられ、そこからトラウマを解消し幸せにならなければらない。なんと厳しい道を行くんだろうね。君は壊れないで仲間を愛するしかないのか。ふふっ、まあ良いんじゃない、頑張りなよ」


「何を言っている?」


「分かっているだろう。君はトラウマを解決するしかない。そういう風に決めてしまった。壊れながらも壊れないで生きることを決めてしまった。まあ、正しいんじゃないかな」

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