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骸骨剣士・賢者VS肉達磨の化け物 その後


「はあ、全く驚いたな。いきなりあんな化け物が現れるなんて……あと少しで死ぬところだった」


 彼女は少し震えている。戦闘時はそんな場合ではないと凛々しい姿を見せていたが、一段落ついた今、もう少しで死ぬという事を自覚して恐怖を感じているようだ。


 あなたは死にかける事に慣れているため、完全に共感する事は難しいが、彼女の不安を和らげたいと思っている。あなたは立ち上がり、彼女の近くに座る。


 あなたは上手い言葉が考えつかなかったので、とりあえず彼女の近くにいることで彼女の不安を和らげられるんじゃないかと考えた。


 彼女はその不器用な思いやりを感じ取り、小さく微笑むとあなたの肩に身体を預けた。骸骨であるあなたは骨のため、身体を預けるのは良くないだろうと思ったが、彼女の安心した表情を見て言うのを止める。


 ……そうして、静寂に包まれた二人だけの時間が流れた。

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