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責任の代替
俺がやりたいんじゃなくて君がやりたいんだよ。なんて言葉を僕は抑えた。
僕は代理人だ。君はやりたいことも欲しいモノもあるが僕に責任を押し付ける。僕がやりたいんだと理由をつける。
君はやりたいこともあるしやる能力もある。だが、なぜか僕がやったという事実が必要らしい。やりたいことを達成するための手段の代替ではなく、俺にせいにするという責任の代替を君は求めた。
……まあいいか。よくよく考えれば僕はそれでもいいと気付いた。君がなにか問題が起きた時僕のせいだと心の中で呟いてスッキリするならそれでいい。それがいい。君は損害を僕に押し付けることをしたいわけじゃない。単に君のせいではないと言ってほしいだけなんだ。




