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暗殺者VS化け物
「ははは、逃げ回れ。雑魚がああああああぁぁっ!?」
急に世界が暗闇に落ちた。何が起きた? イタッ! もしかして敵の策略か!? くそっ、こんな場所で戦っていられないまずは逃げなければ。
なっ!? 足が動かない。なにか強い力で縛られている。落ち着け。俺! 俺のような強い存在が負けるわけがない。
そうだ! 俺ならば目が使えなくても音や空気の触感で分かるはずだ。研ぎ澄ませ!
きーーーーーん!!!
ぎゃあああ! 耳のすぐ横で大音量の音が! 頭がクラクラするこんなんじゃ何も分からない。
俺が俺がぁ! 死ぬわけがない!
腕を振り回して暴れまわる。これならば近寄れないだろう。
はあっ…はあっ…当たったか?
ぎゃあああ。目が目が。
助けてくれ、助けてくれぇ。グアアア。
「……討伐完了」




