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吸血鬼とスケルトンの戦い
「へえ、スケルトンか」
「カタカタカタカタ」
「陰に落ちた世界は吸血鬼にとって火薬庫と同じ。この時間を選ぶなんてなってないね」
影槍でスケルトンを囲む。
「さよならだ」
驚くべきことに、スケルトンは跳ね上がり影槍の上に立った。
「はっ?」
信じられない光景に思考が一瞬止まってしまった。その隙をついて、スケルトンは飛び込んできた。早すぎて距離が障害にならない!! とっさに陰に逃げ込むが、スケルトンの持つ光の魔法石で弾き飛ばされた。
「グッ……ガハッ!!」
こ、これは白木の…槍? 意識が薄れていく。最後の瞬間スケルトンが笑っているように見えた。
スケルトンは灰になっていく吸血鬼を見ながら、カタカタカタと顎を動かした。




