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一人きりの殺戮
光。野心。発展、文明。どっかの誰かがやっているだけ。私は私の物語を歩んでいる。
周りには死体が散らばっていた。
この世の生物は魔物や人間と二種類で分けられるものじゃない。植物型、獣型、竜型、幻創種、ヒューマン、エルフ、リザードマン、ドワーフ、妖精……戦士、聖騎士、魔法使い、僧侶……様々なエネミーが存在する。全てを殺し尽くしてみたい。
「●●●●●●●●●●!」
何者かが叫ぶ。
今回はエルフのスナイパーか最低限職業と種族と人数は確認する。だが同じことばかり話す言葉に興味はなかった。
愛用の鉈を振り抜く……血飛沫が舞った。
死体が散らばるその中心で星を見る。
「次はエルフの魔法使いを殺してみたい」
星は気にせず私も照らした。




