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楽観主義な未来予知者 2


「ふむふむ、このチラシをあの人に送るのが大事なんだな。異世界からの侵略は僕が巻き込んだ従姉妹が準備しているし、僕は直前の戦争回避に尽力しとこうかな」




「はあ、大変大変。うん? これ魔物か。とりあえず殺しとくか」




「これで死人も減ったかな。ああ、こういう素朴な人助けって良いな。うん。…あれ?未来が大きく変動された? ちなみに未来に価値の差なんてない、人類滅亡の未来と繁栄の未来に差が無いってことね。


 でも、ほら私にとっては違うから。詳しく見なくてもなんとなくの感覚で自分にとって良いか悪いか分かるんだよね。こういう時は大体、近くの村にメインファクターがいるものだけれど。うーん、ここで深く未来はちょっと危ないかな。とりあえず宿にでも行くか」




「いま、やってますか?」


「……お、お客様ですか! ちょ、ちょっとお待ち下さい!」


 小さい村には不釣り合いなほど綺麗な子が受付していた。客がめったにこないのか僕が来たことにとても動揺している。少し時間が経って準備が出来たのか奥から出てきた。


「はい、大丈夫です!」


「じゃあ受付お願いしますね」




「で、部屋に入って未来を見ると………………………へえ、あの子がメインファクターなのか。ふむふむ。なるほど、戦争で英雄になると…はあ、うーん、仕方ない、攫って洗脳して異世界侵略対策チームに放り込むか。ああ、でも英雄になるとちょっとなあ。リスク高いかなあ? どうしよう。うーん」

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