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人類文明ゲーム ~第三部 結果~


 地球壊滅型ナノマシンによって人類文明は滅んだ。


 正確な人類文明滅亡の要因は岩石を主要なエネルギー源とするナノマシンによって岩石がナノマシンに変換する過程の地殻変動によってだろう。人類文明が滅ぶ寸前、地球はマグマに覆われ、地球の原初の姿を復活させた。


 地球からしてみれば人間さんスキンケアありがとうといったところか。ちなみに人類文明を滅亡させたナノマシンも地殻変動によって滅んだ。熱耐性がそこまで高くなかったようだ。くたばれ。




 残った人類は最後の力を振り絞って造り、そこへ逃亡した宇宙基地の住民。さて、生き残れる年数はどれくらいだろうか?


 ナノマシンを分布させたのも超大国というのも良くなかった。人類は生き残るために力を結集しきれなかったしその技術力も経済力も少し届かなった。これは届かないと判断した国家の首脳部達は問題を縮小することである程度の解決を試みた。


 つまりは生き残る人類の縮小。ある奇特なトップが自らの保身を捨て、君だけは乗せると言いながら協力させ最後に自分含めて死ぬことでこの大偉業を成し遂げた。


 しかし、切り捨てられるものはたまったものじゃないと、宇宙基地の一部は破損された。一部だったのは人類への最後の慈悲か。何にしろ半永久的と言えるほどの耐久年数は失われた。


 ……まあ、良かったかも知れない。最後に人類が滅亡する原因が人の愚かさではなくて耐久年数になったのだから。例え食料や基地がもったとしても、閉鎖空間内で人間が政治的に破滅をもたらさない確率はどれくらいだろうか?


 なにはともあれ人類は新たなステージに立った。それに可能性があるかは誰にも分からない。




レザルト

―原初の姿となった地球

―二万人が在住する宇宙基地

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