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静かな最後


 別に僕をそのまま認識してほしいわけじゃない、誰かがいてほしいわけじゃない。ただ、僕だけがいれば良い。ただ利用できるモノがあれば良い。理解してほしいわけじゃない、近くにいてほしいわけじゃない。


 だから、今、僕が死ぬ瞬間だれも、僕を理解しないこと悲しまないことに悲しいわけじゃない。




 雨が振り滴る中、道の真ん中で男がうつ伏せに倒れている。男からは赤が広がる。男の命が消えかかっていることが分かるだろう。周りには誰も居ない。


「寒いし、寂しいし、静かだ……ああ……●●●●」


 最後に一言呟いた、男は動かなくなった。

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