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隠れんぼしたままの少女

 

 夕日が沈む時間帯、今日のご飯の買い物をする親子もいるが一人ぼっちの幼女もいる。最後まで鬼ごっこをするが途中で皆が買ってしまってずっと隠れたまんまの幼女。 


「怖いよね」


「怖いというかそれ虐めでしょ気色悪い話ね」


「まあ、大体ホラー物って気色悪い話が裏にあるからね。だからこそ怖いというか」


「それでどうなったの」


「それで話は終わり、常に待っているんだって鬼ごっこをやってくれる人を、だからこの話をする人の前に現れて永遠に鬼ごっこをやってもらうんだって」


「こら、何話をしているのよ」


「ごめんごめん、でもこういうのって最後にそういうオチ持ってくるもんでしょ、テヘヘ。」

「まったく」


 学校が終わり、家に帰って、ご飯食べて、テレビ見て、宿題をして。ぐっすり寝た。いつも通りのルーティン通りの一日。


 ただ夢の中で寂しがっている女の子と遊ぶ夢を見た。最後、寂しそうにしていたけど、またねと言って別れた。起きるとなぜだか分からないが少し寂しい気持ちを感じた。背を伸ばして眠器を吹き飛ばし歯を磨きに行く。今日もまた普通の日常が訪れる。

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