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世界救済のための世界逆行


「世界を救うには、過去に戻るしか無い」


「ああ、もう世界は滅んでしまった。だが、過去に戻るなんて本当に出来るのか」


「少し複雑だが、あえて言えば夢を見るに近いか。過去の夢を見て、そこで行われたことを実際にやったことと世界に誤認させ世界を変革させる、そして、その変革とは別の異空間に記憶を保存して、取り出す」


「つまり過去改変をするのか」


「あくまで偽造だから、世界の修正力など色々な問題があるが……一番の問題は過去に戻ったところで誰も協力者がいないということだ。しかもタイムリミットは一週間。それまでの間に世界を崩壊させるきっかけをなくす。

 ……誰にも協力者なしに。そんなことはお前にしか出来ない、やってくれ」


 目をつぶる。今までの記憶を想起する。失ったこと。戦ったこと。得たもの。そして、またこぼれ落ちたもの。


「…………ああ、任せてくれ」




 空間に光が満ちる。いや、それは魔法陣だ。あまりにも高密度でただの光に満ちるほどの。人知を超えた魔法が起動する。


「お前に任せた」


「行ってくる」


 次の瞬間そこには誰も居なかった。

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