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一杯のための人生


 例えそれが、薄っぺらな希望だとしても、今日死ぬ理由にはなり得ない。そうだろう。まあ、たしかにな。意味がなかったとしても、価値がなかったとしても、今日死ななくてもいい。


「なら、俺も今日の一杯のために生きて見るとするか。かかってこいよ、化物共ぉぉ!! 」


 廃墟から人間の部位を無秩序に重ね合わせた化物共が這い出てきた。


「はっはっはっ。やってやろうじゃねえの!!」




「それで、テンション上がって武器壊しちゃったんですか!!」


「いやあのテンションってこれだから上がると怖いよね。だから今日はその、ツケ払いできる?」


「あんた何回ツケやっているんですか! これでも食ってなさい!!」


 小さな皿に入った豆が出てきた。トホホ、ああ、人生やってらんねえ。

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