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神への恐怖

　神はおらず、世界は自然発生したものと思われていた、少なくとも秩序が変わったことはなかった。しかし、神と思わざるを得ないことが発生した。それにより我らの社会は大いに変動した。

　それから急速に文明を加速させていったが、それでも神について解明はできていない、途中で開発した世界創造システムにより世界を作り、世界を揺らがせ、それを世界内のパターンのみで、ゆらぎを感じ取るシステムを作ろうとしている。

　それを作れば、少なくともそれにより、他の世界ゆりがも分かるかも知れない。より世界のゆらぎを感じ取ることが出来るだろう。神であるということが確信を持てるとそういう話だ。

　これは非人道的な研究だ。仕方ない、神への不安、恐怖が、知性を持つものを弄んではいけないという倫理観を上回ってしまったのだろう。