灰色の短編集

人間と機械の戦争

　初手は、熱核反応攻撃だった。それによりニューヨーク、パリ、東京、北京などの都市は壊滅。各攻撃から数分後、山の地下に隠されていた無人兵器が侵攻を開始。一日で95%の人類を殲滅。

　生き延びた人間種は地下や極地に隠れたが、核の冬により食料を得られず、次に次に餓死していった。加えて、機械たちは歩兵型を出し、逃げ延びた人間を虐殺。

　1年後、人類による反抗として機械達の主成分である鉄を分解するナノマシンを撒布。機械たちの99%は分解された。

　10年後ナノマシンをばら撒いた人間グループが地上へ進出。その直後、拠点を割り出した機械が侵攻。ナノマシンへの対抗処置免疫システムを導入した機械で人間グループの大部分を虐殺。

　しかし、免疫システムはコストがかかるため数が用意できず。一部逃亡。機械と人間の戦争は続く。