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システムの授業


「人が人を規定するのではなく、機械こそが人を規定するのだよ」

 男は自己紹介の前に僕達にそう言った。もちろん納得しなかった。機械は所詮人間が作るもの、機械を人間が決めるならともかく、機械が人間を決めるってどういうことだろうと。

「知っているかね。ルンバというあの、全く掃除機の役に立たない、人より遥かに低レベルな掃除しかできない機械を」


 ……この先生、凄い口が悪いな。それはともかく、まあ共感するところはある、実際の家は荷物が置いてあるし、狭くてあの丸い機械じゃ綺麗に掃除できないもんだ。

 というよりも、そういうやりやすいところは自分で出来る。やりにくい所こそやって欲しいんだよなあ。

「そう掃除が出来ない掃除機ルンバ。あれが生まれたことでどうなったと思う。

 ちなみにルンバはブームが終わったがまだ市場としてある程度の規模として存在している。つまり使えないと捨てられたわけではない」

 ちょっと以外だ。使いにくいだろうなと思って買っていなかったが実は使えるのか、安かったら買ってみようか。

「答えは簡単、ルンバが使いやすいように部屋を片付けのだ。面白いだろう、だったら最初から掃除しろと思うだろう。だが、これが実際に起こったことだ」

 皆が少し動揺した。僕も驚いた。その行動に気持ち悪さすら覚える。なにかに支配されるような……

「人間はもっと自分のメカニズムを知った方がいい。別に支配されることも支配されないことも結果に過ぎない。全てはシステムなのだ。

 その前提を知った上で、授業を始めよう。ノートの準備を」


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