それぞれの道
家を出て季節は春に近くなった。
朝食を一階のお店でとってると急に風華と舞が私たちに大学のパンフレットを持ってきた。
「私たちの作戦のせいで学生時代を奪ってしまったからせめて大学生活だけでもどうかなってボスから連絡があったんだけど、どうかな?学校に行ってみる気はない?」
「学校⁇」
「中学生卒業認定資格証明書と高校卒業試験証明書は作ってあるから大学生になれるだけど…どうしたい?」
「学校って何?何かの集会⁇演説?」
「ほたるは大学については知ってるよね?簡単に言っておくと、多くの人が一箇所に集まって勉強をするところだよ。」
「じゃあ、私役者になりたい。ここまで鍛えた身体能力を無駄にしたくない。私を手術してくれた子は、秘密警察の医療係として残ることになったし…。」
「自分もそんな風に培ってきた能力を活かしたことをしてみたい。」
「いいな〜。私なんて何もないよ。私なんて,」
「咲夜みたいな身体能力持ってないし、ただ事件起こして自殺をしようとした人間だから何にも特技も趣味も何もないよ。でも、咲夜は咲夜らしく役者を目指して頑張ってね。私は自分探しの旅に行くよ。本当にやりたいこととか一から探してみるよ。」
時期は過ぎ、咲夜は大学に春から通い役者を目指すらしい。私も警察の医療班に行った粉雪、役者を目指す咲夜のように、本当になりたい職業を見つけるため旅に出た。




