アーネストリー探検記 6
僕の名は、アーネストリー。探検家だ。
取りあえず、魔力を持った人材を採用しなければ、ならなくなったのだが、弟子がもう一人の弟子を連れて僕の前にやって来た。
直談判しに来たのだ。
魔力を持つものが必要なのは、山々なのだが、彼女には、過酷すぎる。この探検には、連れて行くわけにはいかない。
それでも、二人の弟子は、食い下がってくる。
これまで、三人で探検してきたのだ、そりゃ、僕だって、又、三人そろって、探検したいとは、思わなくはない。
生きて帰れる保証はないと言うことを念を押し、それでも、一緒にくると言うのだ。
僕は、思案するも同行を許可した。
これで、本当に良かったのだろうか。しかし、一度決めたのだ、探検家に二言はない。
彼女には、明日にでも宮廷魔導師と交換魔法の契約しに行ってもらうことにする。
僕と二人の弟子で、探検に出ることを決めたが、後、もう一つ、やっておくことがある。
彼の名匠、シガーに依頼して打ってもらった、僕専用の武器を取りに行かねばならない。
探検家だけに短剣なんつって。
馬鹿なことはそのへんにして、今日は、ここまでにしておこう。
現存せず。或いは、未発見。