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20. 伯爵令嬢は「御茶会」で真実を知る




 王都ハイランドでさ…… 




 やる事やり切って、もう、何もする事が無くなったんで、辺境領に帰ろうとしてると、仲良くしてくださってる、ミストラーベ公爵夫人から、御茶会のご招待状が届いたんだ。 もう荷造りしちゃったんだけどなぁ……




「お嬢様、ここでお断りされるのは如何なものかと思いますわ」


「モリガン?」


「お任せください。 直ぐにご用意いたします」


「え、ええ…… ねぇ、モリガン。 なにか、有るの?」


「小耳に挟んだ事で少し」


「その上で、勧めてくれるのね。 判った。 出席するわ。 先触れの用意を。 《 楽しみです 》と、伝えて」


「御意に」




 モリガンが、何か掴んでるのね。 でもね、情報は不確か。 元は、レイヴンの耳だろうけどね。 なんだろうね。 まぁ、確かに、こっち来てから色々と助けて貰ったし、仲良くさせて貰ってるし。 御茶会にご招待して頂く事は、名誉な事だし。 あんまり、いい思い出が無い王都での、楽しいひと時を下さったんだし。 



 うん、出席するには十分な理由だね。



 予定通りに帰るつもりだったから、すでにお暇の言葉は言ってるんだよね。 でも、お忙しそうだったから、お手紙でのご挨拶で済ませてたから…… お怒り買っちゃった? まぁ、行けば判るけどさ……




******************************




 指定されている、御茶会の場所は、中庭では無くて、王城ガルガンティア宮の奥まった一室。 普段は使われていないようなお部屋だったんだ。 でも、何重にも防御魔方陣が描かれててね、中の物音、気配なんか、全然外には漏れないような造りになってたんだ。



 あれ? 私、謀殺されるの?  誰も知らないような小部屋で?  嫌だなぁ…… 抵抗するよ、思いっきり……



 そんな事考えて、ちょっぴり不安になってんのに、モリガンはシレッとした顔で、後を付いて来ているのよ。 この子の表情はホントに読めないね。 身体から発する殺気とか闘気とかで、判断してるけど、なんでか警戒心はとっても薄いの。 まるで、辺境の御爺様の御城に居る時みたいなのよ。 ねぇ、なんで?


 衛兵さんの姿さえないような、廊下を通り抜け、お部屋の前に着いたの。 モリガンが扉をノックして、私が到着した事を伝えたんだよ。




「入って。 待っていました」




 優しい、ホッとするような声なんだよね、その声。 ミストラーベ公爵夫人の御声よ。 でもさ、常時展開している私の【気配探知】が、小部屋の中に複数人居る事を知らせてくれているの。 複数人…… それも、男性も居るのよ…… 身構えちゃうよね。


 モリガンが扉を開けてくれた。 二歩入って、丁寧にカテーシーを捧げるの。 部屋の中に居たのは、ミストラーベ公爵夫人、ヒルデガンド将軍閣下、宰相ウインストン公爵、ルシアンティカ神官長、そして……




「君の事は妻から聞いている。 特に ” 光の精霊様の《加護》 ” を、導いてくれたこともをね。 礼を。 有難う」




 お言葉を賜るには、余りに尊き御方。 女性同士の御茶会とは、まったく異なった重く、そして恐ろしいような空気感が漲っているんだよ。 そうね、こんな場所に居るような人じゃないもの。 部屋の中にある、ある種の威厳を感じさせる雰囲気を放っているのは、この国の未来を担う御方。



 ベルグラード=ウーノル=ランドルフ王太子殿下に他ならなかったんだ。




「ヘリオスは、所用でここに来る事は無い。 代わりにティアーナに来て貰った。 君を呼び出す為に必要でもあったしね。 ようこそ、「 御茶会 」に」




 ぶっ飛んだ人だよ。 誰だよ、半分壊れかけとか報告したの! 慌ててカテーシーを解いて、臣下の礼に切り替えるの。 最上級の奴にね。 右手を胸に沿え、左手はスカートを摘み、深く深く膝を折るの。 当然、目線なんて上げる事は出来ないよね。 




「臣、フリージア=エスト=フルブランドにございます。 ティアーナ=バーティミール=ミストラーベ公爵夫人より、御茶会のご招待を承り、罷り越しました。 畏れ多くも、王太子殿下ご臨席とは露知らず、非礼お許し下さい」


「いいんだよ、そんなに畏まらなくても。 ここは、非公式の御茶会の席。 我等の他に誰も居ない。 いいね、居ないんだよ……」


「はっ、はい!」


「だから、臣下の礼を解いて、こちらに来て座って欲しい。 あぁ、侍女殿。 悪いのだが……」




 退出を促されるのかと思った。 そうよね、トンデモナイ身分の人達が結集してんだもの。 モリガンには、外に出て貰った方がいいよね。 ハイハイ、また、また私一人で対処する事になるんだ…… はぁ、気が重いね。




「此処に残って、茶など入れて貰えればうれしい。 それと、君の仲間にもう少し、穏やかに工作してくれと、私が言っていたと、伝えて呉れれば良いのだが?」




 えっ? マジ? ちょ、ちょっと、どういう事よ!!




「君の優秀な ” 眼 ” と、 ” 耳 ”がね、妻の身辺を警護してくれているのは、知っているよ。 聞かされた時は、心が凍るかと思った。 中枢の厳重な警戒をものともせず、人まで送り込んで来るその手腕にね。 さぁ、座って欲しい」




 なんか、お見通しって感じか。 まったく容赦ないね。 言われた通り、オトナシク円卓に着いたよ。 ロッテンマイヤー女史!! 有難う、本当に、有難う!! こんな席でも、途惑わずに居れる事に感謝だよ。


 部屋の隅のワゴンの上に置いてあった茶道具を使って、モリガンがお茶を入れてくれたんだ。 薫り高い、超高級品の香りがする…… あぁ、これ、あれだ……  超高級茶葉 ” マリノリッジ ”だ!  流石に王族…… それも、王太子様が喫せられるモノは、超一流って事だよね。


 この場では、ゴミ以下の私の立場。 真っ先にカップを口にする。 そりゃ、淹れたの私の侍女 兼 護衛の モリガンだしね。 ” 御毒味 ” は必須よぉ~  はぁぁ~~~いい香り。 


 一口、頂くよ…… 


 美味しいねぇ~ モリガン、また腕上げたねぇ~  なんて、ちょっぴり、ホッとして落ち着けた。 とんでもなく高位の方々を前に、畏れず、縮こまらず、しっかり前を向くんだ。 なんか、正念場に来てるみたい。 万軍の前に、単騎で突撃掛けるような気分だよ……




「豪胆な娘さんだな」


「宰相、儂は、そうお伝えしましたな…… フリージアは、並みの者では、叶わないと」


「なるほど…… そう云う事か」


「宰相閣下も、他国の血を引く者と言う事を、今は度外視してください。 わたくしの友であり、真にお仕えしたいる貴方の御息女(王太子妃殿下)の為にも」




 私の顔をじっと見てるんだ、宰相閣下。 ” 穴があく ” くらいね。 まぁ、この眼光を真正面から受けたら、なんか邪な事を考えている者なら、視線外すよ。 そんくらいの威圧感たっぷりの視線だったんだ。 でもさ、わたし、なんにも企んで無いし、苦しそうにしていた、王太子妃殿下を癒しただけなんだもん。 それも、王国の未来の為にね。 御爺様、 ―――エスパーニア辺境伯爵からの薫陶だよ。




 ” 王国が危機に瀕する時、辺境の民は危機に立ち向かわん ”




 だよね。 あの時、あの場所で思い出したんだもの、きっと間違ってなかったと、そう思うよ。 静かに瞼を閉じた宰相閣下。 女の子に対しては、丁寧過ぎる座礼を私にして来たんだ。 もう! 身の置きどころが無いよ。 お尻がムズムズするから、やめてよ、ねぇ!




「娘の苦悩、苦難を取り払ってくれたと聞いている。 礼を言いたい。 更に光の精霊様の御加護を導いてくれたと、ルシアンティカ神官長 より、聞き及んでいる。 ―――フリージア、君は何者なのだ?」




 宰相様の答えづらい問い掛けに、答えて下さったのは、ルシアンティカ神官長だったのよ。 重厚で温かみのある御声。 ほんと、素晴らしい御声なのよ。 大人の魅力にあふれてるよね。 ねぇ、レイさん♪




「宰相殿、わたくしは、聞き覚えし事が有ります。 精霊様の顕現を促し、その身を「巫女」と呼ばれる…… いと、尊き御方。  ローレンティカ帝国の末姫 「九ノ宮」様 彼の御方も、帝国に在りし日に、「精霊の巫女」と、呼ばれておられました」




 う、うわぁぁぁぁ! 知ってやがったよ!! 私のこの力が、御婆様から引き継がれたモノだって!! モリガンをそっと伺うの…… 相変わらず、全く表情の読めない彼女が珍しく、微笑みながら頷いていたんだ……




「やはりな…… 王太后様が名指しでフリージアを、ハリーストンの婚約者にすべく動かれた訳だ…… あの方は、《 ローレンティア帝国の末姫様の御力 》 を、知って居られたんだね」


「ええ、王太子殿下。 その通りですな。 あの御方は、末姫様が儂と共に歩まず、エスパーニア辺境伯爵を選んだことを、快くは思っておられませんからな」




 殿下の言葉を受けて、語られたのは、将軍閣下。 御爺様と、御婆様の事をとっても良く知っている、先代国王陛下の「 剣の切先 」…… 一体、何を語られるつもりなんだろう?




「我が国に、帝国と同じ「巫女」の血を引く者を、この国の中枢に引き入れたかったのか? もしや……あの『停戦の親書』は、我が国が働きかけたのか?」


「まぁ、裏ではそう云う事になる。 王太后様は、若き折ローレンティア帝国に留学されて居られてな、我が国が遥かに遅れた国と常に嘆いておられた。 王妃として、立たれた後も、常にな。 そして勃発したあの戦争 ―――延々と続く戦乱。 疲弊していく祖国。 王妃として先王の側に立ち、その様子をつぶさに見てこられた。 何としても戦争を終わらさねばならないと、伝手をたより、彼の地で知己となった、ローレンティカ帝国の末姫 「九ノ宮」様へお願い申し上げたと…… 後々になって聞いた」


「そうか…… 将軍。 ローレンティア帝国は大切な末姫がこの国の、それも辺境伯に嫁ぐ事に異はなかったのか?」


「随分と揉め申した。 帝国でも、「精霊の巫女」たる末姫様は大切な御方。 しかし、末姫様の意思も固く…… なにより、とても、消耗されていた」


「消耗? と言うと?」


「フリージアが見せた ” 力 ” アレは、フリージアの魔力を糧に発動するモノ。 遥か昔、末姫様がそう仰っておられた。 常に求められる力の発動は、彼女を蝕み、いずれ消耗しつくしてしまうとな。 あの方が、エスパーニア辺境伯爵に助けを求められたのだ。 帝都からも、王都からも遠く離れた、辺境の何も無い土地に連れて行ってほしいと。 そして、ボロボロになった、ご自身を癒して欲しいとな」


「……危険な力と言う訳か、フリージアにとって」


「まさに、身を削る御業と言う事ですな」




 沈黙が、その小部屋を覆うの。 知らんかったよ。 そんな話。 辺境の領都での話も、御爺様と御婆様のラブロマンスとかばっかりだったし……  そんな事が有ったんだ………… 御婆様、かなり追い詰められていたんだね。 レイヴンが言ってたもんね。 出来る限り力を隠せってね。 あれは、御婆様の事を知ってるから出た言葉なんだ……




「すまなかった。 フリージア。 我が妻の為に、身を削る様な行いをさせてしまって…… 君の献身に感謝する。  しかし…… その献身は、どこからきたのかは知りたい所だが―――」


「―――御爺様の薫陶に御座います。 幼き頃より、事有る度に御爺様に云われ続けた御言葉が御座います」


「 ” 王国が危機に瀕する時、辺境の民は危機に立ち向かわん ”か? アイツらしい」


「将軍閣下…… そうで御座いますね。 まこと、御爺様らしい御言葉に御座います」




 腕を組み、天上を睨みつけるように見つめる王太子殿下。 その様子をじっと見つめる 宰相と神官長と将軍閣下。 公爵夫人は私を正面から見詰めてた。 なんだ、コレ?




「かくもランドルフ王国に心を砕く臣民が居るというのに……」




 絞り出すような王太子殿下の声。 何を思っていらっしゃるのかは判らない。 判らないけれども、その苦悩は何となくだけど理解できる。 次代の王国をその双肩に担う御方だもの。 国の在り方とか、臣の統率とか、問題が山積みなんだもんね。 


 でもさ、この場に居るこの人達は少なくとも、殿下に御力を貸そうって来ている人でしょ? 思慮深く、経験豊富なホンモノの大人の人。 表に出せないような話題だって、こうやってお話出来る人達でしょ? なら、大丈夫だと思うよ。 今はまだ、小さく弱い羽根だけど、天高く羽ばたかれる、力強く大きな翼に成るだろうと、そう確信したよ……





 ******************************





「いいか?」




 沈黙の続く小部屋に 、将軍閣下の御声が広がるの。



「将軍なにか?」



王太子殿下が、聞き返される。 これ以上何を言うのかって感じだね。 私もそう思うよ。 なに言い出すんだ、将軍閣下は。 なんか、思いつめたような目で私を見てるんだよ。



「フリージア、お前、ハリーストン殿下の御命も救ったな」


「えっ?」




 な、何を急に…… お、思い出しちゃったじゃん!! ふぁ、ファーストキスだったんだよ!! ま、まぁ、相手は判って無いけど…… う、うわぁぁぁ!! 必死に平静を保つの、頑張るのよ、私!!




「装具係りからの報告があった。 今日になって、その報告の意味が分かった」


「……」


「あの森の戦闘で殿下の装備が被った損傷を、装具係が見てな…… 殿下は身罷ったと、判断したそうだ。 胸当てが相当酷く損壊していた。 肺は破れ、肋骨は心臓を突き破り、出血多量になるほどの衝撃が加えられていると報告書にあった。 しかし、殿下は無傷…… おまえ、何をした?」


「…………」


「答えられぬよな。 秘事に関する事…… これから言う事は、儂の独り言だ。 聞き流せ。 エレノア様が遠い昔、戦場で仰っていた。 戦場での傷は癒す事が出来ますと。 儂もこの目でその「奇跡の技」は見た事がある。 有るが、その後エレノア様は倒れられた。 一人の重傷者の命を助けるために、魔力を使い過ぎて「魔力枯渇」で、倒れられたのだ。 助けた相手は、まぁ、アイツだ。 その時、言われたのだよ。 この力は皆に望まれる力と。 しかし、術者に途轍もない負担をかける。 だから、その事を知っていて欲しいと。 命を懸けねば使えない力だと…… エレノア様同様、あの時、フリージア、お前は命を懸けたのだな……」


「…………」




 ま、まぁね。 ほら、ハリーストン殿下って、王族だし、私の婚約者だし………… ねぇ…… バレちゃったよ…… モリガンが怖い目で私を見てんだよ…… 知らんかったって目だよ…… レイヴンもあん時は離れてたし、私しかいなかったし、助けを求めても時間が無かったし………… ね、判ってよ




「王太子としてではなく、アイツの兄として礼を言わせてもらう。 ありがとう」


「勿体なく……」




 宰相様がね、慎重に言葉を選びなら、私達に云うのよ。 とっても大事な事を、口にするって感じでね。




「殿下…… それに、貴方達にもお願いが、有るのだ」


「「「なんだろうか?」」」


「この事実は伏せたい。 万が一、アノ者達に知れれば、また要らぬ策動を起こし掛けない。 フリージア殿のこれからも考えるに、秘匿するのが賢明かと存ずる。 勿論、御婚姻の日の直前まで、辺境領に居て貰うのが宜しいかと存ずる。 国王陛下の周りにも秘さねばならん。 王妃殿下の耳に入れば、アノ者達が動き出す…… 如何か?」


「……まさしくな。  宰相殿のご提案に首肯する。 この場において明らかになった事柄は、秘匿する事にしよう。 なによりフリージアの安全の為に。  ―――あいつ等の動きは、相変わらずか」


「ええ、殿下。 殿下に御子が望めないと、あらゆる場所で吹聴しております。 そして、殿下よりハリーストン殿下に王太子を禅譲し、その妃に彼の者の連枝である、フルブランド法衣伯爵家の、グローリアをと……」




 な、なんですと? なに、その黒い策謀。 ―――なんか黒幕ってのが、見えて来たような気がする。 グローリアって言うのは、私の異母姉でしょ? という事は、フルブランド法衣伯爵の主筋の人? っていうか、本家の高位貴族の人? まぁ、私もその線には入るんだけど、私には他国の人の血が混ざっているし、その人が純血主義の人なら、まぁ、私は排除されるよね。


 なんかの駒にされそうではあるけど、御父様の態度から類推すると…… 無いか…… 単に邪魔者ってだけだね。 



 えっと、名前なんだっけ……



 えっと、えっと……




 《 ねぇ、レイさん、聞いてた? 》


 《 ええ、良く聞いてたわ 》


 《 誰か、予想付く? 黒幕…… 》


 《 ええ、予想と言うより、記憶ね。 誰だか知ってる 》


 《 誰? 》


 《 モリアーティ=ドルド=レーベンハイム侯爵。 現王妃様のお兄様であられる、レーベンハイム侯爵閣下よ 》


 《 ……そ、そうなんだ 》




 なんか、いきなり構図がはっきり頭の中で浮かび上がったよ…… とっても鮮明にね。 黒幕さん…… 権力欲の強い、策謀好きな、黒い御方……


 一本の線になって繋がったよ。


 なんか、トンデモナイ大物が出て来たって感じ。


 皆さんの表情も暗く、沈痛な面持ち。


 まぁ、国の三分の一を抑えられている様なものだし、御連枝含むと相当な数の貴族さんがあちらの関係者。



 個人的に、戦う相手にしては……



 ちょっと、大きすぎるかもね。



 考えなくちゃ。



 知識は武器よ。 法は盾よ。



 御領地に戻ったら、勉強し直しね。



 モリガン、 ” 眼 ” と、 ” 耳 ” の対象決まったね。 レイヴンに伝えて。 監視の強化と、動向の把握に全力を、挙げてほしいって……




 ミサーナ=マーガレット=ランドルフ王太子妃に、




 あんな事しやがった連中……




 許せるわけが無いもんね……







ハッキリとして来た、王都の状態。


王族はまだ一枚岩と言える状況かな? ついに出て来た、黒幕さん。 さぁ、反撃の準備の時間です。 御爺様はどう動くのか。 そして、なにより、フリージアは何をしようとするのか。 彼女の幸せは何処に有るのか。


頑張れ、負けるな、我らが姫さま。



物語は、加速します。



次回、反撃への道程 (予定は、未定です

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