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八天宮と呼ばれる建物の中の一室へと入っていく二枚羽の天使とあなたを横目に天使達が忙しそうに書類を運んでいる。


「最近仕事依頼が多いんですよね。どうやら神々の中で世界創造がブームのようでして。ただ、結構見切り発車な世界創造を行う若手創造神が多いので、崩壊目前な世界が後を絶たないんですよ。」


つまり、崩壊を食い止めたいがその方法が分からない若手創造神が、ここに崩壊阻止の手伝いを依頼してくるわけだとマートは言う。

しかし疑問がわく。


「全く。もっと早くに依頼してくれればいいものをギリギリまで放置するものですから、我々もそれなりのベテラン天使を派遣しなければならなくて若手育成もままなら...え?何故世界崩壊を依頼してまで止めるのか、ですか?」


崩壊させてしまってから新しい世界を創り直した方が話が簡単ではないのか?まぁ創られた世界側からすれば迷惑な話なのだが。


「神々には神々のルールがありまして。世界創造もリソースを食うんです。無意味な世界の乱立はエネルギー問題を引き起こします。ですので、世界崩壊を起こした創造神にはそれなりのペナルティーが課せられることになっております。」


なるほど、と納得していると扉がノックされる。


「兄さん、今宜しいですか?」

「構いませんよ。どうぞ。」


失礼します。と扉が開くと、手に封筒を持った女性天使が立っていた。

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