空飛ぶ箱
~ロナスタン共和国上空~
航空救難団は陸軍司令部からの情報を聞いていた。
司令部
『司令部から航空救難団』
救難ヘリの無線から聞こえた。
すると古河がマイクを取って言った。
古河二尉
「こちら航空救難団です。どうぞ」
司令部
『救難要請です。そちらが向かっているクリーク駐屯地から近い街ラールの川で男の子が取り残されているとの通報です。』
古河二尉
「現在の状況は?」
司令部
『クリーク駐屯地の部隊が救助をしようとしてますがいまだに救助出来ていなく救助は困難だそうです。』
古河二尉
「了解しました。
小林機長あと何分で着きますか?」
小林機長
「あと十五分ぐらいかと思います。」
古河二尉
「あと十五分で到着します。」
司令部
『こちら司令部、了解しました。
幸運をお祈りします。』
古河二尉
「全員、救助準備だ!!急げ!!」
すると救難員の釜田と神田が準備を始めた。
古河はもう一度無線のマイクを持って言った。
古河二尉
「古河からビワー2」
坂田一尉
『こちらビワー2です。』
古河二尉
「ビワー2は現場に俺たちより一足早く行って状況の確認をお願いします。」
坂田一尉
『了解した。』
すると隣を飛んでいたU-125A救難捜索機が現場の方向に飛んでいった。
~セールの街 川~
ここでは住民、256戦車分隊の隊員たちで救助方法を考えていた。
ミオ中尉
「あの子供はどこの子なの?」
ミオが言うとラリーが
ラリー少尉
「あの男の子はアンドレ・マッソン君です。
ここの街の教会の孤児院の孤児です。」
そのとなりにいる教会の牧師のボラー・ライフが
ボラー
「昨日の夜に行方不明になってみんなで探していて朝になったらあんなとこにいたんです。」
ミオ中尉
「分かりました、ありがとうごさいます。
ラリー、なんかいい救助方法ない?」
ラリー少尉
「一番いい方法はロープを繋げた浮き輪を投げてつかませて岸まで引っ張る方法なんですが…」
ミオ中尉
「ラリー、それだとあの子供が増水した川の濁流に耐えられるかどうかよね…」
ラリーは頷いた。
そこに無線機を持った直がやって来た。
杉本軍曹
「隊長、司令部への報告しました。」
ミオ中尉
「それで司令部はなんと言ってた?」
杉本軍曹
「救助部隊を送るそうです。」
ミオ中尉
「それはどのくらいで来るの?」
杉本軍曹
「今、確認中ですが…」
すると無線から『司令部から戦車256応答せよ。』
と聞こえた。
杉本軍曹
「こちら256戦車分隊です。」
司令部
『256、そろそろそちらに救助部隊が来るはずです。』
すると上空から「バッバッバッバッバッバ」という音がしてきた。
そこには見たことのない箱型の乗り物がいた。
直の持っている無線機から声がした。
古河二尉
『こちら航空救難団、256戦車分隊応答せよ。』
ミオは無線機を直の手から取りマイクに言った。
ミオ中尉
「こちら第256戦車分隊」
古河二尉
『256、これより救助を開始する付近から住民を離れてもらってください。』
ミオ中尉
「了解した。」
そしてミオは空を見上げた。
その驚きに目を点にしていた。




