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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

画面越しの光と影

作者: 西 光太郎



 HK416が火を吹いて、敵を血塗れにする。私は恍惚な笑みを浮かべる彼を見て、それから深く息を吐く。

 君は知らないから笑えるんだ。

 敵の目を掻い潜り、ナイフに持ち変えて、擦れ違い様に喉を切る。吹き出す赤い雨に見とれて、彼はまたもや微笑む。

 そしてアサルトライフルを持ち構えた時、彼の体を無数の弾丸が突き抜ける。鉛の悪魔が赤い尾を引き、宙を駆ける。

 撃たれて倒れる彼。暴言と悪態を吐き散らす。けれどもその顔には苦痛が無い。

 やがて時間が来ると、彼はまた元の位置に戻され、そしてまた殺戮の嵐に笑みを浮かべ始めるのだ。

 君は知らないだろう?

 本当の死を、本当に死ぬ事を。



 そう思いながら、私は彼に向かって引き金を引いた。笑いながら、嘲りながら。

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― 新着の感想 ―
[良い点] わかると「なるほど!」と嬉しくなる 短いけれどメッセージも入れ込む完成度 [気になる点] どこかでネタを教えて欲しかった 漢字や気取った表現が目立つ(あえて?) [一言] ゲームの中で殺…
2013/01/17 12:00 退会済み
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