店長、悪の組織に捕まる・・・ってマジ?
「先輩先輩ぃー!!」
「ん? どうしたそんなに焦って?」
「大変です、店長が、店長が・・・」
「店長がどうした!?」
「店長が、店長が・・・」
「ああ・・・」
「店長が店長が店長が・・・店長が・・・」
「・・・・・・」
「店長が店長がてんちょ・・・おぇっ・・・むせた」
「早く言えよぉ!!!」
びにこん。
第4話「遺言 THE ダンシング」
店長がぎっくり腰で入院しました。
「突然過ぎるっ!!」
「先輩・・・何にツッコんでるの?」
そのため、店長はしばらく店には来ません。
つまり、夕方勤務は平壌と東久留米だけ。
「不安だあああぁぁぁぁ!!」
「落ち着いてください先輩。焦ったら奴らの思うつぼです!!」
「誰の!?」
「イーイー」
「まさかの悪の組織絡んでるっ!?」
「ちょっとーレジまだぁ?」
「中華まんないの?」
「半額セールはよ」
「しょ、少々お待ちをっ!!」
やっぱりと言うか。
新人2人だと、全然手が回らない。
店の中が軽いパニック状態。
そして今日に限って客が多い。
「ねえ、これ半額じゃないの?」
「すみません、ライターどこにおいてますか?」
「まるぼろメンソール一つ頂戴」
「フライドチキン一つ」
「ちょっと、トイレ紙が切れてるんだけど」
「先輩、メール便お願いしたいんですけど」
「お前は働け!!!!!!」
もうてんやわんやだ。
「ふぅ・・・やっと終わった・・・」
シフト終了の時間。
「いやぁ、今日は疲れましたね先輩」
「・・・お前が言うな」
今日はホントに大変だった。
「・・・そういや東久留米さん、今日何した?」
「え?」
「今日ほとんどレジにいなかったけどさ」
「ああ、今日は先輩がメール便受理してくれなかったので、隣のミルクマークのコンビニ行ってメール便だしてました」
「はぁ!!?」
「帰りにからあげさんの新味買ってみたんですけど、もうちょいコショウが欲しいかなぁってとこです」
「いやしらねぇよ!!」
「で、ついでに病院行って、店長のお見舞いして、遺言を聞いてきました」
「ぎっくり腰で!? 死ぬの!?」
「遺言、私の遺産は全てユニ〇フの・・・」
「まさかの募金!? 店長って良い人・・・」
「遺産は全てユニセ〇の現地スタッフのジョン・マークリーの嫁さんのミセス・ケイトさんに全てを相続します。ケイトさんまたいつかベッドの上でフィーバーしようね」
「店長おおおぉぉぉ!!!!」
「もう今の嫁とは別れる。疲れた」
「まさかの浮気かい!!」
「ケイトさん、次はいくら払えば一緒にベッドダンシングしてくれるかい?」
「金っ!!?? そういう関係!!??」
「店長、泣いてました」
「最悪だぁ!!」