〜。・そこにいたのは・。〜
「よ、っと」
風黄は今の爆発で転がってきたダンボールをよけながら、倉庫へと向かった。
「うぅ・・・」
「ってー・・」
風歌とエンは間一髪でダンボールの山に隠れ、直撃を避けたが、爆風で、10メートルほど飛ばされた。
「何だ、まだ生きてたのか・・・」
ライトは、驚いたような顔で二人を見る。
「っう〜〜・・・生きてたのかってね〜・・縁起の悪いこと言わないでよ!」
風歌は立ち上がり、ライトへ指を向ける。
その後に、エンが立ち上がる。
そして、エンは手をぎゅっ、と握り締め、手を開いた。
すると、なかには手のひらサイズのかなり燃えている火の玉が現れた。
そして、エンはそれをボールのように投げる。
それは、見事な曲線を描き、ライトに向かう。そして―――・・
ボオォォンッッッ
と爆破した。
「くっ・・」
ライトは顔の前で手をクロスさせる。
「どうだっ!オレだって、だてにかみさまやってんじゃねーんだよ!」
そう言うと、エンはまたさっきと同じ動作を繰り返した。
ポンッポンッポンッと、投げられる。
ライトは隙を見て、その場から移動する。
「オイッ、風歌!オマエも戦えよ!」
「え・・・う〜ん・・・嫌かも・・」
「はぁぃ?何言ってんだ?」
「その通りだよ、あたしは・・―――戦いたくない」
「・・・・・・・・・」
「何だと・・?」
二人は絶句した。
「だって、戦いで神を決めるなんて・・変だよ!」
「けどな・・決まったもんは・・しょうがないんだ・・」
エンの言葉に、風歌は、
「決まった?だったら、やりたい人だけやればいいじゃん!あたしはやりたくない!反逆者でもいいし、裏切り者でもいいし、なんでもいい。けど、やりたくない!」
「オマエ・・・何言ってるんだ・・そんなの無理に決まってるだろ!?」
ライトもそうとう動揺している。
戦いの最中にそんなことを言われたら、驚くだろう。
「やりたくない、か」
「!――って・・・いぃ?」
「誰だ!?・・ん?・・・は?」
「あ―――って・・・えっ!?」
「何?」
そこには、栗色の長い髪の子がいた。
「えぇぇぇっ!?光の神!?」
「・・・・・・・・・・!?」
「何で!?えぇっ!?」
「・・・・・・・・・・驚きすぎじゃない?大体―――・・」
『!!!!!!!!!!???』
三人が同時に驚いた。
そこにいたのは――――・・・
あ〜う〜・・下手。
成長しないですね〜・・・。
いいかげん、成長しないと・・。
後、見てくれてありがとうございます!