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????と???

 





 闇がいつからいたかわからないけど、ずっとの話。


 いつも目の前には真っ暗な黒。


 目を開けているのかも、わからないほどの黒、闇、でも怖くはない。


 怖い?なんだろう、わからない。


 でも、いやなこともない、不快でもない。いつも通り。時間がただ通り過ぎるだけ。


 最後は大いなるものとなるために、ただ時間を待つ。塚らが満ちるのを、待つ。


 そんな中、急に火の気配と何かの生き物がこちらに近づいてきた。いままでここに来る生き物はいなかったのに。


 そうして、私を見つけた。そこには人間がいた。


 何やら、私のほうにしゃべっているがわからない。音じゃなくて魔力に意見は乗せればいいのに。


 でも、なんとなくその人間が心地よく、気になるのでついていくことにした。


 ここの外は、私の仲間もいるがほかの属性がとても強くすごく騒がしい。


 今は太陽が出ているせいかしんどい、やはり光の時間でちょっと一緒に外に出るのは無理かな、とまた元居た場所に帰ろうとすると、人間は闇を黒い袋にいれてくれた。ここなら少しマシかな。


 夜になると闇の時間だ。


 人間は闇をどこかに運んで行ってたが、夜になると袋から飛び出して周りを見てみると、なんだか騒がしい音がいっぱいある。


 人間たちがワイワイ、がやがや、水のこぼれる音、入れ物の割れる音。


 ここは、人間たちが何かを口に入れる場所みたいだ。金属と物を交換してみんな口に入れているから。


 闇が付いてきた人間も何かを口にしている。そして私は木を加工したものの上でそれを見ていた。

 時折、闇の方へしゃべる。


 何を言っているのかわからないから、ちゃんと魔力を乗せてほしいと思いつつも、闇だけにしゃべってくれることがなんだかうれしかった。


 そして、人間は昼間は森の中で獣や魔物などを狩り、夜は闇と酒場?という場所でご飯を食べて、すごした。


 しゃべる言葉はわからないことが多かったが、他の精霊と会う機会がギルド?という場所であり、教えてもらうことができた。


 そうして、だんだん闇も人間といることでつよくなり、その分周りのことも理解できるようになった。


 強くなることはとてもうれしいし、できることも増えてうれしかったが、何より人間の男の言葉が分かるようになってきたのがうれしかった。


 そんな時、闇には名前があったことに気が付いた。


 闇はフィールという名前だったのだ。初めて知ったが、よく男は、ガイナは闇のほうにその単語、フィールと言っていたなと思った。


 闇のことを読んでいたんだ!


 自分だけの名前がうれしい。闇はフィールと言います。


 ガイナは冒険者というものであり、日々魔物を狩ったり依頼にある植物などを採取して生活しているらしい。


 親はなく、ずっと一人だというので、フィールが親になってやろうと思う。長く生きているものが親らしいので。フィールはずっとこの世界にいるからね!年上ってやつだよ。きっと。


 親は子を守るものらしいので。守るよ。そしてずっと一緒にいるからね。


 フィールは大いなるものになるために特別に強く作られたから、強いんだ。


 そうして、日々暮らしているとあるとき大きな魔物が現れる気配がした。だが、遠いところで、まだまだ小さくここには影響もないだろう。


 そう思っていたのにガイナは行くという。


 なぜだかわからないが、討伐依頼が出たからという。依頼を達成すると私が昼間でもダメージを負うことなく外に出れるらしい。


 そんなアイテムがあるから、討伐に出るという。


 強くなったから、少しぐらい日に焼けても大丈夫なのに、そういうけど、それも嫌だというガイナ。


 わがままだなぁ。でも親だから、フィールはガイナの親だから一緒に行くし守るよ。


 そうして、旅立つ私たち。そう私「たち」だよ。楽しいね。いつも一緒。


 ガイナは毎日何かを食べないといけないから、狩も手伝うよ。生き物の体の中のずっとドコドコ動いてる場所をキュッとすると、死ぬんだよ。そうしたらごはんになる。


 まあ、ご飯になる前にお肉にしないとガイナは食べないけど。


 料理というものにもするらしい。色々食事をするのには大変だけど、人間はそうするみたいだ。ガイナが言うならそうなのだろう。


 そうして、大きな魔物を一緒に倒した。大きな体と大きなしっぽがあって時々大きな口で火を吐いてくるので少し大変。


 炎の精霊も付いていて邪魔だったけど、ガイナと一緒に倒したよ。


 そうして倒したらいつものように魔石を取り出す。


 ギルドでの証明にするらしい。ガイナが少しケガしてるみたいだけど、フィールが治すよ。


 大好きなガイナがつらいのは嫌だもの。


 あ、気が付いちゃった!


 こんな同じ気持ちでガイナはフィールのことが大好きだから、フィールがいたくないようにアイテムほしいんだよね。ふふ。気が付いちゃった。ふふふ。うれしいなあ。


 大切ってことだよね?フィールのことが大好きなんだよ、ガイナは。ふふふ


 そうして、ガイナと一緒にギルドに行ったのだけど、、、。あれ?でも、なんか。


 えと。何だか英雄だとみんながうれしそう。ガイナもうれしいみたいで、よかったけども。でも。


 気が付くとガイナの周りにいっぱい人が来て、お嫁さん?もできてフィールとあまりあってもくれなくなった。


 周りのいっぱいの人間が邪魔をするんだ。大きい火の精霊もフィールの邪魔をする。


 なんでかな?フィールはガイナのこと大好きなのに、ガイナもフィールのこと好きなのに。なんで会えないのかな。


 周りにケガをさせてはだめだし、町の中では魔法を使っちゃダメだって言われているけど、でも。だめ?嫌いになる?それだけは嫌だ。


 でもね。ガイナ会いたいよ。


 お腹の中がなんだか、ずーんって重たいよ、ガイナ。しくしくするよ。ガイナ。


 また、フィールは闇になるのかな。一人になるの?また、名前もなくて、ずっと。


 もしかして、とても嫌な考えが思いついたんだけど。


 もしかして。


 フィール嫌いになった?


 でも、ねえ、ガイナ。


 ガイナ、どこ?おしゃべりしたいよ。

 近くに、いさせて。











 、、、、、、見つけた。ここにいたんだね。ガイナ。でもなんで動かないのガイナ、おしゃべりしよう?


 なんで、こっちを見てくれないの?


 怒ってる?ここが嫌になったんじゃないかな?そうでしょう?ね。


 そうだ!いいこと考えたよ!

 フィールいっぱい強くなったからどこにでも行けるよ。

 ねえ、そうしよう!!楽しいよ。また冒険するんだ。


 ガイナ?



 ガイナ?なんで?胸がドコドコ、してないの?


 ガイナ?ふぃーる、だよ。

 ガイナ?



ここまで読んでくださり、ありがとうございました。


随時準備ができれば毎日投稿していきたいと思っています。

よろしくお願いします


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