はじまり
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高校を卒業した俺は、学校のジャージを来て、ダンジョン協会に来ていた。
友達に一緒に行こうと誘われていたが、俺は1人だ。
説明会は、しっかり聞いておきたい。
「…説明は以上です。では、実際にダンジョンに入ってスキル構成と職業を決めてください。改めまして、スキルは取ったらもう変更出来ません。職業はいつでも変更出来ますよ。」
初期ボーナススキル枠は、4つ。
レベルが10上がるごとに、スキル枠は1つ増えるらしい。
俺は色々考えて決めた。
伊達恭介 LV1
職業
探索者
スキル
超成長
マッピング
スキル強奪・コピー無効
異空間収納
さあ、冒険の始まりだ。
その日の午後、早速、家の近くのダンジョンに入った。
無人のゲートに、探索者カードをかざす。
ゲートが開き、俺はダンジョンへと続く階段を降りていく。
石畳のトンネルのようなダンジョン。
スライムが跳ねている。
近くに、行ってバットで叩く。
破裂するスライム。
光の粒子が俺の体に吸収される。
残ったのは、スライムゼリーと魔石。
異空間収納を使う。
そうして、ダンジョン一階層の探索を終えるころには、超成長の効果もあって、LV10になっていた。
各フロアごとにレベル上げ上限があり、1階層はLV10まで、2階層はLV20まで…というふうになっているので、もう1階層には用はない。
そして、新しいスキルを選ぶ。
罠察知。
「ただいま。」
「おかえり。どうだった?」
「まあまあ。」
「そう。あ、今日は、さんまの塩焼きよ。」
「おー。さんま好き。」
「早く、手を洗って、風呂入ってきなさい。」
「はーい。」
次の日。
今日は、2階層に行く。
2階層は、歩き草が出るそうだ。
階段を降りると草原だった。
天井も空になっている。
何より広い。
これ、マッピングなかったら詰んでるな。
それに、罠も多そうだ。
早速、モンスター召喚の罠を見つける。
危ないから踏まなかったけど。
歩き草のドロップは、低薬草と魔石。
錬金術スキルがあれば、ポーションも作れるらしいが、作れるポーションは、100円くらいの値段の物なので、今、錬金術スキルをとる必要はない。
夕方には、LV20になった。
鑑定のスキルをとる。
友人たちから連絡が来る。
明日、一緒に潜らない?
今は、もうちょいスキル取りたいからいいや。
そっか。じゃあ、また今度!
すまんな。また、今度!
さらに次の日。
3階層。
敵は、うりぼう。
小さいイノシシ。
倒していく。
なんか、動物虐待みたいでつらいが、仕方ないだろう。
夕方、帰ろうとしていた俺の前に大きなうりぼうが現れる。
鑑定する。
おおうりぼう。
そのままだ。
どうやら、ユニークモンスターのようだ。
倒すと何かしら良いことがあるらしいが…。
俺は、息を潜め、新しいスキルを選ぶ。
罠設置:落とし穴。
おおうりぼうの歩く目の前に設置する。
踏み抜き、頭から落ちるおおうりぼう。俺はバットで頑張って叩いて倒した。
光の粒子が俺に吸収される。
おおうりぼうを異空間収納に保管。
ステータスを確認するとスキルスロットが1つ増えていた。
俺は、解体のスキルをとった。
家に帰り、母にうりぼうの肉を渡す。
「明日の夕飯は、しょうが焼きにしようか?」
「お願いします。」