トレーニング げふげふー
月曜日 朝8時半 ちょいすぎ Day44
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視点変更 榎本
今日も恒例のトレーンングの日
大きい会議室へ行くと 皆が机と椅子を並べてる
榎本 :「おはようございます」
タケシ :「おはようございます
コーヒーと 紅茶ありますが
とりあえず 机とテーブルを揃えてから」
***10分後***
テーブルと椅子が揃え終わり
タケシさんがプロジェクターにラップトップをつなげて確認
榎本 :「はい ウェットティッシュ
好きなの選んでください
ただそっちの箱は」
榎本 :「参加者用ですね? 分かってます」
トレーニングが始まるまで
皆でパンを取りハムハムしながらコーヒーや紅茶を飲む
樋口さんも途中で参加して紅茶を飲んでる
***9時10分***
人が どんどん 会議室に入ってくる
榎本 :「おはようございまーす コーヒーと紅茶そこです
あと ミニドーナッツとミニカップケーキです」
***5分後***
おはようございます 今日の議題はズバリ3つ それぞれ1時間づつです
タケシ :「最初が プロジェクトの大まかなスケジュールについて
次が樋口さんからのトレーニング
最後が前回の機材アップデートについて」
***20分後***
五木 :「以上が大まかなプロジェクトの概要になりますけど」
本部 :「まー 俺達がやるなら問題ないだろうなー」
榎本 :「私はちょっと不安」
九段下 :「意外と工程あるなー」
二木 :「大丈夫だって」
タケシ :「あなた達なら大丈夫だと思っています
ただ。。。自信が驕りにならないようにしてください
まだ 時間ありますね?
私から1つ追加で
良く 日本の品質は世界1!! と言われていますが
それは本当にいい事なのでしょうか?」
五木 :「品質が良い のは いい事なのでは?
タケシ :「例えば とても良いゲームを作りました
これは いい事でしょうか?」
五木 :「いい事ですよね?」
タケシ :「では とても良いゲームを作りました
でも 売れませんでした
どうですか?」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
タケシ :「世界一の品質の製品を作りました でも 売れませんでした」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
タケシ :「売れなかったので お金が無くなってきて
品質も落ちてきました ますます売れなくなりました」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
五木 :「なんで 売れなかったんです?」
タケシ :「ライバルが 9割の品質のものを半額で売ったからです」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
タケシ :「昭和の世代は当たり前の行動で
物事をやり切る力と強引なコミュがあります
ただ既に過去の遺物で ありこれだけでは世界で戦えません!
高度経済成長期なら別だったんですが。。。
いい物を作った だから売れた
その感覚が抜けていないんですよ
コスト 品質 速さ
そのどれか2つは必要なんですよ 物を売る為には
世界の他の会社も日本と同等の品質に追い上げてきてますし
日本が高度成長期に数十年かけた日本は品質が良いのブランド
当時は世界1でした
それから数十年すでに経っています!
他国が数十年かけて既に追い上げています!
無駄に自信があり
それが続くと周りが見えなくなっている場合が多いです
グループシンキング
あるグループに属していると
そのグループマンセーになり周りが見えなくなります
実際に聞いた海外の支部の人との話
日本の会社は
我社の商品は世界一です!
品質に自信があります!
我が社 以外ではその部品作れないでしょう!
海外のその支部と取引をしていた会社の人
あー あの日本の会社?
あんだけ値段 高いなら品質がいいの当たり前でしょ?
えー 取引は辞めたよ
だって 韓国の会社の方が良かった
品質 日本の会社の9割 でも 値段が半額だし」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
タケシ :「昔は電化製品 機械 全て日本製
【未来に戻る】の映画でもマイケルJさんが日本製は良いと
良い者は殆ど日本製っ言っていました
テレビは日本製 世界の亀山―
アクオス作ってんだよ!!
とかありましたけど でも 今では
ディスプレイ ディスプレイに関わる製品
韓国製や中国製が多いですよね?
色々な会社を見せてもらう機会があったので
言わせてもらいたいのですが
北米にある 大手の会社 日本、アメリカ、中国、韓国、ヨーロッパ
当然ながら互いにシェアの取り合いをしています
アメリカにはアンケート専門の会社があります
コンシューマーレポートや JDパワー
何やそれ? て思うかもしれないですが
料理やレストランで言う ミシェラン
そのサービスや製品版です
いわゆるアンケートや調査によって
それぞれの会社の製品やサービスが格付けされます
ミシェラン2つ星をとったレストラン
美味しそう 高そう 満足できそう
いろいろな感想があると思いますが
良い宣伝になりますよね?
同じようにJDパワーで1位をとった 入賞した
いい宣伝文句になるんですよ
例えば 榎本さん
JDパワーで 2年連続品質1位だった
その会社の製品は どう思われますか?」
榎本 :「品質2年連続1位は凄いですね?」
タケシ :「そして トロフィー授与されるんですよ
会社の入口に 受付デスクの横とかに
ガラスのショーケース そして
恭しく品質1位のトロフィーが置いてあって
その会社に行ったらどう思います?」
榎本 :「トロフィーですか? すごいなーーって」
タケシ :「では 立松さん 質問です
昨年1位をとったトロフィーが置いてあったら?」
立松 :「まー 凄いんじゃないですか?」
タケシ :「じゃー 5年前1位をとったトロフィーが置いてあったら?」
立松 :「5年前ですか?」
タケシ :「カナダにある工場で
工場長は品質管理に自信がある
ウチの工場は凄いんだぜ! と言っていました
驕り高ぶってて 下請けにお土産要求とか値下げとか
堂々と要求していましたよ
その驕りはJDパワーのトロフィーらしいです
その工場の入口には
コンシューマーレポートの写真やJDパワーのトロフィーが
置おいてありました
トロフィーは2001年と2002年でした
20年前 品質が1位だった
これは 今も凄い事になるのでしょうか?」
立松 :「いや 20年前は凄かったけど それ以降は全然凄くないのでは」
タケシ :「なぜ そう思います?」
立松 :「だって 最近トロフィー取ってないって事でしょう?
他の工場の方が凄いって事では?」
タケシ :「アメリカに支部がある日本の会社とかにも
伺わせてもらったりしたんですが
単純な構造の部品なのに
品質は世界一で他社に負けない自信がある!
内には独自な工程や品質管理方法がある!!
単純な部品や製品なのに
いかに品質が凄いかを説明する為に複雑な工程が~ とかですか?
色々と宣わっていたのを多く見てきているんですが
そんな単純な部品や製品になにそこまでしちゃってるの?
ドイツ フランス 韓国 カナダ アメリカ
コスト度外視して技術的に作ろうとすれば
日本を超える品質の物 作れちゃうんです
でも作らない なぜなら売れないから」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
タケシ :「先程も言いましたが
数十年前は 日本の品質は世界一でした
日本が数十年かけた日本は品質が良いのブランド
他国が数十年かけて既に追い上げています
技術 知識 マニュアル 行程 世界では同じレベルの作れます
じゃー なぜ作らないのか?
NASAや軍事など予算に糸目が無いような場合は
純粋に品質だけで問題無いです
でもBtoB BtoC のビジネスモデルでは
景気を考える必要があります
カスタマーが何が欲しいかを考えるに必要があります
コストを含めたニーズが何かを考える必要があります
そして 景気が下向きの場合は値段が重要になってきます
日本の品質よりは劣る でも 値段が半額
品質が1位の製品ではなく 売れる製品
買ってもらえる値段の製品を作るからです」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
タケシ :「間違ってもダメな例にならないようにしてください!!
以前 コンシューマーレポートで1位の品質!!
小声でごにょごにょ 10年以上前だけど
良い品質なら お客様はわかってくれるはずだ!!
小声でごにょごにょ 値段たかいけど
良い物は高いのです!
小声でごにょごにょ 値段は下げたくない
だから 要らない付加価値をつけてるけど
シェア争いで勝てると思いますか?」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
タケシ :「凝り固まった思想
過去の栄光にしがみつく
過去の栄光にしゃぶりつく しゃぶりつくす
現在と過去は別物なのに
昔は良かった
俺の時代は凄かった
そんな 会社の足を引っ張る思想を持つ人よりも
まっさらな 若い世代の人の意見を
個人的には大事にしていきたいと思うのですが
上島さん この間 引退した杉本さんとかちあってましたね?
皆も知ってるように
昔や良かったと ほぼ毎回 言うような杉本さん
この間 引退しましたけど
あの時は 純粋に 杉本さんが悪かったと思ってます
なのでアイスをあげます」
タケシさんが 冷凍ボックスから1つアイスをあげる
タケシ :「あなたの考え方の方が会社の為になります
なので 杉本さんは怒鳴って否定してましたけど
これからも アイディア がんがん お願いします」
そして タケシさんが 冷凍ボックスから2つ目のアイスをあげる
タケシ :「怒鳴るのは パワハラ―
と思われるかもしれませんが
精神攻撃はホスタイルエンヴァイロメント
それも 一種のハラスメントです
それを踏まえて個人的なお願いなのですが
正論だとしても 杉本さんは杉本さんなりに
頑張っていて会社にも貢献していました
それを あそこまで ズバッと言うのは
アイデンティティー崩壊につながるので
彼は自己防衛の為にあなたに怒鳴ってました
だって杉本さんの精神を
ロジックハラスメントで崩壊させようとしてましたし」
上島 :「。。。。。。。。。」
タケシ :「パワハラ対ロジハラ。。。
部署違うし 観なかったことにしよう
でも これ ゴジラVSガメラみたいだなー
コモドvsコブラでもいいかなー
興味深いなー なーんて 思っていた
タケシって人がいたらしんですけど」
樋口 :「ちょっと タケシさん!」
タケシ :「え? 樋口さん
なんで私を見るんですか?
この会社には タケシって名前の人が3人います!
それを私だと決めつけるのは良くないですよ!」
二木 :「うわーーー すげーー 言い訳」
タケシ :「正しい 正しくない もありますが
上の世代は コスパ タイパの代わりに
コミュ力と仕事を成し遂げる力と経験があります
それを踏まえたうえで
あまり 上の世代を虐めんといてください」
そして タケシさんが 冷凍ボックスから3つ目のアイスをあげる
タケシ :「ぐらいですかね」
斎藤 :「あのー とある政治家が
2位じゃダメなんですか?
っていってましたけど」
タケシ :「スパコンは金に糸目をつけない
あれは1位争い 2位じゃダメです
なんでそんな単純な事わからないんですかって
思った人は正解です
値段じゃなくて最先端 争いなんで1位じゃなきゃダメです
でも金に糸目をつけない場合なので あれは例外ですけど」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
タケシ :「ただ 品管の土井さん
不具合が在ったとします 50回に1回の不具合です
不具合を直した場合
3倍の150回試せば 95%のコンフィデンスレートで
不具合が直ったと言えます
ただ6倍の300回試せば99%のコンフィデンスレートで
不具合が直ったと言えます
4%のコンフィデンスレートの為だけに工数が倍です
これ やる価値ありますか?」
土井 :「4%の為だけかー。。。よほどのことが無ければ無いなー」
タケシ :「その通りです
安全とか 不具合で裁判になりかねないとかなら
直した後の検証も数をこなさないといけません
じゃー 不具合が100回に1回だとします この場合は」
土井 :「1%かー 不具合内容に寄るけどカスタマーと相談かなー
大抵は直さないと思うけど」
タケシ :「今までの小さいプロジェクトだとそれが正解です
ただ 今後やる大きいプロジェクトだと話が変わります
例えば 鎌田の案件 1万人が毎日 使用するプログラム
不具合が100回に1回だと1日100人が経験しちゃいます
そうするとクレーム案件になりかねません」
全員 :「うわーーーー」
土井 :「それって 指標みたいなのあるんですか?」
タケシ :「その為のRPNです
この間 レポートであえて残したいって言ってた奴です」
全員 :「ああああああああ」
タケシ :「まー そのあたりは実際 大きいプロジェクト始まってから
細かくやっていきますけどね
工数 コスト 等が同じなら 間違いなく1番を目指してください
ただ忙しく 大した内容でないのに
3シグマじゃなく6シグマにしたり
工数を倍にする行動は 避けてください
避け方はRPNを使ってください
まー 土井さんなら
サビ残をして会社に寝泊まりして
工数倍にするんだろうなー ちらっ ちらっ」
土井 :「いや しませんよ!!!」
タケシ :「残業はダメです!!
残業があったら仕事量の割り振りか 不具合が多すぎか
なんらかの問題があるはずです
でも残業は必要です!!!
それはピーク時です!!!
プロジェクトが終盤で納期との関係 最後の追い込み
そこではダッシュが求められます
それを普段から残業 普段からダッシュだと
ピーク時 間違いなく潰れるので 普段は定時を目指してください
普段は8割 ピーク時は10割
120%?? んなもん存在しません!!
そんな事したら 人が潰れてしまいます」
本部 :「まー 追い込み時点はきついからなーー」
立津 :「ですよねーーー」
タケシ :「兎に角 品質に関しては ケースバイケース
あと RPNを使用してください
間違っても 常に高品質
その為にコストと工数が無限 みたいな選択はしないでください
品質が1番で有る事は 昔と違いそこまで重要視されないので」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
タケシ :「休憩時間を挟みますので
少し早めですけど アイスを皆に配ります
食べるなり 冷凍庫にいれるなり してください
じゃー 次は樋口さん トレーニングお願いします」




