反省会 その2
日曜日 3時半 ちょいすぎ 新宿 Day1
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視点変更 斎藤
落ち込んでいたが まさかボーナスが貰えるなんて
てか あんた なんでそこまで分かってんのよ
もしかしてこいつ 本当に優秀なんじゃない?
タケシ :「そして5つ目が胆力です」
斎藤 :「胆力?」
タケシ :「まー 最後までやり遂げるというもので
これが一番きついんですけどね」
斎藤 :「そうなの?」
タケシ :「はっきり言って あの場から帰りたかった
会長との話面倒だった
色々食べたかった
車じゃなければワインをもっと飲みたかった
皆が美味しそうに食べてるステーキ手を付けたかった
膝が痛いので立って待っていたくなかった
さらし者になりたくなかった
ただ それでもエスコート役を受けたからには
男として全うする責務があります」
斎藤 :「本当にごめんなさい」
タケシ :「個人的には【Apt p〇pil】のシチューを思い浮かべて
絶対に負けないようにしてますけどね」
斎藤 :「アプトパピル?」
タケシ :「まー あとで話します」
そういいながらナゲットのソースを出す
そしてナゲットの替わりにポテトを付けて食べ始める
そしてソースを差し出してくる
私もポテトにソースをつけて食べる 美味しい
タケシ :「スイートアンドサワーも嫌いではないんですけど
ハニーマスタードの方が好きです」
斎藤 :「サラダの時にも言ってましたよね」
タケシ :「アメリカだと普通にあるんですよ
スイートアンドサワーをクリーミーにした感じの味で
凄く美味しいんですけど
ちなみにカナダだとポテト頼んじゃダメなんですけどね」
斎藤 :「なぜです?」
タケシ :「ポテトに塩振ってないとこが多いんですよ
あとケチャップがないんです
マヨネーズが出てきます」
斎藤 :「美味しいんですか?」
タケシが首を横に振る
斎藤 :「。。。。。。」
タケシ :「ただビッグMCの肉が4枚のタブルビッグMC
あと肉の質がアメリカより遥かに良かったので
ハンバーガーは強くお勧めできますが
うちの祖父がキングサーモンの釣りの旅行でバンクーバーに行って
その帰りに洋食嫌いな祖父に あえて食べさせたんですけど
普通に美味しいっていってましたし」
斎藤 :「。。。。。。」
タケシ :「あとこれ知ってます?
アメリカの教授からならった世紀末の食べ方です」
そういってタケシがポテトをシェイクに付ける そして食べる
斎藤 :「え? それ美味しいの?」
タケシ :「メロンに生ハム理論です
ポテトの塩味とシェイクの甘さ
ポテトの熱さとシェイクの冷たさ
見栄えが悪いわりには いけちゃうんですよ」
そう言われて私も試す。。。。なによこれ 普通に美味しいじゃない
タケシ :「ドイツだとビールが売られてたり
スイスだと日本の8~9倍の値段だったり
ミドルイースタンだと肉が使われてなかったりとか
意外と文化ごとに同じ店でも色合いが違うんですよね
日本の月見とタツタは個人的には別格だと思ってますけどね
逆にグラコロ 最初がカリッ だったかもしれないんですけど
3段落としで
サク トロ アチッて広告 見たんですけど
アチッの部分で舌 軽度の火傷してんじゃんって思いましてね
だから 怖くて 一度も頼んだこと無いんですけどね」
斎藤 :「。。。。。。」
タケシ :「ちょっと待っててくださいね」
そしてタケシがサラダ用のフォークとホットケーキ用のナイフを持ってくる
そして 紙袋から箱を2つ取り出す
タケシ :「ちなみに斎藤さん ボーナスタイムです
半分差し上げます。。。。が罠が仕掛けられてると思います?」
斎藤 :「罠ですか?」
タケシ :「YesかNoかで」
斎藤 :「これって会長からもらったやつですよね
なら多分Yesかな?」 。。。。。。良く分かんないけど
タケシ :「私もそう思います」そして箱を開ける。。。。。。2箱目も開ける
タケシ :「罠しかけられてました
良かった両方 空けて」
そして箱を見せてくる。。。。。。。え?。。。。これって
タケシ :「会長と私が食べなかったステーキで作られたサンドイッチです
あの肉 下手したら10万いくので
2箱で20万のサンドイッチですか 半分あげますよ」
え? あの美味しいお肉のサンドイッチ
しかも半分くれるの? やったーーー!
斎藤 :「じゃー 1箱 貰っていいんですよね?」
タケシ :「残念ながら罠が仕掛けられてましたので
切り分ける必要があります」
斎藤 :「罠?」
タケシ :「見てわかりませんか?」
斎藤 :「。。。。。。。。。。」
タケシの方を見て首を振る
タケシ :「1箱目がプロバローニチーズ、トマトソース、サラダ、玉ねぎの4種類
2箱目がブルーチーズ、ミートソース、レタス、玉ねぎサラダの4種類
ここで1箱 斎藤さんにあげたとします
それで万が一 次 妙子さんと合って
サンドイッチどうだった? ときかれて
4種類しか答えられなければアウトです」
斎藤 :「。。。。。。。。。。」
タケシ :「個人的には2度と会いたくないんですが
お守りとして全種類味わう必要があります
ので 半分に切り分けます」
そういってタケシが1箱目と2箱目を半分に切る
そして半分をそれぞれの箱とスワップする
タケシ :「どうぞ 超高級ステーキのサンドイッチです」
斎藤 :「え? いいんですか?」
タケシ :「はい そのかわり
1個毎に文章1行分の感想、あとで聞かせてください
チーズと相性が良かった サラダとは合わなかった
塩がきつかった みたいな1文でいいので8種類分」
斎藤 :「わかりました」
タケシ :「あと ナゲット食べてもらっていいですよ」
斎藤 :「ありがとう」。。。そういわれてナゲットを頬張る
タケシ :「私からはあと1点話したい事があるんですが
なにか質問ありますか?」
。。。。。。。あ、そういえば
斎藤 :「あの タケシさん たまに英語使ってましたよね?」
タケシ :「英語って日本語と違ってほぼ対等なんですよ
サーやマームなどリスペクトをする表現もあるんですけど
丁寧語で声を荒げても弱弱しい かといって
タメ口で声を荒げるのも違いますよね?
無礼者以外の何者でもないので なので
怒鳴りたい 怒鳴り返したい場合はあえて日本でも英語でいいます
相手が英語使えないと引いてくれる場合が多々あるので
座れっていってるだろ!!
はっきり言って初対面の人間に向かって言う言葉じゃないですよね
何様のつもりだ! あの秘書もどき」
斎藤 :「あれ ムカつきましたよね
そうか あそこで英語いってましたよね
アイ セッド リーブミーアロ―――ンって
え? でも秘書もどきなんですか」
タケシ :「ちゃんとした会長秘書は あのフロアチーフだそうです
従妹さんに確認しましたし
会長室じゃなく社長室に出入りする人だそうです あの秘書もどき」
。。。。そう言われると納得いく
斎藤 :「演説は座って聞けなかったんですか?」
タケシ :「流派と場合にもよります
会長がパウダールームの後 直接
会場の前で演説してくれれば座れたんですけどね
わざわざ 座れないようにいったんテーブルに戻ってきて
しかも席につかなかったのには参りました」
斎藤 :「それだと 座れないんですか?」
タケシ :「流派によりけりです
ABAなら立ったまま迎えろと自分は教授に習ったんで
ABCAとか間に2つ行き先があれば
テーブルに戻ってくるときに席を立つだけで良かったんですけど
会長 コッチの流派のマナーを知っていました
あそこまで 悪意を持って逆手に取られるとは想定外でした」
斎藤 :「なるほど あとサンドイッチを頼んだのは?」
タケシ :「まー あの会長が こそこそ フロアチーフと話してたんで
多分お土産用に高い肉をなんとかしてるんだろう
そうすると西洋のマナーの人なんで
弁当じゃなくてサンドイッチかな? と」
斎藤 :「でも仕事 頼めなかったんですか?」
タケシ :「それは斎藤さんがパウダールームで主張するべき事です
しなかったんですよね?」
斎藤 :「すいません」
タケシ :「例えば 斎藤さんと 一緒にハンバーガ―屋に行きます
そこで好きなもの頼んでいいよ? って言われて
ハンバーガーでなく ランボルギーニって言ったら
顰蹙かいますよね?」
斎藤 :「それはそうでしょう。。。。え?
。。。じゃあ あの何でもいいって言うのは?」
タケシ :「普通に罠です まー こっちが
どういう反応するのか見たかったんじゃないですか?
それでサンドイッチって言うと
当たってた場合 観察力がある事を見せれますし
実際に妙子さんも私の分もあげてっていってましたし
因みにどっちが私の分で どっちが妙子さんの分かわかります?」
斎藤 :「すいません そんな違い 私にはわかりません」
タケシ :「ヒントはドレッシングの会話です
私の分にはちゃんと手づくりの
ハニーマスタードがサラダについてます
会長の方はブルーチーズが入っています」
。。。。。ちょっと そこまでの違いがあるの?
しかもなんで当たり前のように気づいているのよ!
。。。やばい こいつ。。いや タケシさん マジ優秀!!
タケシ :「たかがサンドイッチといって気を抜いてはいけないんですよ
。。。面倒ですけどね でもあのフロアチーフ相当優秀だなー」
斎藤 :「。。。。気疲れしないんですか?」
タケシ :「しますよ!!。。。でもさっき国ごとに色々ポテトの食べ方や
お勧めのハンバーガーが同じ店でも違うって話したじゃないですか
そういう違いを常に見つけようとしてれば
自然に気付くようになりますけどね。。。
自然に気付くようにしないと 気疲れでとてもとても。。。。」
そういいながらタケシさんが首を振る
斎藤 :「あっ! あと 先ほど晩餐会では8つって言いましたよね?」
タケシ :「自分 無理ですよ!
絶対参加しちゃダメですよ!
やめてくださいよ! お貴族さまじゃないんで」
斎藤 :「お貴族さまなんですか? 残り3つ」
タケシ :「社交ダンス
バー いわゆるワインを含めた酒と葉巻
あとお金のかかるスポーツ 乗馬とかですか
どれも子供の頃からやってないと無理です
また貴族レベルの経済力がないと出来るものではありません
社交ダンスは お貴族さまでは
ダンスフロアやスタジオが家にあったりします
ワインと葉巻 ウィスキーもそうですけど 1万から数百万しますし
乗馬とか馬飼える
または馬のオーナーとしての契約とか必要になりますし」
斎藤 :「ダンスとバーは解かりましたけど
スポーツ 乗馬なんですか?
ゴルフとかスキーとかの方が高そうですけど」
タケシ :「日本だけですよそれ
ゴルフ アメリカだと
18ホールを14ドルとかで手軽にできるんですよ
打ちっぱなしの方が高くついたりします
ビリヤードやダーツも普通にスポーツバーとかでできますし
スキーも意外と安いですしね
ただ 乗馬 あと馬に乗ってラケットを振るうポロ とかですか
ブルジョワじゃないと出来ないじゃないですか
社交ダンスの服 平気で50万以上しますしね そこそこの奴で
ヨーロッパでは水が良くないので代わりに
子供にワインを飲ませたりとかありますしね」
斎藤 :「付け焼刃じゃダメだと」
タケシ :「1回だけなら運が良ければ誤魔化せるかもしれませんが
まー 間違いなくどこかでボロ出ちゃうでしょうね」
斎藤 :「1点 話したいって言ってたのは?」
タケシ :「ぶっちゃけ 五反田に関わるの止めません?
内には会食が得意な営業がいない
まー 間違いなく契約書で足元みられるか
罠仕掛けてくるか してくるでしょうし」
斎藤 :「してくるんですか?」
タケシ :「引っかかるような奴と関わりたくない って感じで
平気でやってくるでしょうね
相手の事 平気で下に見てくるレベルだと思いますし」
斎藤 :「。。。。。。。。。。。。。」
タケシ :「あと 一昔前だと 五反田と取引があるって
ステータスになってましたが
ネットがある今の時代 取引先は色々選択肢ありますし
斎藤さん
今日のサラダを食べる時
なんであんなに緊張してまで食べなきゃならないんだ
って思いませんでした?」
斎藤 :「すっっっっごく思いました」
タケシ :「顔には出さなかったですけど 普通にムカつきましたしね
なにエスコ―ティー攻撃してきてんだと」
斎藤 :「ムカついてたんですか?」
タケシ :「人として当然ですよ
出来るだけ守る形で反撃したつもりですが」
斎藤 :「あ あれ 助かりました」
タケシ :「でも わざわざ 百貨店含む落ち目の産業が目だつ系列と
会食などで気を使いながら取引まで持ち込んで
そのあとも気を負って胃が痛い思いをするよりかは
普通に五反田のライバルの方に営業をしたりした方が
うちの会社の為になるんじゃないですか?」
斎藤 :「そう言われればそう思います」
タケシ :「苦労して招待状もらったの解りますが
実際 五反田のボスを見て五反田と取引したいと思いますか?」
斎藤 :「厳しいですね」
タケシ :「確かに顔は覚えてもらってますが
予想では次は今日以上になりますよ?」
斎藤 :「うぎゃ! そうなんですか。。。。てかそうなりそうですね」
タケシ :「まーでも 万が一があった場合は次はタクシーでお願いします
あのワイン 1杯10万は行くと思います
タクシー代 払ってでも2杯飲みたかった
車の運転があるから味わうだけで
1杯すら飲めなかったですしね」
斎藤 :「まさかロマネコンティが出てくるとは」
そう言いながらナゲットを二人で食べ終わる
タケシ :「社長には好きなように言ってください
今回の件は斎藤さんが主導ですので」
その後 二人でシェークにポテトをつけて食べ終わり
タケシがトレイを二人分もってゴミを捨ててくれる
タケシ :「トイレ大丈夫ですか? じゃー 家まで送りますよ」
そして 二人で外に出て車に乗り込む
車の中
斎藤 :「そういえば 【アプトパ〇ピル】っていうのは?」
タケシ :「恐怖の四季の夏です」
斎藤 :「恐怖の四季?」
タケシ :「【スタンド〇イミー】って映画しりません?
【FF15】のオープニングで♪使われてましたけど」
斎藤 :「あの少年達が死体を見つける映画?」
タケシ :「はい あれが秋です
ちなみに原作だと【The B〇dy】って題名です
原作だと映画のエンディングの後
町に帰った後 不良たちに腕おられてフルボッコにされて
そのあと親友の勉強をみていい学校に入らせて
大人になってから町に帰ってから不良見かけたりと
結構重要なシーンがあるんですけどね
ショーシャンクは聞いたことありません?」
斎藤 :「あの刑務所はなしですよね?」
タケシ :「あれが 春です
冬がとあるブッククラブで聞いた妊婦の話
で 夏がゴールデンボーイ 別名 【アプトパ〇ピル】
そこでナチスの情報を得るための手口で
拷問の仕方が色々でてくるんですが
拷問よりも効果的なのが囚人にご飯を与えない
そして腹をすかせた囚人を部屋で質問しながら
隣の部屋でシチューをつくってその匂い部屋に流して
嗅がせるというのがありましてね」
斎藤 :「。。。それはどうかと思いますが」
タケシ :「その通りです
自分の場合それを思い出す事で 一瞬で食欲を遮断
出来るようになったのでまー 悪くないかなと」
斎藤 :「キングの小説って読んだ方がいいんですか?」
タケシ :「お勧めしません!
【クー〇ョ】とかそこそこ楽しめましたが
【IT】って本で
あー キング ペドじゃん って理解しちゃいましてね」
斎藤 :「【IT】ってあのピエロのやつですよね?」
タケシ :「映画は見てないです
ただ原作で繋がりを持つという為だけに
1人の女子に5人~6人の男子
全員小学生だけど性行為に及ぶというのがありましてね」
斎藤 :「小学生が1対5ですか?」
タケシ :「人間としてアウトです
挽回できないほどアウトです
開けちゃいけない扉です
ただニーズがあって好きな人もいるんですよ
全てが崩れ去りましたね
なんでペドが書いた本に俺 時間を費やして
読んだんだって後悔しかないです
個人的ですけど 気をつけないといけない作家です
読みたいなら止めません ただビジネスでは
好きな本で間違っても名前をあげないでください」
斎藤 :「わかりました」
そのあと 適当に会話していたら 家に着く
斎藤 :「あの 今日はありがとうございました」
タケシ :「ドレスとサンドイッチ忘れないでください
まーでも なんだかんだで悪くなかったですね」
斎藤 :「悪くなかったですか?」
タケシ :「斎藤さんのドレス姿みられましたし
うまい酒 味わえましたし
うまい肉もこれから味わえますので」
斎藤 :「でもあのドレス ダメなんですよね?」
タケシ :「会食用としてダメなだけで
ドレス事態は結構よくて似合ってましたよ」
斎藤 :「ちょっと からかってます?」
そしたら ニコッとしてくる
。。。。。。。。。。。。これはどっちだ? からかわれてるのかなーー?
タケシ :「じゃー 明日 会社で」
そういってタケシさんは車を出していった
。。。色々 考えさせられる日だった
。。。タケシさん エスコート本当にありがとうございました
とりあえず 夕飯のサンドイッチすんごく 楽しみ♡
リファレンス ネタ元 雑記 補足 隙あらば自分語り 必要ない裏技 etc
シェフからレシピをもらって作成しても大抵同じ味にはなりません
隠し味とかどこかあえて、レシピから抜かしているからです
ウェブスターの辞書にはあえて間違いが載せられています
これは他社がマネた場合 そくコピーしたと判断できるためです
同じように今回のマナー講座にも少しグレーエリアが入ってます
コピーしたら即バレしますので悪しからず
ちなみに辞書作成会社の場合 間違いを見つけて会社に電話すると
以前は図書券やギフトカードもらえました
私もギフトカード送れる立場になれればいいんですけどねーー
ちょい役が 一躍有名に
スタンド〇イミーの不良役 24で超有名になりましたよね
スネークの声優もやったりとか
星の王子 ニューヨ〇クへ行くの強盗役が
パルプフ〇クションで有名になったのと同じだと思ってます
70ズショーの父ちゃん、ランボ〇3でちょい役で出てます
ロボコ〇プの若作りには負けますが