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弓で出す  作者: ICMZ
76/85

トレーニング ふげふげーー

月曜日 朝8時半 ちょいすぎ Day37 会社

*************************************

視点変更 榎本


今日も恒例のトレーンングの日

小さいプロジェクトは大体 終わっている

そして大きいプロジェクトが始まるまで トレーニングは週1で行われている


大きい会議室へ行くと 皆が机と椅子を並べてる


榎本  :「おはようございます」

タケシ :「おはようございます

      菓子パンと総菜パン

      あとコーヒーと 紅茶ありますが

      とりあえず 机とテーブルを揃えてから」


***10分後***

テーブルと椅子が揃え終わり

タケシさんがプロジェクターにラップトップをつなげて確認


榎本  :「はい ウェットティッシュ

      好きなの選んでください

      ただそっちの箱は」

榎本  :「参加者用ですね? 分かってます」


トレーニングが始まるまで 

皆でパンを取りハムハムしながらコーヒーや紅茶を飲む

樋口さんも途中で参加して紅茶を飲んでる


***9時10分***

人が どんどん 会議室に入ってくる 


榎本  :「おはようございまーす コーヒーと紅茶そこです

      あと ミニドーナッツとミニカップケーキです」


そんな中 タケシさんが 土井さんと田辺さんと話している

土井さんが品質管理の主任

田辺さんはITの課長だったっけ


土井  :「え? そんな質問されても困る」

タケシ :「困るのはいいです

      今までやってこなかった   

      これ 社長も知っていますので 全く問題無いです

      ただ 知らないことは知らない

      あとは やるのは確定なので 前向きに返答してくれればいいです」

土井  :「分かった」

田辺  :「了解した」


***5分後***

タケシ :「おはようございます 

      今日の議題はズバリ3つ

      それぞれ1時間づつです

      といっても私のトレーニング 30分かからないですけどね

    

      最初が 監査について

      次が樋口さんからのトレーニング

      最後に営業部長の斎藤さんと社長から

      でっかい 案件についてです


      まず Audit 監査についてです」


タケシさんがプロジェクターでスライドを出す

そこには でかでかと 1行


倉庫を使うな!!!


タケシ :「以上です 何か質問は?」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」

タケシ :「素晴らしい!

      流石(さすが) 皆さん 理解がある!


      では 次に 樋口さん のトレーニングを」

斎藤  :「ちょ! ちょっと待って下さい!

      理解してません!」

タケシ :「えー!!  理解してない人ー 手ー 挙げて」


そしたら ほぼ 全員 手を挙げる


タケシ :「じゃー 2つ程

      1つ目は チャンネルスタッフィングです

      トレードローディングとも呼ばれます

      これ 意外とやってる会社あったりします


      例えば製品を作ります

      そして製品を納入してお金を貰い

      それを売り上げとして計上


      ただ 今期の売り上げが少ない

      このままだと株式総会で叩かれる

      なので 余っている在庫を

      とりあえず 買い取ってもらい納入して 売り上げとして計上


      株式総会では 今期 こんなに売れましたと

      ホクホク 凄い売り上げだと(のたま)

      総会を乗り切った後

      注文をキャンセルで納品した在庫を送り返してもらいお金を返す」

斎藤  :「それ ダメじゃないですか!」

タケシ :「ダメですよー

      会計や簿記に慣れてる人が見たら 一発です

 

      ただ コレ まだ マシなんですよ 実際 納入している分


      これが 酷くなると グレーエリアを使います

      チャンネルスタッフィング

      チャンネルを埋め尽くす

      チャンネルとは流通 納入の事です


      いわゆる 期が終わる直前に納入最中

      買取予定 として 売上を計上

      ただ 送料を掛けたくないし総会後キャンセルになる

      なら 送らずに 倉庫に隠して

      送った事にしてしまおう ってやつですか?


      これ 契約で外部監査が入る場合

      真面目な外部監査だと 

      鍵のかかっている倉庫を開けるように言ってきます


      これねー ばれた時に

      オー イッツミラクル

      こんな所に在庫があったのかー 奇跡だー

      とか見苦しく誤魔化してる人 見た事あります

      そして監査の人が

      これ 売り上げに計上してないですよね!?

      って言って すんごく気まずい沈黙になってました」

立松  :「イッツミラクルって凄い言い訳ですね それ!」

二木  :「普通にアウトじゃないですか!」    

タケシ :「ごくごくごく プハー コーヒー沁みる―

      普通にアウトでしたね

      ただ これはチャントした監査です   


      逆に能力の足りない監査

      阿吽の呼吸で息が掛かっている監査 

      文化の一部である中国のようにワイロを受け取っている監査 だと


      まー ザルなんで 監査やりすごせちゃうんですけどね」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」

タケシ :「ただ そうやって誤魔化して あとで国の監査が入って

      一発でアウト―― みたいな事もあるんで

      他の会社がどうとか 関係なく

      ウチではキチンとしてください!


      2つ目ですが

      似たようなことを品質監査でも行っています

      特に海外に支部がある日本企業!」

土井  :「品質監査ですか?」

タケシ :「大手との取引にはそれ相応の品質管理が要求されます

      これも大抵 契約書に記載されています

      問題は それを正しく行っていない


      機材のカリブレーション

      使用機器のライセンス状態

      海賊版や作成会社が見れるフリーソフトを使用していないか

      使っているパソコンのOSとVPN等のネットセキュリティ

      機密データの取り扱い方

      あとは 安物の機材で誤魔化している場合


      安い機材が悪いんじゃないですが

      高く正確な機材を使ってるって契約書には書いてて

      実際に違う機材で検証を行ったり」

二木  :「例えば?」

タケシ :「例えばですか?

      ソフトウェアの納入

      本来なら正しいエディターときちんとたチェックサムを確認して

      出すんですが

      すこしイジリたい 

      どうせテスト用だー だからノートパッドでちょこっと変更

      それを使ったりとかですか」

芝浦  :「あーーー」

タケシ :「検証中に いちいち 正しい手順だと時間がかかるのは解ります

      また正式リリースじゃないので 変更ってのも分かります

      ただ正式版のリリースノートの変更に記載漏れとかが

      出てきちゃう場合ありますよね?」

二木  :「この不具合 このソフトだと直っちゃってます

      この機能 入っちゃってます

      みたいな事ですよね?」

タケシ :「素早く対応 は大事です

      ただ大きいプロジェクトでそれやっちゃうと

      致命的になる場合もあるので

      とはいえ ソフト屋さんの事はソフト屋さんに任せます

      話を戻します


      機材のカリブレーション

      使用機器のライセンス状態

      海賊版や作成会社が見れるフリーソフトを使用していないか

      使っているパソコンのOSとVPN等のネットセキュリティ

      機密データの取り扱い方

      あとは 安物の機材で誤魔化している場合

      等があったとします


      それで 監査の2日前 プロジェクトリーダーがこう言いました


      この機材 カリブレーション されてない

      このコンピューターソフトライセンスが切れてる

      おーい 皆ー これらを そっちの倉庫に入れておいて―

      じゃー 鍵かけるよー これ 立ち入り禁止ねー

      監査の人が来ても この倉庫の事 言わないでねー」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」

タケシ :「これね 本当にね ガチでね

      やってない海外に支部がある日本企業の方が少ないです」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」

タケシ :「けど ウチは 違います 

      斎藤さんと社長が案件を取りました

      大手との取引です

      監査の対策といえばいいか準備をしないといけません


      でも 今までのスケジュールや内部報告書では

      品質監査が行われた記録がないです

      品管の土井さん あと ITの田辺さん

      これ 我が社 いつ頃やる予定なんですかね?」

田辺  :「え? まだ決めて無いです」

タケシ :「どの機材がどれだけ経年劣化してたり 

      カリブレーションを し直す為 制作会社に送ったりとか?」

土井  :「。。。。。。。。。やってないです

      けど やる必要ありますよね?」

タケシ :「ありがとうございます

      今まで必要なかったなら問題無いですが 

      今度 大手との取引です 必要性が出てきます 


      これ意外と時間がかかります

      機材やベンチを準備するだけ。。。って簡単に思えますが

      ガチで時間 取られます

      なので 本格的に大きいプロジェクトが始動する前に

      リソースと予定を組んでおく必要があります

      社長 これについて お願いできますか?」

社長  :「えーと 皆 聞いてくれ

      いま タケシ君から言われたように

      外部の品質監査を受ける必要が出てくる

      土井 田辺 樋口 タケシ 彼らをリーダーとして

      それぞれの部署の使用機材 個数 使用年齢

      ライセンス状態 経年劣化 等

      リスト化してくれ 予算は俺の方で何とかする」

タケシ :「田辺さん と 土井さん

      会社支給のラップトップとOSとスマホ

      古くなったって言ってたじゃないですか?」

土井  :「ですね」

タケシ :「自分の支給されたラップトップ 

      そろそろ新しくして欲しいんですよ

      これを機に新しくは?」

社長  :「仕事の効率も良くなるだろ

      スマホや機材などは

      耐用年数は4年で考えてくれ

      ラップトップは3年以上使っている

      場合は新しくする方向で」

社員  :「やったー」

社員  :「やっと この古いラップトップ卒業かー」

社員  :「よかったーー」

タケシ :「あとソフト屋さんからの協力は必ず仰いでください!

      特にソフトの場合 互換性だけは考えておいてください!」

二木  :「互換性?」

タケシ :「例えば エクセルのマクロとアドインを使うアプリを

      前の会社で使ってたんですが

      せーの で全てのコンピューターの

      エクセルのバージョンをIT経由で新しくしたんですが

      そしたら アプリの互換性が無くなって

      仕事が全く止まってしまった」

全員  :「うわーーー!」

タケシ :「あとは 32ビットから64ビットに

      アップグレードしたせいで

      ソフトを操作しても機材が動かなくなって検証が出来なかったり」

全員  :「うわーーー!!」

タケシ :「なので

      このバージョンのソフトに

      このバージョンのハードで 一度動くか 確認してから

      1~2台で試してから全部 更新するようにしてください


      機材やライセンス バージョンを更新していってください

      あと 検証用のソフトとか

      敢えてOSごとに新しいの買わせようとしてきたり

      別バージョンや別規格に対応する為

      新しいライセンスが必要といってきたり

      ライセンスについては発行会社の要求をそのまま呑まないで下さい」

立松  :「どういう事です?」

タケシ :「ウチには直接関係ないですけど

      自分の知り合いの話ですが

      最近だったらBTとかWiFiとか新しい規格でましたよね?

      それの検証用のライセンスが数倍の値段

      150万のライセンスが450万とかだったり

      でもリンゴのラップトップにその機能がついてたので

      そこをちょこっといじったらラップトップ

      1台分の値段ですんだり」

全員  :「うわーーー!!!」

タケシ :「検証ソフトを作る会社

      相手も商売なんですが

      ライセンスに関しては安い物じゃないので

      その判断もお願いします」

田辺  :「他に気を付けたりする必要があったりとかは?」

タケシ :「ITからの強制OSアップデート

      バックアップされて内容はそのまま移行されるからって言われて

      Cドライブやデスクトップの内容は保存されていましたが

      ダウンロードフォルダーが空になってて 資料が全部消えたり」

全員  :「うわーーー!!!!」

タケシ :「One Driveに移行するから

      って事でSharepointが強制てきに無くなり

      その連絡が伝わっていなくて

      そこに保存されていた仕様書が全滅だったり」

全員  :「うわーーー!!!!!!」

タケシ :「兎に角 バックアップは必ずしてください

      あと ベンチのメモリの互換性とかもしっかりと」

榎本  :「メモリって あの デスクトップとかで簡単に交換できる」

タケシ :「はい あれです

      マザボとの互換性は調べてるのは当たり前なんですが

      これ 2回程 検証用のデスクトップで

      増設失敗しているの見てます


      AIの実験でグラボとメモリを増設

      エンジニアが高いメモリかってデスクトップに入れても動かない

      IT屋さん呼んでも判らない

      製造元に連絡して

      サーバー用でデスクトップ用じゃなかった


      全く同じ大きさ、規格、名前、でも製造番号の最後の記号だけ違う

      自分はパソコンに詳しいと自負してても

      流石にこれは知らなかったですね」

全員  :「うわーーー!!!!!!!」


その後 いくつか 質疑応答

自分のスマホが変わる

自分のパソコンが変わる

それについての具体的な失敗例 注意点

色んな人がタケシさんに質問している


また 会社の携帯は アポーかドロイド のどちらかに統一したほうがいい

等々 時間ギリギリまで質疑応答は続いた

建設的な話し合いが行われた後 樋口さんのトレーニング

そして 恒例のアイスを食べながら休憩してから 

社長と斎藤さんによる プロジェクトのついての説明が行われた


リファレンス ネタ元 雑記 補足 隙あらば自分語り 必要ない裏技 etc


高いソフトを使用しているといって実際は安いソフトを使用する

その上が 海賊版を使用する

その上が ライセンスが明らかに切れてるのに使い続ける

***古いオフィスのソフトだと互換性が無い場合があります

その上が ヤバめのフリーソフトを使う

プレジとかAd〇beとか フリー番だと内容筒抜けの場合があります

意外とそれ知らないで作成したのもがネットにあったりします

使えるからいいじゃん それは個人の場合で

プロとしてお金を貰う仕事でやったら普通にアウトです


でも機材を全部倉庫 あと 監査員に話しかけるな――

これ ほんと止めてもらいたい

ある意味 手遅れの腐っちゃってる会社がコレです


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