トレーニング げふー RPNの闇
火曜日 朝8時 ちょいすぎ Day31 会社
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視点変更 榎本
本日は午前中トレーニングをするとの事
少し早めに来てと言われたので早めに出社
だと思っていたら電話で全然 別案件を言われた
少し待っていると九段下さんが会議室から出てくる
ただ 九段下さんが 頷いてくる
何かありそう
そして九段下さんと入れ違いで入ったのが小さい会議室
榎本 :「失礼しまーす」
中に入ると人事の のぺー としている樋口さん と社長がいる
樋口 :「おはようございます
榎本さんに お話しがあります
嫌なら断ってもらっていいのですが」
***10分後***
。。。結果 給料が上がってしまった
九段下さんは2年目の契約が終わる来週から正社員
私の場合は期間が短いから 準正社員 いわゆる 直接契約
ただ 今の派遣会社を どおしても辞めたくない場合は今のままでもいいが
直接契約だと中抜きが無くなる為 お給料が高くなる
当然ながら同意する
ただ今の派遣会社との契約が終わったタイミングで
会社側から切り替えをするので
こっちから派遣会社には連絡しないでくれとの旨 言い渡される
やったーーー!!!!
榎本 :「え? でも 本当にいいんですか?」
ここできき返しちゃうあたり日本人だな
まー これで だめーー!! とかなならないと思うが
社長 :「次のプロジェクト前に給料あげられないか?
って タケシさんに言われててね」
。。。。。。トチギアか 後で お礼を言わないと
樋口 :「そういえば 9時15分からトレーニングですよね?
これから申し訳ありませんが
そっちの手伝いお願いします」
榎本 :「了解しましたー」
樋口 :「必要な書類はあとでメールさせてもらいますので」
榎本 :「分かりました では 失礼しますー」
ウキウキ気分で 大きい会議室へ行くと
みんなが机と椅子を並べてる
榎本 :「おはようございます」
タケシ :「おはようございます」
そして親指を 上 横 下 に立ててくる
親指を上に立て返す
トチギアがニコッとしてから
タケシ :「コーヒーと 紅茶ありますが
とりあえず 机とテーブルを揃えてからです」
***8時55分***
テーブルと椅子が揃え終わり
タケシさんがプロジェクターにラップトップをつなげて確認
タケシ :「はい ウェットティッシュです
好きなの選んでください
ただ そっちの箱はダメです」
榎本 :「ミニドーナッツ?」
タケシ :「です」
会議が始まるまで
皆でパンを取りハムハムしながらコーヒーや紅茶を飲む
樋口さんも途中で参加して紅茶を飲んでる
***9時10分***
人が どんどん 会議室に入ってくる
榎本 :「おはようございまーす コーヒーと紅茶そこです
ミニドーナッツもあります」
***5分後***
タケシ :「おはようございます
今日の議題はズバリ3つ それぞれ1時間づつです
最初が フォームについて
次が樋口さんからのトレーニング
最後に営業部長の斎藤さんから でっかい 案件についてです
まず このフォーム何ですが
2つ程
1つ目は 自分はプログラムを組んでおります
その為 フォームの記入は必ず行ってください!!
また 違う書き方をするとエラーが起きるので
フォーマットと書き方は必ず従う様に
この部分は交渉しません! 出来ません! 必ず従ってください!」
この時点で 半数の参加者が うわーー という目をする
タケシ :「2つ目ですけど
このフォーム 無駄がちょーーー 多くないですか?
書くの面倒な部分多く無いですか?
必要のない部分が多く無いですか?
なので本日 この場で 簡略化をしようと思います
が
私はデータ信者です!
なので データを元に簡略化をして
その後 皆さんのアイディアを聞く形をとります」
プレゼンの次のページ
タケシ :「まず コラム Lーこれは重要な件ですか?
私が入社前のフォームを含め 約3000件調べました
いいえ がたったの8件!!
残りが全て はい です
しかも これ 答えを記載しないとフォーム送信できない
二木さん 2年前 いいえ を選んでますね?」
二木 :「えーーと確か入社当時 いいえ を使って
次からリーダーに常に はい を選べって」
タケシ :「常に はい ならこれ要らないくないですか?
どうしても要な人 居ますか?
居ませんね? はい コラムL 削除です」
全員 :「おおお」
タケシ :「次に コラムKの備考
これも記載しないとフォーム送信できませんね?
データでは 特になし N/A が殆ど
あとは コラムEの詳細を参照
これ 詳細と備考の違いわかる人いますか?
どうですか?」
後ろの席の人を指摘する
後ろの人:「え? 俺ですか?」
タケシ :「はい」
後ろの人:「えーーー とーーー」
タケシ :「正直にお願いします
因みに自分は 分かりません!」
後ろの人:「俺も違い分かりません!」
タケシ :「樋口さん
このフォーム作った人会社 辞めてるんですよね?」
樋口 :「辞めてます」
タケシ :「0から1を作った このフォーム作成者は偉いと思いますが
このフォーム数年アップデートされてません」
全員 :「。。。。。。。」
タケシ :「これ 今日で仮組で あとで必要があれば変更できます
その上で消してもいいと思いませんか?」
後ろの人:「消しても いいかもしれませんけど。。。」
タケシ :「言い方を変えます 使った事ありますか?」
後ろの人:「無いです」
タケシ :「ありがとうございます
削除に反対の方はいますかー?
いませんねー? ハイ削除!!」
全員 :「おおおお」
タケシ :「次にフォームの最初から
コラムAの名前 コラムBの日付
これ 支給されたラップトップから
自動的に記載されるようにします
本部さん 出来ますよね?」
本部 :「余裕 余裕」
全員 :「おおおおお」
タケシ :「次に コラムCのプロジェクトと
コラムDのCCN クリティカルチェーンナンバー
自分の仕事している部分のIDを入れてください」
芝浦 :「えーとそれ 新しい記載場所 増えるの?」
タケシ :「そうです 2カ所増えますがドロップダウン形式にします
そして これを入れれば
コラムEからセルH4まで削除できます」
全員 :「おおおおおおーーーー!!」
タケシ :「面倒で無駄な部分 ガンガン削除出来たと思いますが
反対の方いますかー?」
その後もデータを元に どんどん 簡略化されていく
実際に自分が関わる仕事 それも いい方向で変わっていくので
最初 興味なさそにしてた人とかも どんどん 質問とか
アイディア出したり してくるように
***40分後***
タケシ :「これが Before これが Afterです」
全く別物のフォームが映し出される
簡略化され見やすく使いやすい
皆 うんうん 頷いている
タケシ :「さてと。。。
最後がRPN リスクプラオリティーナンバー なんですが
自分としては残して欲しいんですが これ どうしましょう?」
二木 :「タケシさんは残したいんですか?」
タケシ :「YesかNoかで言われればYesです
ただ 半自動化の場合のみです
それでも うーん どうだろう?
ぶっちゃけた話 このRPN
まず 大手でちゃんと使用 出来てる会社は皆無です」
斎藤 :「え? ないんですか?」
タケシ :「舶 航空 重電 車 電子機器 医療や家電
自分で見たり 経験したり 人から聞いたりですが
1つも無かったですね
清々しいぐらいに無いですね」
全員 :「。。。。。。。」
タケシ :「まず RPNのおさらいから
これは 3つの数値を掛けて出た数値です
最小値が1 最大値が10
Severity (重大度) 不具合の重要性
Occurance (頻度) 不具合の発生率
Detection (検知度) ラインの場合は品管で検知される率
カスタマーの場合は認知できるか率
この3つを掛け合わせて 優先度を数値化する
凄くいいシステムなんすよ! 正確に使われていれば!!
ただ Occurance なんですが これ 人の感覚によって
数字が違います
頻度5 これは そこそこ起きるから5とする人と
実際のチャートで2000回に1回不具合が起きるから
5とする人が出てきたりします」
全員 :「。。。。。。。」
タケシ :「ただ 言わせてもらうと
明らかに2000回テストしてないのに
5ってする人が多いんですよ
1から10の中間だから5 とか
今日は5の気分 とか」
全員 :「。。。。。。。」
タケシ :「次に Job Security です」
斎藤 :「Job Securityっていうのは?」
タケシ :「いわゆる自分の仕事の安全確保の為ですか?
首や移動や降格が無いようにする為ですかね
例えば これ 北米で本当にあった話なんですが
誰もが知っている超有名な車の会社
そこで幾つかの不具合が発見されました
1)車のウィンカーの音が急に大きくなる
2)アプリのサブスクが間違って登録されてお金が取られる
3)Wi-Fiが動かなかくなる 一度車のエンジンを切ると直る
4)車のVINーVehicle Identification Number 登録の不具合
5)車の時計のサマータイムが正しく自動的に反映されない
ちなみに手動で変更はできます」
全員 :「。。。。。。。」
タケシ :「1)車のウィンカーはセーフティー関連
ドライバーが驚いて事故ったりしたら大変です
2)アプリのサブスクはお金関係で下手したら訴訟問題
3)Wi-Fiが動かないのは普通にカスタマーからクレーム案件
4)VINナンバーはライン止まっちゃいますよね
ただ これら4つを遥かに凌駕するRPNが5)です」
榎本 :「サマータイムの方が優先度高かったんですか?」
タケシ :「RPN700ぐらいに設定されてましたね」
五木 :「ありえないですよ!」
タケシ :「Job Securityだとありえますよ?
サマータイムが反映されない!
って社長の奥さんが文句言ったんで
部署総出で他の不具合ほったらかしで直してましたし」
全員 :「。。。。。。。」
榎本 :「。。。それ ダメじゃないですかー」
タケシ :「誰もが知っている名前の会社ですら
これですからねー
しかも 遊びが入ってきますし」
榎本 :「遊びですか?」
タケシ :「不具合が多い どの不具合から修正していくか
その為の優先度を決める数値です
自分の部署の不具合を優先して欲しい為
アクドイ部署は数値を多少高くしたりとかでます」
全員 :「うわーー」
タケシ :「そうすると 直すべき不具合が直されなかったり
正しく数値を入れている正直者の部署が不利になります」
全員 :「うわーー!」
タケシ :「直すべき不具合が直されなく
2次不具合が出てきたりで どんどん 溜まっていきます
そして直されない不具合が溜まってくると
カットオフラインができます
いわゆる 全ての不具合を直していたら
搬入 納入時期に間に合わない
その為 トップがRPN300以下は直さない様に
などと指示を出したりします」
全員 :「うわーー!!」
タケシ :「そうすると 今度は逆の現象がおきます
アクドイ部署は
時間が無いから直さない不具合を
重要度7 頻度6 検知度7 7x6x7=294
あー 残念だー
この不具合 優先度300 以下ーー
直したいけど直せないなー
本来の数値ではなくギリギリ直さなくていい数値に置き換えたり
直して欲しいのはギリギリ300超える数値にしたりですか
平気で数値 改竄し始めるんですよ」
全員 :「うわーー!!!」
タケシ :「Job1やSORP いわゆる大量生産に間に合わないから
数値を変えるとか会議中 堂々と言って
品質管理の副社長から お前なにやってんの?
優先度は時期で変わるわけねーだろ!!
って顰蹙かったりとか当たり前のようにありますしね」
全員 :「うわーー!!!!」
タケシ :「そして大手はさらにこの先を行く
部署の名前や人をシャッフルです」
本部 :「どうゆう事?」
タケシ :「例えば開発でヤバそうなRPNの数値変えたとします
そしたらプロジェクトが終わり次第
直ぐ別の部署に移動ですか?
数か月後 実際にサービスや商品がカスタマーに渡って
当然ながらクレームが来ます
問題のRPNの数値を変えた人は
前のプロジェクトの話はしないでくれ 今 忙しい
新しいモデルイヤーの担当は
それ前の人がやった数値だから俺には関係ない
ようは 自分で責任を取りたがらない
そして会社がそれを許容する」
全員 :「うわーー!!!!!」
タケシ :「ぶっちゃけ腐ってますね
まー ほとんどの有名な大手はこれです」
全員 :「うわーー!!!!!!」
タケシ :「そして下請けに直さなくていい って言っておきながら
お宅の部品で不具合出た! お宅がクレーム処理しろとか!」
全員 :「うわーー!!!!!!!」
タケシ :「大手で複数のプロジェクト同時進行の場合は大抵腐っちゃってます
RPN 正しく入力をした部署が不利になる
これがある事自体 その会社の文化が腐っている事を意味します
殆どの場合は分かってても直そうとしません
1度 部長クラスの人が直そうとして
当然不具合の数が増える
ー> 納期が送れる
ー> 他のプロジェクトと比べられ 査定で減点される
ー> プロジェクトから外される
直そうと頑張ったら馬鹿を見る
それを見ている他の部署の部長などがプロセスを直そうとしないで
ほったらかしにする 自分に火の粉が来るのを恐れるので
一度腐ると 自浄作用が働かなくなります」
全員 :「うわーー!!!!!!!!」
二木 :「でもタケシさんは 残したいんですよね」
タケシ :「正しく使われるなら 本当にいいツールなんですよ
まず CCNのIDを入れた時点で
重要度と検知度が自動的に決まる
何回やって何回起きたかで 頻度が決まる
必要に応じてチームリーダーが重要度と検知度を
プラスマイナス2まで変更できる
みたいに自動化 半自動化にすれば
遊びが無くなりフェアになります」
全員 :「おおおおお」
タケシ :「ただ これ
開発 次の機能を入れる為にこの部分を終わらせる必要がある
とかには反映されないですしー」
本部 :「だよなー
俺は個人的に嫌いなんだが。。。
でも タケシ 残したいんだろ?」
タケシ :「正しく使われるなら 凄く便利な機能なんですよねー
優先度が数値化される
数値化で可視化されるのは
あと部署同士がリソースの取り合いとかしなければ
遊びがなければ便利です」
本部 :「とりあえず そこ 自動化で残しておくでいいんじゃない?」
タケシ :「皆さん これ大手の仕事受注に必要な場合とかもありますし
とりあえず 今日は残す方法でお願いしたいですが
一応 仮組なんで ダメなら次回 削除も考えますし」
後ろの人:「おっけー でーす」
二木 :「まー 大分簡略化されたし こっちもいいですー」
タケシ :「因みに不具合の優先度を くれぐれも
不具合の直しやすさや
不具合の直すためのコストや工数
自分の部署への影響
これらで決めないようにしてください!!
有名な大手の殆どのマネージメントはこれらで
RPNの数値 改竄しまくってます!!
まー 腐ってますね!」
全員 :「うわーー!!!!!!!!!」
その後 休憩を挟み
樋口さんのトレーニングと斎藤さんからの新プロジェクトの説明
何だかんだで トレーニング後 アイスが配られた事もあり
皆 アイスを食べながら晴れやかな気分であった
リファレンス ネタ元 雑記 補足 隙あらば自分語り 必要ない裏技 etc
RPN 納期に間に合わなく直さなくていいと
勝手に判断で不具合を1*1*1と変更
本来有り得ない数値です
担当が変わり次の人も同じように
違和感に気づいた副社長が部下に調べさせるように
当時の会社は書類関係 最低3年キープだったので
3年までの担当は降格または自主退職をうながされ
それより前の 一番最初に1*1*1をやった人は記録が残ってないので
のうのうと 他の部署で生き残ってました
正直者が馬鹿をみるパターンが本当に多いんです
大手になれば 大手になる程
開発の人が得意げに数値を納期前に替えた事をいって
副社長が怒鳴ったのは凄いスカッとしましたが
大きい会社程 人が多くなるほど
自分関連の不具合 自分の部署の不具合を優先させようとしたり
それぞれ自分本位が出てくるので
そういう意味ではAIにこの作業をさせたり
自動化させたり 人の感情が入らないようにする必要があるのは事実です
個人的にAIが仕事とるのは 反対なんですが
之ばっかりは人の欲ではなく機械的に行われる必要があります




