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弓で出す  作者: ICMZ
50/85

ワインには60ドル以上かけるな

水曜日 正午 ちょいすぎ Day25

*************************************

視点変更 二木


お昼ご飯

クリームバスタをパクつきながらスマホで動画を観ている


高級ワインの動画

100年以上保存された幻のワイン

1本1億円以上

羨ましい

味は意外と甘いらしい

甘いワインか。。。

それでも いいなー と思ってしまう


今日は鼻で笑う声が聞こえてこない

でも後ろを振り向いたら

後ろには トチギアがいた


タケシ :「昼食 食べ終わった後でいいんで後でデスクに来てください」


そう言ってから居なくなる

えーと3日連続 何かミスったかな?

クリームバスタを食べ終えてから

立松さんとでも話そうとしたら榎本さんと話している

何時ものケーキバイキングメンバー

そこでの会話で先程の事を話す


立松  :「えー トチギアに鼻で笑われたの? またまた?」

榎本  :「タケシさんそんな事したんですか? またまた?」

二木  :「いや 今日は笑われなかったんだけど後ろに居た

      仕事の話があるらしい」


そしたら なんだかんだで付いて来るらしい

女性3人パーティー いざ行かん

そしてトチギアの机に

お弁当を広げながらスクリーンをほげーーと眺めてる


タケシ :「あー 二木さん

      あれ? 立花さんと榎本さんも どうしたんです?」


本当に毎回 なんで当たり前のように分かんのよ!!!!

こっちを見ないでスクリーンを見続けるトチギア

本当に後ろに目が付いているようだ

榎本さんと立松さんが周りを見渡している



***数秒後***

トチギアが席をクルッと回しこっちを向いてくる


タケシ :「二木さん 仕事の事ですが」

二木  :「あのー その前に さっき動画みてましたよね?」

タケシ :「あー あれですか。。。そうだ!

      立松さんに訊きたいんですけど」

立松  :「え? 私ですか?」

タケシ :「お寿司とお肉のカットオフって1万でいいんですかね?」

二木  :「カットオフが1万?」

立松  :「どういう事ですか?」

タケシ :「いえね 自分 ワイン 判らないんですよー 全くもって

      でも 先程 二木さんが高いワインの動画みてましたよね?」

二木  :「観てましたけど」

タケシ :「ワインのカットオフって60$なんですよ」

全員  :「?????」

タケシ :「まー 例外は毎回ありますよ」


でも そう言いながら タケシさんが手を斜めに

()()()()みたいに斜め上に上げていく


タケシ :「20ドルのワインは満足度20

      30ドルのワインは満足度40

      40ドルのワインは満足度60

      50ドルのワインは満足度80

      60ドルのワインは満足度99

      ワイン 満足度60ドルで頭打ちです」


タケシさんが手の()()()()を水平にする


タケシ :「これ 統計をちゃんと取った人が居ます

      そのあと100ドル払おうが、1000ドル払おうが

      1万ドル払おうが 数百万ドル払おうが

      満足度は99.1 99.2 とかさほど変化ありません

      逆にハズレ ブショネ を引いて下がる可能性すらある」


このトチギアーーーーーー  

ワインのカットオフ60ドルーーーーー


榎本  :「それ 本当なんですか?」

タケシ :「ハイ」

立松  :「ガチで?」

タケシ :「それがワインです」

二木  :「その言葉聞いた事がある」

タケシ :「あー あのズルが出来る漫画ですか?」

榎本  :「ズルが出来る漫画? 【雫の神】ってズル出来るんですか?」

タケシ :「はい フレームです」

立松  :「フレーム?」

タケシ :「例えばGMATっていう試験では筆記試験もあるんです

      あらかじめ文章のフレームを試験用に覚えておく

      そして主語と述語を入れ替えれば筆記試験簡単にクリアできます」

榎本  :「そんな事出来るんですか?」

タケシ :「出来ますよ

      例えば反証の問題の場合は

      3か所反論すれば基準点がもらえます

      仮説 行程 結果 をやり玉にあげる文章を覚えておく


      例えば 当時の試験であった問題が


      店長が最近CD屋の売り上げが落ちている

      これは海賊版が出回っているからだ

      だから海賊版がないレコード屋に切り替えれば良い


      これを反証してください みたいな問題で

      最初にレポート1枚分の覚えている文章をだーーーと書きます

      そして3カ所のみ書き変えます


      売り上げが落ちたのは海賊版のせいなのか?

      レコードでは海賊版はでないのか?

      レコードでCDと同じ売り上げが期待できるのか?


      この部分だけ変更します

      ただ 筆記試験の文字数

      レポート用紙1枚分書かないといけないんですよ 

      なので これ以外の部分の文章をあらかじめ覚えておく

      っていうやり方なんですけどね」

榎本  :「試験対策ですね? でもそれ ワインの漫画には」

タケシ :「同じように あのワインの漫画

      フレームでズル出来るんですよね

      表現がどうのこうの ってとどのつまり主観ですよね?


      秋の柔らかな日差しの中に揺れる無数の繊細な花々

      淡い色合いで時おり吹き抜ける優しい風に身をそよいでいる

      そして遠くからは教会の鐘が聞こえる

      ああ あれはサグラダ・ファミリアの鐘

      雄大な歴史と共に力強く(そびえ)え立つ神聖な存在 

      このワインはそれを思わせる


      てな感じのフレームを作って置けば どのワインでも表現

      通用しそうじゃありません?」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。」

タケシ :「毎回 同じだと芸がないので

      モナリザ――とか ミケランジェロ――とか バッカスーーとか

      数パターンの表現のフレームを用意しておく


      赤ワイン飲もうが白ワイン飲もうが関係なし 言ったもん勝ち

      いかにも今ワインを飲んで表現をしてる ってありますけど

      あらかじめ考えていた雄弁な表現を言ったもん勝ちじゃね?」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。」

タケシ :「あの漫画好きだからこそ 言わせてもらいますけど

      1は表現からワインを当ててました。。。いい感じです

      2はマリアージュの時に適当に表現を言う

      特にニュージーランドのワインの表現が 


      このワインだけだと日本の精密に描かれた美しい綿絵


      赤貝の鮨とマリアージュするとカブキなのが納得いかない

      ニュージーランド舐めてません?

      ニュージーランドワイン小馬鹿にしてません?

      ニュージーランド 素晴らしい観光地があるのに

      ニュージーランドのワインが綿絵だーーー?

      ザケんじゃねーぞと!

      ヘンテコな表現しないで素直に

      ベリー系の果実の香りに少し効かせたオーク樽の香り

      とか言っとけよと!!」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。」

タケシ :「大体 自分を含めた 一般ピーポーは綿絵やカブキなんて

      見た事ねーぞと!

      そんなもんに例えられても困っちゃうだろ! っと

      タダ券オカンが貰って来た事が有ったので

      1度だけ見に行きましたが カウントしちゃダメですし」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。」

タケシ :「3も同じ

      なんか 表現を競ってましたね

      ワイン飲んで表現大会でしたけど

      あらかじめ表現きめてたら勝ちじゃね?


      というか 主人公 

      1と2のヒロインじゃない女と子供つくってね?」

榎本  :「。。。。あのーー それ 言っちゃダメな奴だと思います」

タケシ :「表現? それともヒロイン?」

榎本  :「えーと 両方」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。」

タケシ :「えーと何でしたっけ?

      あー ワインの値段と美味しさです 60ドルで頭打ちです」

二木  :「えー? でも 凄く美味しいとか感じられたりとかは?」

タケシ :「それは フンイキです

      好きな人や憧れの人がいる 気が許せる友達とワイワイしたり

      美味しい付け合わせ いわゆるフルーツやチーズ

      あとは場所と後ろに流れている音楽とか


      それで満足度が100超える場合はありますが

      それはワイン単体では無いです

      そうですね

      そこの会議室で1人ポツンと (たたず)みながらとワインを飲んだ場合


      まー 会社で飲んじゃダメですけどね!!

      絶対ダメですけどね!!

      絶対の絶対にダメですけどね!!


      60ドルのワインで満足度が頭打ちです

      それを踏まえて訊きたいのですが

      立花さん 元営業でマーケティング

      営業慣れしている あなたにとって

      お寿司の満足度の頭打ち いくらですか?」

立松  :「3万じゃないですか? すきやばしの値段ですけど」

タケシ :「でも あの店の豊洲店でしたっけ?

      同じクオリティーのランチが

      2000円ぐらいだと思ったんですけど」

二木  :「えーと ショバ代が入ってるって事ですか?」

タケシ :「ショバ代? オンネ輝くザギンでしーすー 世代ですか?」

二木  :「え? ショバ代って言わない??」

立松  :「場所代ですよね?」

タケシ :「場所代を抜きで考えてお持ち帰りで

      そこの会議室で1人ポツンと (たたず)みながら食べた場合です」

立松  :「じゃー 7千円ぐらいかなーー」

タケシ :「意外と高いなー」

立松  :「えー? 安く無いですかー」

タケシ :「でも 仮に7千円としたら

      10万とか払って食べるの馬鹿バカしいって事ですよね?」

立松  :「味よりもフンイキにお金払ってるって事。。。。。ですね はい」

二木  :「えー? でも高いお寿司食べてみたい」

タケシ :「回転寿司30回と10万円の寿司1回

      自分は間違いなく回転寿司ですね」

榎本  :「カウンター寿司と回転寿司を比べ。。。ても最近は問題無いですね」

立松  :「回転寿司のクオリティーがすんごい上がってますから」

タケシ :「そうだ! この写真 これ結構前なんですけどね」


そう言ってトチギアがスマホから写真を映し出す


全員  :「。。。。。。。。。。。。。」

二木  :「ぶはははっはははーーーー 何ですかこれーー!!」

立松  :「え? なになに。。。はーー=== はははははは」

榎本  :「ちょっと なんな。。。うはははははは!!!!!」


スマホに映し出された写真

軍艦巻きにヤシの木のようなのが生えてる

枝分かれしている生セロリが軍艦巻きにぶっ刺さっている


タケシ :「いや アメ横の回転寿司の写真で

      今はもう潰れてると思うんですが」


それは回転寿司の具

普通にマグロやヒラメなどがあるなか

1つだけ ヤシの木のようながある


榎本  :「これ セロリですよね? 生セロリ?」

タケシ :「軍艦巻きに でっかい生セロリぶっ刺してます

      個人的に店の外の窓から これ見た瞬間 

      大笑いしてしまって 即 店に入りましけど

      高さ30センチを超える軍艦巻き 始めて見ました

      こんなん 食べれ無いですよ!」

榎本  :「しかも このセロリ 枝分かれしてますよねー」

立松  :「いや これは。。。」

タケシ :「店の他のネタの味は すんごく 良かったです

      ただ セロリは誰1人取る人が居なかったでけど

      自分が食べ始めて食べ終わっても流れ続けてました

      ぶっちゃけて これを超えるインパクトのある寿司

      見たこと無いです」

立松  :「これ 寿司と言っていいのか?」

榎本  :「普通にスライスしたセロリを乗せるじゃなくて

      軍艦巻きにセロリ1本丸々

      まるで生け花の様に刺してますからね?」

立松  :「これ インパクト パナイですね?」

タケシ :「これ 海外のなんちゃって寿司超えてますよね?」

立松  :「今まで 漫画やテレビ リアルで色んな寿司みましたけど

      これを超えるのはないですね。。。

      高さ30センチ超える寿司なんて無いですよ!」

タケシ :「寿司じゃないけど レミさんの

      野菜どんだけ盛りもこんな感じです」

二木  :「あー あのなんでもぶっ刺したり」

タケシ :「欲求不満なんでしょうね?」 

立松  :「昔のシェフでアスパラのベーコン巻きを

      縦に置いてたりとか見た事ありますけど」

榎本  :「食べ物で遊ぶなよって事ですよね?」

タケシ :「まーー えーと 何でしたっけ

      寿司のカットオフは7千円って事でいいですかね?」

立松  :「チョット考えさせてもらえないですか?」

タケシ :「別にいいですけど あくまで小話程度なので」

立松  :「判ってます」

タケシ :「あと ついでにお肉の方もお願いします」

立松  :「肉ですか?」

タケシ :「ステーキです

      オンラインで松坂牛1万で2枚ステーキ買えたりするので

立松  :「分かりました そっちも考えてみます」

タケシ :「そして二木さん あと榎本さん 仕事についてなんですが。。。」


そして軽く会話してから退散


榎本  :「トチギアでしたねー」

二木  :「まー 確かに」

立松  :「でも あのセロリ軍艦 あんなの見せられたら」

榎本  :「インパクト有りましたよね?」

立松  :「軍艦巻きに高さ30センチぐらいのセロリが刺さってるんですよ」

榎本  :「しかも両脇 枝分かれして木みたいになってましたね」

二木  :「でも外であれを見て店に入るトチギアもトチギアですけど」

立松  :「店の客引き 宣伝としては正解」

二木  :「あんなの有ったら私だって店 入っちゃうわよ」

榎本  :「そうだ 二木さん

      今度飲みにケーションがあったら

      ワイン頼んで言ってみてください


      サグラダファミリアの歴史を思わせるワイン

      雄大な歴史と共に力強く聳え立つ神聖な存在」

二木  :「。。。。ワイン飲んで表現 嫌だーーーー!!」

榎本  :「ははは。。。じゃあ立松さんに任せます」

立松  :「嫌ですよ

      でも480円のワイン頼んであの表現を言ったら」

二木  :「480円のワインであの表現。。。ははははは」

榎本  :「ちゃんと横で おおおお おお おおおおお

      ってワイン飲みながら喘いであげますから」

二木  :「はははは それ イヤすぎる 立松さん GO」

立松  :「GOじゃないですよ!」


残りの昼休みの時間 動画を見続けるが。。。

そして その後は真面目にお仕事



***5時間後***

仕事が終わり 帰りシューアイス買ってくる


二木  :「ただいまー」

二木弟 :「おかえりー」

二木  :「ほい シューアイス」

二木弟 :「オー シューアイス」

二木  :「ねー あんた もし 寿司食べに行くとしたら

      最高の満足度を得られるために幾らまで自分で出す?」

二木弟 :「2000円」

二木  :「おー 即答 でもなんで2000円?」

二木弟 :「子供の頃2000円札もらって

      それで鮨の食べ放題たべたんだけど

      すんげー 満足 

      だからそれ以上は出す気にならない」

二木  :「でも インフレとか考えたら?」

二木弟 :「じゃー 3000円かなー

      うーん 高くて5000円 でもそれ以上はないなー

      多分それ以上は 金かけた分 満足しないと思う」


リファレンス ネタ元 雑記 補足 隙あらば自分語り 必要ない裏技 etc


神○雫

何だかんだで好きな漫画です


ただ 神の雫騎士団の試験 表現だけで合否出してるんですよね

星の数ほどあるワイン

絶対 それ 飲んだこと無いってのあるはずですけど

しかも母親 ノートから 神の雫が解ってたりしてましたし


何だかんだで 好きな漫画です

でも比較的 新しい2000年以降のワインを多く出してるんですよね 

安いワインで表現をしたりしてるのを見ると

めしバナ刑事みたいに 盛ってない? って思っちゃいます


因みに とある国のソムリエはワインを味わう事はできますが

飲んだらソムリエのライセンス剥奪されるそうです

学校行って頑張ってソムリエのライセンスを取る

仕事の為 生涯ワインを飲めない

プロだと思います

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