ワインには60ドル以上かけるな
水曜日 正午 ちょいすぎ Day25
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視点変更 二木
お昼ご飯
クリームバスタをパクつきながらスマホで動画を観ている
高級ワインの動画
100年以上保存された幻のワイン
1本1億円以上
羨ましい
味は意外と甘いらしい
甘いワインか。。。
それでも いいなー と思ってしまう
今日は鼻で笑う声が聞こえてこない
でも後ろを振り向いたら
後ろには トチギアがいた
タケシ :「昼食 食べ終わった後でいいんで後でデスクに来てください」
そう言ってから居なくなる
えーと3日連続 何かミスったかな?
クリームバスタを食べ終えてから
立松さんとでも話そうとしたら榎本さんと話している
何時ものケーキバイキングメンバー
そこでの会話で先程の事を話す
立松 :「えー トチギアに鼻で笑われたの? またまた?」
榎本 :「タケシさんそんな事したんですか? またまた?」
二木 :「いや 今日は笑われなかったんだけど後ろに居た
仕事の話があるらしい」
そしたら なんだかんだで付いて来るらしい
女性3人パーティー いざ行かん
そしてトチギアの机に
お弁当を広げながらスクリーンをほげーーと眺めてる
タケシ :「あー 二木さん
あれ? 立花さんと榎本さんも どうしたんです?」
本当に毎回 なんで当たり前のように分かんのよ!!!!
こっちを見ないでスクリーンを見続けるトチギア
本当に後ろに目が付いているようだ
榎本さんと立松さんが周りを見渡している
***数秒後***
トチギアが席をクルッと回しこっちを向いてくる
タケシ :「二木さん 仕事の事ですが」
二木 :「あのー その前に さっき動画みてましたよね?」
タケシ :「あー あれですか。。。そうだ!
立松さんに訊きたいんですけど」
立松 :「え? 私ですか?」
タケシ :「お寿司とお肉のカットオフって1万でいいんですかね?」
二木 :「カットオフが1万?」
立松 :「どういう事ですか?」
タケシ :「いえね 自分 ワイン 判らないんですよー 全くもって
でも 先程 二木さんが高いワインの動画みてましたよね?」
二木 :「観てましたけど」
タケシ :「ワインのカットオフって60$なんですよ」
全員 :「?????」
タケシ :「まー 例外は毎回ありますよ」
でも そう言いながら タケシさんが手を斜めに
ヒコーキみたいに斜め上に上げていく
タケシ :「20ドルのワインは満足度20
30ドルのワインは満足度40
40ドルのワインは満足度60
50ドルのワインは満足度80
60ドルのワインは満足度99
ワイン 満足度60ドルで頭打ちです」
タケシさんが手のヒコーキを水平にする
タケシ :「これ 統計をちゃんと取った人が居ます
そのあと100ドル払おうが、1000ドル払おうが
1万ドル払おうが 数百万ドル払おうが
満足度は99.1 99.2 とかさほど変化ありません
逆にハズレ ブショネ を引いて下がる可能性すらある」
このトチギアーーーーーー
ワインのカットオフ60ドルーーーーー
榎本 :「それ 本当なんですか?」
タケシ :「ハイ」
立松 :「ガチで?」
タケシ :「それがワインです」
二木 :「その言葉聞いた事がある」
タケシ :「あー あのズルが出来る漫画ですか?」
榎本 :「ズルが出来る漫画? 【雫の神】ってズル出来るんですか?」
タケシ :「はい フレームです」
立松 :「フレーム?」
タケシ :「例えばGMATっていう試験では筆記試験もあるんです
あらかじめ文章のフレームを試験用に覚えておく
そして主語と述語を入れ替えれば筆記試験簡単にクリアできます」
榎本 :「そんな事出来るんですか?」
タケシ :「出来ますよ
例えば反証の問題の場合は
3か所反論すれば基準点がもらえます
仮説 行程 結果 をやり玉にあげる文章を覚えておく
例えば 当時の試験であった問題が
店長が最近CD屋の売り上げが落ちている
これは海賊版が出回っているからだ
だから海賊版がないレコード屋に切り替えれば良い
これを反証してください みたいな問題で
最初にレポート1枚分の覚えている文章をだーーーと書きます
そして3カ所のみ書き変えます
売り上げが落ちたのは海賊版のせいなのか?
レコードでは海賊版はでないのか?
レコードでCDと同じ売り上げが期待できるのか?
この部分だけ変更します
ただ 筆記試験の文字数
レポート用紙1枚分書かないといけないんですよ
なので これ以外の部分の文章をあらかじめ覚えておく
っていうやり方なんですけどね」
榎本 :「試験対策ですね? でもそれ ワインの漫画には」
タケシ :「同じように あのワインの漫画
フレームでズル出来るんですよね
表現がどうのこうの ってとどのつまり主観ですよね?
秋の柔らかな日差しの中に揺れる無数の繊細な花々
淡い色合いで時おり吹き抜ける優しい風に身をそよいでいる
そして遠くからは教会の鐘が聞こえる
ああ あれはサグラダ・ファミリアの鐘
雄大な歴史と共に力強く聳え立つ神聖な存在
このワインはそれを思わせる
てな感じのフレームを作って置けば どのワインでも表現
通用しそうじゃありません?」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。」
タケシ :「毎回 同じだと芸がないので
モナリザ――とか ミケランジェロ――とか バッカスーーとか
数パターンの表現のフレームを用意しておく
赤ワイン飲もうが白ワイン飲もうが関係なし 言ったもん勝ち
いかにも今ワインを飲んで表現をしてる ってありますけど
あらかじめ考えていた雄弁な表現を言ったもん勝ちじゃね?」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。」
タケシ :「あの漫画好きだからこそ 言わせてもらいますけど
1は表現からワインを当ててました。。。いい感じです
2はマリアージュの時に適当に表現を言う
特にニュージーランドのワインの表現が
このワインだけだと日本の精密に描かれた美しい綿絵
赤貝の鮨とマリアージュするとカブキなのが納得いかない
ニュージーランド舐めてません?
ニュージーランドワイン小馬鹿にしてません?
ニュージーランド 素晴らしい観光地があるのに
ニュージーランドのワインが綿絵だーーー?
ザケんじゃねーぞと!
ヘンテコな表現しないで素直に
ベリー系の果実の香りに少し効かせたオーク樽の香り
とか言っとけよと!!」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。」
タケシ :「大体 自分を含めた 一般ピーポーは綿絵やカブキなんて
見た事ねーぞと!
そんなもんに例えられても困っちゃうだろ! っと
タダ券オカンが貰って来た事が有ったので
1度だけ見に行きましたが カウントしちゃダメですし」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。」
タケシ :「3も同じ
なんか 表現を競ってましたね
ワイン飲んで表現大会でしたけど
あらかじめ表現きめてたら勝ちじゃね?
というか 主人公
1と2のヒロインじゃない女と子供つくってね?」
榎本 :「。。。。あのーー それ 言っちゃダメな奴だと思います」
タケシ :「表現? それともヒロイン?」
榎本 :「えーと 両方」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。」
タケシ :「えーと何でしたっけ?
あー ワインの値段と美味しさです 60ドルで頭打ちです」
二木 :「えー? でも 凄く美味しいとか感じられたりとかは?」
タケシ :「それは フンイキです
好きな人や憧れの人がいる 気が許せる友達とワイワイしたり
美味しい付け合わせ いわゆるフルーツやチーズ
あとは場所と後ろに流れている音楽とか
それで満足度が100超える場合はありますが
それはワイン単体では無いです
そうですね
そこの会議室で1人ポツンと 佇みながらとワインを飲んだ場合
まー 会社で飲んじゃダメですけどね!!
絶対ダメですけどね!!
絶対の絶対にダメですけどね!!
60ドルのワインで満足度が頭打ちです
それを踏まえて訊きたいのですが
立花さん 元営業でマーケティング
営業慣れしている あなたにとって
お寿司の満足度の頭打ち いくらですか?」
立松 :「3万じゃないですか? すきやばしの値段ですけど」
タケシ :「でも あの店の豊洲店でしたっけ?
同じクオリティーのランチが
2000円ぐらいだと思ったんですけど」
二木 :「えーと ショバ代が入ってるって事ですか?」
タケシ :「ショバ代? オンネ輝くザギンでしーすー 世代ですか?」
二木 :「え? ショバ代って言わない??」
立松 :「場所代ですよね?」
タケシ :「場所代を抜きで考えてお持ち帰りで
そこの会議室で1人ポツンと 佇みながら食べた場合です」
立松 :「じゃー 7千円ぐらいかなーー」
タケシ :「意外と高いなー」
立松 :「えー? 安く無いですかー」
タケシ :「でも 仮に7千円としたら
10万とか払って食べるの馬鹿バカしいって事ですよね?」
立松 :「味よりもフンイキにお金払ってるって事。。。。。ですね はい」
二木 :「えー? でも高いお寿司食べてみたい」
タケシ :「回転寿司30回と10万円の寿司1回
自分は間違いなく回転寿司ですね」
榎本 :「カウンター寿司と回転寿司を比べ。。。ても最近は問題無いですね」
立松 :「回転寿司のクオリティーがすんごい上がってますから」
タケシ :「そうだ! この写真 これ結構前なんですけどね」
そう言ってトチギアがスマホから写真を映し出す
全員 :「。。。。。。。。。。。。。」
二木 :「ぶはははっはははーーーー 何ですかこれーー!!」
立松 :「え? なになに。。。はーー=== はははははは」
榎本 :「ちょっと なんな。。。うはははははは!!!!!」
スマホに映し出された写真
軍艦巻きにヤシの木のようなのが生えてる
枝分かれしている生セロリが軍艦巻きにぶっ刺さっている
タケシ :「いや アメ横の回転寿司の写真で
今はもう潰れてると思うんですが」
それは回転寿司の具
普通にマグロやヒラメなどがあるなか
1つだけ ヤシの木のようながある
榎本 :「これ セロリですよね? 生セロリ?」
タケシ :「軍艦巻きに でっかい生セロリぶっ刺してます
個人的に店の外の窓から これ見た瞬間
大笑いしてしまって 即 店に入りましけど
高さ30センチを超える軍艦巻き 始めて見ました
こんなん 食べれ無いですよ!」
榎本 :「しかも このセロリ 枝分かれしてますよねー」
立松 :「いや これは。。。」
タケシ :「店の他のネタの味は すんごく 良かったです
ただ セロリは誰1人取る人が居なかったでけど
自分が食べ始めて食べ終わっても流れ続けてました
ぶっちゃけて これを超えるインパクトのある寿司
見たこと無いです」
立松 :「これ 寿司と言っていいのか?」
榎本 :「普通にスライスしたセロリを乗せるじゃなくて
軍艦巻きにセロリ1本丸々
まるで生け花の様に刺してますからね?」
立松 :「これ インパクト パナイですね?」
タケシ :「これ 海外のなんちゃって寿司超えてますよね?」
立松 :「今まで 漫画やテレビ リアルで色んな寿司みましたけど
これを超えるのはないですね。。。
高さ30センチ超える寿司なんて無いですよ!」
タケシ :「寿司じゃないけど レミさんの
野菜どんだけ盛りもこんな感じです」
二木 :「あー あのなんでもぶっ刺したり」
タケシ :「欲求不満なんでしょうね?」
立松 :「昔のシェフでアスパラのベーコン巻きを
縦に置いてたりとか見た事ありますけど」
榎本 :「食べ物で遊ぶなよって事ですよね?」
タケシ :「まーー えーと 何でしたっけ
寿司のカットオフは7千円って事でいいですかね?」
立松 :「チョット考えさせてもらえないですか?」
タケシ :「別にいいですけど あくまで小話程度なので」
立松 :「判ってます」
タケシ :「あと ついでにお肉の方もお願いします」
立松 :「肉ですか?」
タケシ :「ステーキです
オンラインで松坂牛1万で2枚ステーキ買えたりするので
立松 :「分かりました そっちも考えてみます」
タケシ :「そして二木さん あと榎本さん 仕事についてなんですが。。。」
そして軽く会話してから退散
榎本 :「トチギアでしたねー」
二木 :「まー 確かに」
立松 :「でも あのセロリ軍艦 あんなの見せられたら」
榎本 :「インパクト有りましたよね?」
立松 :「軍艦巻きに高さ30センチぐらいのセロリが刺さってるんですよ」
榎本 :「しかも両脇 枝分かれして木みたいになってましたね」
二木 :「でも外であれを見て店に入るトチギアもトチギアですけど」
立松 :「店の客引き 宣伝としては正解」
二木 :「あんなの有ったら私だって店 入っちゃうわよ」
榎本 :「そうだ 二木さん
今度飲みにケーションがあったら
ワイン頼んで言ってみてください
サグラダファミリアの歴史を思わせるワイン
雄大な歴史と共に力強く聳え立つ神聖な存在」
二木 :「。。。。ワイン飲んで表現 嫌だーーーー!!」
榎本 :「ははは。。。じゃあ立松さんに任せます」
立松 :「嫌ですよ
でも480円のワイン頼んであの表現を言ったら」
二木 :「480円のワインであの表現。。。ははははは」
榎本 :「ちゃんと横で おおおお おお おおおおお
ってワイン飲みながら喘いであげますから」
二木 :「はははは それ イヤすぎる 立松さん GO」
立松 :「GOじゃないですよ!」
残りの昼休みの時間 動画を見続けるが。。。
そして その後は真面目にお仕事
***5時間後***
仕事が終わり 帰りシューアイス買ってくる
二木 :「ただいまー」
二木弟 :「おかえりー」
二木 :「ほい シューアイス」
二木弟 :「オー シューアイス」
二木 :「ねー あんた もし 寿司食べに行くとしたら
最高の満足度を得られるために幾らまで自分で出す?」
二木弟 :「2000円」
二木 :「おー 即答 でもなんで2000円?」
二木弟 :「子供の頃2000円札もらって
それで鮨の食べ放題たべたんだけど
すんげー 満足
だからそれ以上は出す気にならない」
二木 :「でも インフレとか考えたら?」
二木弟 :「じゃー 3000円かなー
うーん 高くて5000円 でもそれ以上はないなー
多分それ以上は 金かけた分 満足しないと思う」
リファレンス ネタ元 雑記 補足 隙あらば自分語り 必要ない裏技 etc
神○雫
何だかんだで好きな漫画です
ただ 神の雫騎士団の試験 表現だけで合否出してるんですよね
星の数ほどあるワイン
絶対 それ 飲んだこと無いってのあるはずですけど
しかも母親 ノートから 神の雫が解ってたりしてましたし
何だかんだで 好きな漫画です
でも比較的 新しい2000年以降のワインを多く出してるんですよね
安いワインで表現をしたりしてるのを見ると
めしバナ刑事みたいに 盛ってない? って思っちゃいます
因みに とある国のソムリエはワインを味わう事はできますが
飲んだらソムリエのライセンス剥奪されるそうです
学校行って頑張ってソムリエのライセンスを取る
仕事の為 生涯ワインを飲めない
プロだと思います




