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弓で出す  作者: ICMZ
38/85

ジョーカー トチギア

水曜日 朝11時半 ちょいすぎ Day18

*************************************

視点変更 斎藤


ちょっと そんな事 タケシさん考えてたの

ここが私達の剣ヶ岬  やってやろうじゃない



タケシ :「斎藤さん

      五反田の会長の妙子さんが マナーに厳しい

      そして感情で会社を潰しかねない っていうのは分かりますよね?」

斎藤  :「まー それは分かります」

タケシ :「逆に言えば 妙子さんの感情を操作する事で

      五反田と関連のある会社の仕事を止めさせる事が出来る

      というのは分かりますよね?」

社長  :「何でそんな事を」  という社長の発言を手で止める そして

タケシ :「分かりますよね?」 と私に再度きいてくる

斎藤  :「まー それは分かります」


。。。というか社長の発言 堂々と止めんなよ! タケシさん


タケシ :「ウチとの契約ではキャンセル料をしっかり取るので

      プロジェクトを終わらせるより

      キャンセルされた方が工数的に得である。。。ですよね?」


そう言いながら社長を見る


社長  :「。。。まー そー 言えなくもないが」

タケシ :「そしてキャンセル料がある為 キャッシュフロー的

      資金繰りには数か月 問題ないですよね?」

社長  :「まー それはそうだが」

タケシ :「社長

      以前から 会社を大きくしたい って言ってましたよね?」

タケシ :「斎藤さん

      以前からもっと大きいプロジェクトを取りたい

      って言ってましたよね?」

タケシ :「細かいプロジェクトを この際全部整理して

      大型プロジェクトに備える

      それで、社長、斎藤さん、夏目が大口の仕事を取ってくる間

      樋口さんと私でトレーニングのスケジュールや

      残ったプロジェクトをいかに終わらせるかの計画を立てる

      って事じゃないんですか?」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。」


。。。。。一体何て事考えてたのよ!


斎藤  :「ちょっと タケシさん!

      そうポンポン仕事 取れるもんじゃないんですよ!

      そう簡単に取れたら苦労しない」

タケシ :「転職する場合は 普通は他の仕事を決めてから転職

      取引を乗り換える場合は 他の取引を取ってから

      いわゆる保険をかけるのですが

      それをしないぐらい自信があったのかなーーと」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。」

タケシ :「大手の仕事を取る為にはある程度 工数 人数の確保が

      必要なのでこの機会に プロジェクトを全て整理してた

      のだと思ってたんですけど」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。」

タケシ :「営業のプロなのに受注とれないんですか?」

斎藤  :「プロって言ってもねー

      コンタクトの仕方とかが分からないんじゃ」

タケシ :「コンタクトが出来れば取れるって事ですね?

      相当な自信だなー 斎藤さん」

斎藤  :「いやー まー それがあれば取って見せますよ」

タケシ :「五反田が攻撃してきてるって事は 五反田のライバル

      とすると 鎌田か。。。

      あとは五反田と関係のない西京

      あと 外資系だとU-Tech-Internationalあたりですかね」


そう言いながらスマホをポチポチしている


タケシ :「他にありますか?」 そい言いながら私達の顔を見てくる

斎藤  :「鎌田か西京とかから仕事が取れればいいですが まず無理ですよ

      あと U-Techは情報無いですし」


。。。。五反田の招待状を貰うだけで1年かかったんだ

鎌田と西京 同じぐらい時間かけれればいいが

その前に会社の資金が底をついてしまう


ピコン


タケシさんの携帯から音がする

そしたらタケシさんが携帯の操作

そしたらタケシさんの携帯から♪が  

そしたらタケシさんが


タケシ :「ちょっと失礼」


と言って立ち上がって窓の方へそして携帯で話始める


タケシ :「あー オカン  鎌田と西京なんだけど。。。

      え? 柳田さん? なんで柳田さん え? そういう繋がり?

      だったら永川さん経由

      え? やだよ オカンが連絡してよ

      だって 柳田さんからまた講師頼まれるの面倒だし 

      ハードクロワッサン買うから

      え? 玉ねぎ? なんで玉ねぎ? 

      いや だから週末クロワッサン持ってくからさー

      んー そう お願いね――」


カレーの具材を買ってくるように頼まれたのかなー  なんで玉ねぎ?

一度スマホの会話を切って 今度はタケシさんが電話をかけている


タケシ :「おー 小瀬野 悪いな仕事中

      会議とかしてない?  え? こっちいまガチで会議中

      そうそう  睨まれてるよ――

      それで U-Techなんだけど

      そうそう いや ハンマージャックじゃないけど

      チョット噛みついて見ようかと

      今度 鍋焼き奢っから 

      え? 車で行く価値あるかって言われたらねーなー いやいや

      それでもいいけど出来れば汁物がいい

      え? おでん? おでんいいねーー 

      おでん おでん 店そっちで決めてよ

      三重? 鈴鹿あたり? あー そこ? いつ?

      オッケー  わかったー」

 

そして電話を切る

ピコン


タケシ :「えーと転送転送っと」


そしたら 私らの携帯に メッセージが送られてくる


タケシ :「えーと ユーテックのプロキュアの名刺と

      あと展示会 三重県でやるそうなので その情報です

      まー 電話してから展示会で会うかどうするかは

      そっちで決めてください

      俺 営業ダメダメなので」


ピコン


タケシ :「えーと転送転送っと」


そしたら 私らの携帯に メッセージが送られてくる

そしたら今度は永川さんって人からのメールが転送されてくる


タケシ :「それ 鎌田と西京の窓口です

      あと 永川さんって人が必要なら場を設けてくれるそうです」


。。。ちょっとちょっと タケシさん なんなのよ


タケシ :「社長

      斎藤さんと私が社長室に入る前に

      五反田に謝罪するとかいってましたよね

      それ無いです」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。」

タケシ :「普通に時間の無駄です

      謝って許しくれる玉じゃないですよ

      既にウチの会社攻撃してきてる訳ですし


      まー こっちの状況を見たくて追加で招待状

      送られてくるかもしれないですが無視して問題ないです


      確かに会社がピンチかもしれない

      でもピンチの後にチャンスあり 塞翁(さいおう)が馬

      会社潰したくないんでしょ?

      この際、会社大きくしちゃってください」

社長  :「。。。。。。。。。。。。。」

タケシ :「夏目― お前

      死が二人を分かつまでと誓い合った奥さん馬鹿にされたんだぞ

      それだけでは飽き足らず 生活まで脅かしに来てんだぞ  

      だったら仕事とってきて見返しやらなきゃな」

夏目  :「。。。。。。。。。。。。。」


そしてこっちを見る


タケシ :「斎藤さん

      私に出来る事といえば、樋口さんと社員のトレーニング準備

      及び取引を取ってきた後 プロジェクトを成功させる事です

      営業はプロのあなたに お任せします」

斎藤  :「。。。。。。。。。。。。。」

タケシ :「ちょうど3件ある 社長、斎藤さん、夏目

      だれが何処を担当するかはそっちで決めてください

      ただ まー 敗北条件は3つですかねーー」

夏目  :「敗北条件って?」  

タケシ :「1つ目は仕事が全く取れなかった場合

      当然です 資金が底を着く前に仕事を取ってきてください

      2つ目が仕事を多く取った場合です」

夏目  :「多くとった場合?」

タケシ :「1つなら会社存続に問題なし

      2つならボーナスウハウハ

      3つなら会社が大きくなる でもここまでです


      人数的に2つまでなら正常運転でいけます

      3つなら下請けを雇う または人員を増やせばギリギリいけます


      ただ 今ある細々(こまごま)としたプロジェクトが終わってない

      または社長の事だ これ以外から仕事を取ってくるかもしれない

      でもそれしたら100%破綻します」

夏目  :「100%ですか?」

タケシ :「断言します 100%破綻します」

社長  :「それって許容範囲を超えるって事か?」

タケシ :「そうです 一度に口に入れられる量を超えたら

      どんなに頑張っても飲み込めませんよ それと同じで

      3つより多くなると何処かで 新規の人のみで回す事になる

      間違いなく破綻します

      そしてそれを補おうとして 連鎖で他のプロジェクトもポシャります」

社長  :「それって絶対か?」

タケシ :「絶対です まー理想をいえば2つとって

      3つ目は期間をズラすとか出来ばいいんですけどね」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。」

タケシ :「でも まー それを狙うほど甘くはないと思うので

      ガチで3つ取りに行って1つ取れれば負けない 

      って考えた方がいいんじゃないですか?」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。」

タケシ :「でも社長と斎藤さんが計画してない

      って聞いた時は ちょっとがっかりでしたけどね」

社長  :「そんな怖い事 計画しないだろ」

タケシ :「自分が尊敬する営業のプロの人だと


      道徳を無視してでも仕事をとってくるのが営業

      道徳を遵守して仕事をおわらせるのがエンジニアリング


      って いつも言ってたんで

      そうなのかなーー って思ってたんですけど」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。」

タケシ :「じゃー 社長

      午後からは樋口さんとトレーニング関係を纏める

      って事でいいですか?」

社長  :「お おう」

タケシ :「樋口さん 

      コーディングスタンダード プログラムマネージメント

      VPN IT 機材関連 あとは普通に

      セクハラ パワハラ関連についてですかね

      チームスクランブルもやっておきたいなーー」

樋口  :「前言ってた奴ですね?」

タケシ :「あと 斎藤さんと夏目

      今 残ってるプロジェクト

      そのうちどれが五反田関連か の情報もヨロシク」

夏目  :「あっ はい」

斎藤  :「解りました」

タケシ :「じゃー お昼ご飯 食べてきたいんでいいですか?

      樋口さん おウドンでいいですか?」

樋口  :「おウドン いいですね 行きましょう」

タケシ :「でわ」

斎藤  :「ちょっと待って下さい タケシさん

      さっき敗北条件3つあるって言いましたよね? 3つ目は」


。。。。。。。。。。。。。。。。 じっと社長の方を見ている


タケシ :「社長が毒リンゴの誘惑に勝てるかどうかです

      万が一渡された場合ですけど 今は考えなくていいですよ」


そういってタケシさんと樋口さんが社長室から出ていく


全員  :「。。。。。。。。。。。。。」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。」

社長  :「なー 夏目君に斎藤君  かつ丼の出前でも取ろうかと思うんだが」


***15分後***

かつ丼が届く

そして3人でかつ丼を食べながら


斎藤  :「勝手に話まとめて 勝手に出てっちゃいましたしね」

社長  :「あれなー でも解決策そく提示してきたしなーー

      いや 参ったなーー 大体さー 夏目を送り込む?

      そんな 計画なんて立てられるわけないだろ!」

夏目  :「しかも私が話してた時に大笑いしてきましたし」

斎藤  :「仕事とってきて って簡単に言うし

      てかなんで窓口の情報あんな数分で手に入っちゃうのよ!」

夏目  :「あれ ガチで怖かったです」

社長  :「しかも あれ 片方はお母さんだったろ」

斎藤  :「あれねーー しかも玉ねぎ なんで玉ねぎ?」

社長  :「急に玉ねぎに会話が変わったのには参ったけどなー」

夏目  :「いや タケシさんの母親 最強らしいですよ」 

社長  :「いや 最強って言われてもねーー」

斎藤  :「柳田ってあの柳田ですよね? 繋がりがあったなんて」

社長  :「なんで。。。あ 息子からタケシ君が入社時

      副業で講習やらざる終えないとか言ってたけど

      あれかーー その繋がりかー」

斎藤  :「え? 講習なんてしてたんですか?」

社長  :「なんか断れなかったって言ってたって息子が言ってた

      土曜日の午前中で仕事に支障が出ないから問題ないって

      あいつ タケシ君とウドン食いに行っちまったからな――」

夏目  :「でも社長の息子さん とんでもない人 雇っちゃいましたよね」

社長  :「諸木部長の件もあるし

      プロジェクト納期前に余裕を持って毎回終わらせるし

      この間の斎藤君の報告の件もあるし

      ただ者ではないってのは知ってたんだけどなー」

斎藤  :「まー ジョーカートチギアだしね」

夏目  :「????」

社長  :「なんだそれ?」

斎藤  :「いや 女子社員の間ではジョーカートチギアって呼ばれてますし」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。」


そしてケーキバイキングの件でトチギアって呼ばれていることを話す


全員  :「。。。。。。。。。。。。。」

社長  :「また 変なあだ名がついてるなー」

斎藤  :「でも タケシさん 後ろに目がついてるんですよ?」

社長  :「後ろに目?」

斎藤  :「いっつもタケシさんに声かけようと行くと

      振り向かなくても誰が居るか判るんです」

夏目  :「あ、それ俺も経験した。。。あれ 怖いですよね?」

社長  :「そんなこと出来るのか?」

斎藤  :「ほとんど全員体験してるらしいです

      まー ヤバい人認定されてますねーー」

夏目  :「あれ 絶対どこかに監視カメラかなにか置いてますよ」

斎藤  :「でも後ろ壁で何も無いのよねーー」


その後みんなで かつ丼を食べ終わって


夏目  :「社長 毒リンゴ食べないでくださいよ」

社長  :「あれ なんだったんだろう? あとで聞いてみるか」

斎藤  :「教えてくれますかねーー」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。」

社長  :「なー 三重県 俺が行こうか?」

夏目  :「社長がですか?」

社長  :「夏目君は結婚してるから 

      俺か斎藤君のどちらかだと思ってるんだけどね」

斎藤  :「私だっていい相手がいれば結婚ぐらいしますよ」

社長  :「いい相手って タケシ君とか?」

斎藤  :「怖い事いわないでください! それセクハラですよ社長!!」

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