時間外労働は嫌です
全5部中 第4部 弓です
それぞれの章で独立しております
読んでもらえてよかったのなら
第一部 斧で逝く
第二部 槍で抜く
第三部 剣で剥く
こちらもよろしくお願い致します
味付け | 酸っぱめ
ゲーム世界 | 近未来 ミニゲーム型MMORPG
ゲーム内 環境 | アプデ有 ニュートラル
バーサス | PVE TVT 3種ミニゲーム ランキング戦
ゲーマスと運営 | ニュートラル
比率 ゲーム:リアル | 6 : 4
プレイスタイル | おれに任せんべ
キーワード | チーム 役割 セルツァー
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日曜日 正午 ちょいすぎ 新宿 Day1
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視点変更 斎藤
斎藤 :「本当に信じられない!」
タケシ :「はい 斎藤さんが全部 悪いですね?」
斎藤 :「ちょっと なんで 私が悪いのよ!」
タケシ :「だから タクシー使いましょう って言ってたのに」
斎藤 :「だから経費で落とせないって 言ったじゃない!
うちの会社 そこまで無駄にお金 使えないの!」
タケシ :「だったらこうなる事は仕方がなかったんじゃないですか?」
今日はとある超大手会社の会食
内みたいな会社が本来呼ばれるわけがない。。。が約1年かけて
伝手に伝手を使い続け ついに招待状をGET
したんだが この タケシ とかいう使えない部下
最初に行った2つの駐車場が満席であった為 3つ目を探す羽目に
その為に 本来なら20分早くつくはずが ギリギリになってしまっている
斎藤 :「あなた わかってるの!?
今日の会食に呼ばれた事がどれだけ重要なのか?」
タケシ :「わかってますよ
タクシー代をケチってもOKなレベルって事ですよね?」
思いっきり睨みつける
タケシ :「眉間の皺って癖になるらしいですから
その顔 辞めた方がいいですよ?」
斎藤 :「あんた上司に向かってその態度は何なの?」
タケシ :「部署 違いますよね?
それ以前に 斎藤さんこそ この私の折角の日曜日を潰し
しかも給料がでない労働を強いている事を理解してるんですか?
パワハラですよ? パ ワ ハ ラ」
斎藤 :「私だって あんたみたいなのより 夏目に頼みたかったわよ!」
夏目 セールスの部署の私の部下 若くてイケメン ただいま 熱海に旅行中
タケシ :「んなの呼び戻せばいいじゃないですか!」
斎藤 :「ずーーーと前から奥さんと一緒に
絶対休暇とりますからって言ってたのよ
取り消せるわけないじゃない!」
タケシ :「だからって私に当たらないでもらいたい!」
斎藤 :「当たってないわよ
だいたいあんた 今日なにか予定あったの?」
タケシ :「はい 新しいVRMMORPGが先週でたので」
斎藤 :「それって ゲーム? 馬鹿バカしい」
タケシ :「。。。。。。。。。。。。。。。。」
突然 タケシ が 歩くのを辞める
そして 回れ右して歩き出す
斎藤 :「ちょっと どこ行くのよ!?」
タケシ :「ゲームを馬鹿にする人間とは相容れないです さよなら」
本来なら 仕事放棄するなー!! とか
彼の部署の上司に頼んで説教してもらったりとか出来るんだが
会食まで本当に時間がない
ここで帰られたら私が詰む
斎藤 :「ちょっと 待ちなさい
ねー 待ちなさいよ 私が悪かったわよ!」
タケシ :「斎藤さんの何が悪かったのですか?」
斎藤 :「ゲーム馬鹿にして悪かったわよ」
タケシ :「本当に悪いと思ってます?」
斎藤 :「。。。。。。。。思ってるわよ」
タケシ :「嘘つき」
。。。。。。。うぜーーーーー!!!!
でも 今はこいつのご機嫌取りが必要
斎藤 :「嘘じゃないわよ」
タケシ :「ごめんなさいは?」
斎藤 :「。。。。。。。。」
再び反対方向に歩きだそうとするので 「ごめんなさい」 と いう羽目に
タケシ :「そうそう 最初から素直になればいいんですよ」
。。。。。。。。。。。。。。こいつ ちょーうぜーー!!!!
後で絶対仕返し してやる!
でもその前に会食に行かなければ
そして再び二人で歩き出す
本来は走りたいのだが こいつは走るの拒否してくるし
タケシ :「大体 斎藤さん 旦那さん連れて行けばいいじゃないですか?」
斎藤 :「結婚してないわよ」
タケシ :「斎藤さん フィアンセ連れて行けばいいじゃないですか?」
斎藤 :「婚約してないわよ」
タケシ :「斎藤さん ボーイフレンド連れていけがいいじゃないですか?」
斎藤 :「いないわよ」
タケシ :「。。。はーー 寂しいですね?」
斎藤 :「余計なお世話よ!」
タケシ :「斎藤さん お兄ちゃんか弟つれていけば いいじゃないですか?」
斎藤 :「テーブルマナー知らないからダメよ!」
私の部署にテーブルマナーを知っている人は私以外いない
ので 人事の のぺーとしている樋口さんに聞いたら
こいつがマナー知っていると言われて こいつに
ってことで エスコートを頼みにいったら
「興味ないです」と堂々と断ってきやがって
仕方がないので社長を通して無理矢理 付いてくるように
こんな失礼な奴がテーブルマナー知ってるわけがない。。。
とも 言い切れないところが辛い
汚れ 一つない艶っている黒い革靴
普段会社で見せないような角度の深いスーツ メーカーどこなんだろう?
判らないけど いい物というのだけは伝わってくる
そしてバーバリーのネクタイ これは運転中に教えてもらった
そしてネクタイピン。。。ネクタイピンをしている人 初めて見た
ポケットチーフもちゃんとつけてる。。。。
ネクタイと違って色が地味な奴だけど。。。
なんでネクタイと色合わせないのかなー センス無いわね
そしてかすかな 甘い柑橘系の香り 何のコロン使ってるんだろう?
***数分後***
新宿の象徴である高いスカイスクレイパー ビルディングに到着
タケシ :「何故わざわざ こんなとこで会食するんですかねー?
普通に東〇インとかでやればいいのに」
斎藤 :「いいから さっさと行くわよ!」
受付に行く
受付嬢 :「チケットはお持ちでしょうか?」
斎藤 :「えーと」
バッグの中を見る
こいつに 化粧道具を持っていかれるように言われた為
探すのに手間取っていると
タケシ :「斎藤さん チケット無くしましたか
じゃー しょうがない 帰りますよ」
斎藤 :「ちょっと 待ちなさいよ!
もう 本当に隙があれば帰ろうとするんだから
えーと はい これです」
受付がチケットをみて ノートに名前を書き込んでいく
受付嬢 :「会場は41階になります そちらのエレベーターからどうぞ」
斎藤 :「ありがとうございます」
エレベーターに二人で乗り込む
タケシ :「斎藤さん。。。確認ですが
私があなたをエスコートするって事でいいんですよね?」
斎藤 :「そうよ 足を引っ張らないで頂戴!」
タケシ :「斎藤さんがちゃんとエスコートされればそうならないと思います」
斎藤 :「。。。何よそれ?」
タケシ :「あとテーブルマナーはどこで習いましたか?」
斎藤 :「それは 青山で講習受けたのよ
高かったのよ ちゃんと認定証もらったし」
タケシ :「。。。たとえどんなに嫌いなものでも
必ず 一口食べてくださいね?」
斎藤 :「なにそれ?」
タケシ :「たとえどんなに嫌いなものでも必ず 一口食べてくださいね?」
斎藤 :「よく分かんないけど分かったわよ」
ポーン
そしてエレベーターは41階へ
タケシ :「では エスコートさせて頂きます」
そして彼が横に立ち 片腕を中腰に
斎藤 :「え! なにそれ?」
タケシ :「ほら 早く! ドアが開きますよ?」
仕方がないのでそこに自分の手を通す
タケシ :「二人三脚です 小学校 以来だなー
はい いっちにー いっちにーー」
斎藤 :「。。。。。。。。。。。。。。。。」
エレベーターから降りると そこは豪華な会場
高そうな絨毯 わちゃわちゃしたサービスマン
そしてテーブル 数が凄い
タケシ :「さてと 私達の席を探しましょうか」
そして招待状のチケットに書かれていた番号のテーブルに行くが
皆 座っていて 私達の椅子がない
タケシ :「あのー このテーブルに指定されていたんですけど?」
タケシがサーバーの一人に尋ねると
給仕 :「遅れたため 取り払わせてもらいました」
タケシ :「なら 今すぐ椅子を戻してください」
給仕 :「出来ません」
タケシ :「。。。フロアチーフを呼んでもらえますか?」
***数十秒後***
黒い服を着た人が来る
にやにや しながら
黒服FC :「お客さま どうなされましたか?」 と聞いてくる
よく見ると周りも にやにや しながら私達を見ている
。。。なんとなく判ってしまった
これは遅れた人を さらし者にする恒例行事なのだと。。。
だから走ろうっ て言ったのに
この馬鹿 拒否しちゃって
。。。でもどうしよう
謝ってお願いすればいいのかな。。。タケシを見てみると
。。。てか こいつなんで堂々としてんのよ!
タケシ :「ここに私達の席があったはずなんですが?」
黒服FC :「はい ありましたよ
でも遅れてきたので取り払わせてもらいました」
タケシ :「そうですか」。。。そういいながらタケシが周りを見渡す
タケシ :「あのテーブル 外の見晴らしがいいですね?
あのテーブルに席を2つ作ってもらえませんか?」
黒服FC :「それは出来かねます」
タケシ :「EXCUSE ME!!!」
英語で大き目な声で会場全体に聞こえるようにタケシが声をあげる
会場の注目が集まる
それをまったく気にせず じっとフロアチーフを直視するタケシ
反論されるとは思わなかったのか
いきなり大きな声をあげられて驚いたのか
にやにや顔がフロアチーフから消える
。。。が それでもまだ笑みは崩していない
黒服FC :「ですから 入場が送れた為 既にキッチンの方でも人数分」
タケシ :「要はあなたはこう言いたい訳だ!
フロアチーフとしてゲストの ささやかな要望にすら
答える事のできない三流のサービスしか提供できないと!!」
。。。ちょっと こいつ なに 大きな声で喧嘩売ってんのよ!!
。。。でも顔を見ると堂々としている
タケシ :「どおりでゲストを座らせることなく帰らせようと
主催者の顔に泥を塗るような言動を平気でする訳だ!!」
タケシ :「ゲストの要望に出来る限り答えようとする
サービスマンの矜持が全く無いと宣伝している訳だ!!」
フロアチーフから笑みが消える
そして私の方を見て
タケシ :「いやー 斎藤さん 良かったですね?
質の悪いサービスを受けるのは私たちの クラス に関わります」
タケシ :「食事が始まる前で良かった
そういえば 西麻布にサービスと料理が
一流のいい店があるんですよ」
フロアチーフが会場の奥を見て 顔が青ざめている
黒服FC :「あの お客様 あちらの方に二席 空きがありますので」
。。。嘘 こいつのごね得が利いた
タケシ :「いやー 無理しなくていいですよ」
。。。。ちょっと! なに断ってんのよ!
黒服FC :「いや 大丈夫です。。。是非こちらへどうぞ」
そして会場の奥へ案内される
ゲストとして歩いているのは私達だけ 会場の注目が集まっている中
タケシ :「ゆっくり行きましょう はい いっち にー いっち にー」
と小声でマイペースに歩いていく
奥へ行くに従い年齢層が増えていく
多分役職、世間的な地位もあがっていっているのであろう
そして招かれたのは 一番奥の席
黒服FC :「こちらでございます」
顎と首の付け根が判らないほど太っている
お婆さんが赤い玉座風の椅子の後ろに立っており
腕を玉座に組むように置いている
このパーティーの主催者であり
できればお近づきになりたかった人である。。。貫禄がすごい
目を細めてじっと タケシの事を見ている。。。いや 値踏みしている
そしてその横には滝のような汗をかいて 隣で座っている中年の男性と
その隣は中年の下を向いている女性が座っている
そんな事はどこ吹く風
タケシ :「フロアチーフ
私達は窓際の席を所望しましたよね?
席を簡単に取り払うことが出来るのであれば
作る事も たやすい はずですよね?」
。。。ちょ! こいつ 何 失礼な事いっちゃってんのよ!
会長 :「私との相席は嫌だって事?」
タケシ :「私としては光栄なのですが。。。でも斎藤さん
窓側の席で食事をしたかったんですよね?」
斎藤 :「いやいやいや この席で大丈夫です! この席がいいです!」
タケシ :「本当に? 無理しなくていいんですよ?」
斎藤 :「無理なんかしてません」
。。。そう言って椅子を引いて座ろうとするが
椅子の背もたれの真ん中をタケシが押さえつける
タケシ :「エスコ―ティーもこう言っているので
このテーブルに座らせてもらっても宜しいでしょうか?」
会長 :「問題ないわよ その為に呼んだんだし」
。。。座る許可をもらう前に座ろうとしたから
椅子を押さえつけてたの?。。。知らなかった
でも今ならいいわよね?
と椅子を引こうとするが タケシが真ん中を相変わらず押さえつけている
タケシ :「斎藤さん 一歩 動いてもらっていいですか?」
。。。そう言われたので横に移動すると タケシが椅子を引き
タケシ :「どうぞ」
斎藤 :「あっ ありがとう」
。。。なんか 映画でみたなーー
女性の為に椅子を引かれるの
リアルでしてもらったのこれが生まれて初めて
会長 :「あなた よく 私の主催パーティーに遅れてきたわね?」
タケシ :「ファッショナブルレイトと言いますし」
。。。何 ファッショナブルレイトって?
聞いたことない
そんなの 青山でのマナー講座で 出てこなかった
タケシ :「どこまでファッショナブルかは主催者の
器の大きさ に寄る所がありますが」
会長 :「生意気ね。。。あなた 座ったら?」
そしたら ニコッ としたまま タケシが動かない
斎藤 :「ちょっと タケシさん 座ってください」
でも彼は主催者を直視したまま 動かない
タケシ :「まだ そのタイミングではないですよね」
会長 :「生意気ね」
そういいながら主催者のおばさんが玉座朝の椅子に座る
。。。それを見計らってからタケシも椅子を引いて座る
。。。。。。素直に窓際の席お願いしておけばよかったと後悔した
そして私はこのあとマナーの難しさと厳しさと怖さを知る事になる
リファレンス ネタ元 雑記 補足 隙あらば自分語り 必要ない裏技 etc
座れと言われて 実は罠で座らないというのは
ざま―系のらのべのテンプレとも言われる物ですが少し違うんですよね
てかあのネタ使いまわされ過ぎ
時代と思想により マナーとは変化していくものでありますが
今回はあえてオールドスタイル または クラシックスタイルでいってます
【24】というドラマで おじいちゃんが
女性をたって迎えたシーン覚えてますか?
今回の場合
斎藤さんが来たのに黒崎さんが立ち上がらなかったのが問題です
**会長の横に座っていて汗かいてる人が黒崎さんです
イメージ的には丸いテーブルで下記のような席順です
会長
空席 空席
黒崎 空席
川崎 斎藤
タケシ
ただ黒崎さんは違う流派なので 違いを楽しんでください
とはいえ 自分がFCで こんなことやる奴いたら
自分だったら追い出しちゃいますけどね
FCがそれが出来ない理由も少し先で書いてあるのですが
分かったら凄いです
生まれて初めてヤングコーンを食べたのが
東〇インで行われた会食でした
父親が招待され 幼い自分が何故か付き添いで行く羽目になったんですよねー
家でドラク〇やってたかったのにー




