あの日食べたカキフライで、僕は生涯を全うした。
あの事件は、いつだっただろうか....。
その当時、私はカキフライが無性に食べたくて食べたくて仕方なかった。
しかし、私はカキフライを食べる金がなく、路頭に回っていた時、目の前にカキが落ちているのに気がついた。
「おっ!カキやん!フライにしたろ!」
と、言葉を口に出しながら、拾ったカキを自宅に持ち帰った。
自宅に帰るとキッチンに向かった。
キッチンには、いつでもどこでも一瞬に作れるカキフライセットを用意してあったので、すぐにカキフライを作りました。
そして、食べた。
そのあと瞬く間に気絶した。
次の日、目を覚ました僕は、人生を全うしたかのような満足感を感じながら、トイレへと這いつくばったのでした。