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59.予想外だから面白い

運営回

とある会社の一室。


「はぁ、無事イベント終了。みんなお疲れ様」

「いやー、お疲れ様です。やっぱりこの人数になるとこいつに負荷がかかりすぎますね」


「まぁ、それは仕方ないでしょ??もうすぐ新しいやつが完成するらしいし?」

「それは技術班が頑張ってくれてるからな」


「ウチらはシステム管理に命削ってるってのに技術班は暇な時があっていいよね」

「そんな事言うなよ。あいつらだって命削ってるよ」


「そーいえば課長って元々技術班でしたっけ?」

「あぁ、というか全部やってたからな」


「全部ですか???」

「まだ会社がそこまで大きくなかったから人が居なくてな。そういうことは部長に聞けばもっと詳しく教えてくれるぞ」


「えー、だって部長今だって全部やってるもんじゃないですか」

「社長と部長はレベチのハイスペック人間だからな」


「そうなんですか??部長は分かりますが社長にそんなイメージありませんよ」

「え?お前知らないの??このゲーム社長と部長だけで作ったって噂だぜ」


「あんたね。そんな都市伝説みたいな話信じてるの??こんな馬鹿みたいに情報を詰め込んだゲーム二人で作るなんて不可能でしょ??」


「お前の方が馬鹿じゃないのか。部長の凄さまだ知らねーだろ」

「知ってるし。それでも無理って言ってるの!!」


「まぁ、お前ら落ち着けって。まだ仕事の途中だぞ」


「課長!!課長なら部長から話聞いてるんじゃないですか??」

「そうですよ。課長ってかなりの古参って聞いてますよ!!」


「いや、俺が入ったのも九年前だからもうゲーム発売されてたぞ」

「えー、それって古参っていいませんよね??」


「いや、俺と同期の三人が多分初めての社員だった気がするけどな。思った以上にゲームが売れて管理が大変だから雇ったって言ってたっけ??」


「え?」

「え?」


「課長。それマジならやっぱり二人で作ってるんじゃないの?」

「え?そーなるな」


「………よし、それじゃー後処理終わらせようか」



※ ※ ※


「社長。今回のイベントなかなか好評でしたね」

「及第点だな。もう少し時間があれば」


「毎回そんなこと言ってますよね。じゃー逆に満点のものってあるんですか??」

「そーだな。フェニックスとかのイベントは比較的満点に近いぞ。我ながらいい出来だった」


「あー、要するに社長が勝手に加えたイベントってことですね」

「まっ、そういうことだ。お前も何個か遊んだからお相子だろ?」


「まぁ、それはそうですが。自分の開発したものが早く発見して貰いたい気持ちもありますし、発見して欲しくない気もしますけどね」

「えーと、お前は後五つで私が残り六つだったか?」


「そーですね。十年で半分ってどうかと思いますが。それに自分たちが三つずつ発見したのでプレイヤーが発見したのはたった三つですよ?」

「それはひどいな。そんなことより約束は覚えているんだよな?」


「もちろんですよ。先に十個自分の作った隠し要素を発見されたらなんでも一つだけ願いを叶えることですよね」

「そうだよ。何度も言うが()()()だからな。

死ぬとかそういうことは無しだが、お金が足りないから無理とか時間が無いから無理とかそういうのはなしだぞ」


「わかってますよ。社長こそ覚悟できてますか?新規プレイヤーが出てきてまた人口が増えたんですからこれから発見される可能性が高まりますよ?」

「いや、私は三層以下の隠しを全て見つかった。まだまだ恐れることは無い!」


「それなら自分も一層にあとひとつ残ってるぐらいであとは五層以上じゃないと出てきませんから」

「そうかそうか。ま、その一層の隠しが見つからないことを祈るよ」


「相当難易度高くしたので見つかるはずがないですよ。もう自分たちで探すことが無くなるので言いますがあれは半年に一度二層の冒険者ギルドの掲示板のかなり縁に張り出される設定で、難易度的には十層クラス。

それにそれをクリアするだけでは終わらず再びクエストを受けるための家に行かないと行けないんですよ?


しかも、家の場所はランダムで。一応正規ルートは設けてますがそれの可能性が低いのでほぼ不可能。

そしてさらに悪魔に対して効果のあるスキルを使わないとクリアできないようにしてあるんです」


「そんなに息を切らしてまで熱弁することないだろ?まぁ、よくわかった。確かに一層にしてはかなり難しい設定らしい。けどその言葉が盛大なフラグになりそうだけどな」


「そんなニヤリとしてもフラグにはなりませんよ。

この前このクエストが発見されましたが気づいてない様子ですし、なんならイベントのおかげでもうあった事すら覚えてないでしょうしね」


ピコン


「ちょっと待て。メールだ。

なになに。精霊の解放がされた??

は?あれは二十層からだろ??この前やっと十八だったのにペースおかしくないか??」


ダラダラダラダラだら


「ん?どうした??お前めっちゃ汗かいてるぞ??

は?やっぱ二十層到達してないじゃないか。

まだ十九層の最弱ボスに苦しんでるな。

じゃー、やっぱバグか??修正するように頼むか。

おい、部長どうしたんだ??顔色悪いぞ??」


「あ、すみません。ちょっと待ってくださいね」


「おう。いいがどうした急に?パソコンなんか立ち上げで??」


「あのー言い難いんですが、一層にあった自分の隠しクエスト、クリアされちゃいましたね。しかもフェニックスをテイムしたプレイヤーに…」

「あはははは。あーはっはっはっ。はーはー。

おもしれー。マジでフラグ回収仕上がった。

しかも2連チャンであのプレイヤーか。

これからこの勝負加速しそうだな。それならあのプレイヤーにマークを立てといてくれ」


「俺のソウリンが見つかるなんて…。ソウリン。」

変な遊びをしていますね。

やっぱゲームは楽しむことが一番だよね?

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