39、イベント準備パート1
カスタードの定期
僕は今カスタードの防具屋の前に来ている。
理由はもちろんイベント準備のためだ。
りゅーさんは採取系のイベントだと聞いているが気になることがあったのでついでにパワーアップしておこうと思いここへ来た。
「こんにちは、ユーヤですけど」
「おっ、坊主か。ゆーやって言うんだな覚えたぜ。前回のイベントぶりだな。俺から買った装備はもう用済みかい。新しいの買うか?」
僕のフェニックスシリーズを見て言う。
「すみません。前回のイベントで手に入って」
「まぁあんな雑魚装備使い捨てぐらいがちょうどいいわな。それで何を見たいんだ?」
「いや、今日は装備を買いに来たんじゃないんですけど」
「お、どうした?おれは情報屋じゃないぞ」
「分かってますよ。それでこれを見てほしいんですが。鑑定持ちでしたよね?」
そう言い僕はフェンの抜け毛を渡す。
フェンをテイムしてから随分とたち、いつの間にか溜まっていたフェンの抜け毛だ。
僕の予想ではこの毛でフェニックスシリーズを強化できるのではないかと考えてる。
「ほぉー、フェニックスの羽か。レア度Sってやばいな。ちょっと待ってろよ」
そう言い奥に消えていく。
しばらくしてから戻ってきて僕に説明をしてくれる。
「いいか、これはレア度Aの龍の鱗だ。俺はこれをまだ加工することが出来ない。鍛冶レベルの問題でな。だから簡単に言うと不可能ってことだな」
「そうですか。フェニックスシリーズを強化してもらおうと思ってただけなので帰ります。その羽はあげますから自由に使ってください」
「えっ、まじで。くれるのか。ん?ユーヤちょっと待て。お前の装備ちょっと見せてくれないか?」
「いいですけど…」
そう言い鑑定をしてもらう。
このゲームに鑑定阻害システムは無いので黙ってしてもいいのだが、一応マナーとして断りを入れるというルールがある。
それはどうでもよく、カスタードの目が怖い。
すっごい吸い付くように僕を見てくる。実際は僕の装備なのだが。
「おい、ユーヤ。さっきの言葉取り消すわ。素材と元の装備があるなら強化ぐらいはできるぞ」




