17.初テイム
僕は中央広場にリスポーンしてすぐに東の森へ向かった。僕が死んじゃったということは小鳥さんも危険だということ。
僕はひたすら走った。一回も止まらずは走った。
『スキル 集中を獲得しました』
なぜ集中なのかは知らないがスキルを手に入れた。
どうゆうスキルなのか後で調べておこう。
しかし今は小鳥が無事か確認するのが先なので森の中を走り回る。
自分がどこにいたのか分からないのでひたすら探す。
すると、
「クーー」
小鳥の鳴き声が聞こえた。
聞こえた方向へ向かうとそこにはさっきまで一緒にいた小鳥がいた。
小鳥も僕に気づいたようで僕の方向へ飛んでくる。
「大丈夫だったのか。よかったな!」
「クー」
「ちょお前やめろって。なんだよ」
「クックックー」
「ん?本当にどうしたんだ?」
『モンスターテイム条件を満たしました』
アナウンスが聞こえる。
テイムができるようになったらしい。
元々僕は最初のテイムは毛玉猫と決めていたのだがこいつを捕まえないという選択肢はさすがにないだろう。
なので僕はテイムした。
『子供フェニックスをテイムしました。名前を決めてください』
どうやらフェニックスだったらしい。
すごいロマンのある種族だと思う。
名前か、名前どうしようか。うーん体は真っ赤でフェニックスだろ?
フェリスとかはどうだろう。いや、ないな。
うーん、フェニックス、フェニックス。
フェン!!フェンにしよう。
理由はない。ただただ言いやすいだけだがいい響きだと思う。
「よし、お前はこれからフェンだ」
「クックーー」
こうして僕は初テイムをしたのだった。




