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隠ゲー このゲーム隠し要素多すぎます  作者: けん
初めてのバーチャルゲーム
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1.初めてのバーチャルゲーム

ほぼ初めての小説投稿なので暖かく見ていってください。誤字、脱字、そのほか不手際がありましたら教えていただけると幸いです。

「よし、始めるか」


僕が今から始めようとしているのは、エーデアドベンチャーと言うVRMMOだ。このゲームは10年前に発売されたが、未だに人気が右肩上がりという伝説的ゲームだ。


10年経った今でも予約ができないということがしばしばあり、総人口は未だ増え続けていると言われている。


このゲームが高く評価されている点は何よりもグラフィックがいい!!


現実と見間違えるほど完成度が高く、現実では味わえないほど神秘的な光景が広がっている。


そして、僕は今日初めてのVRゲームとしてこれをプレイする。もうワクワクが止まらない。


やばい、ちょっと緊張してきた。しっかり事前準備も整えたし、やり始めるか。


「電源を入れて、えっと、ぷ、プレイスタート」


クォーーーン


凄まじい数の光の粒が通り過ぎ真っ暗になる。

事前情報で知っててはいても急に暗くなるとビビる。しかしすぐ明るくなり目の前にはきれいなお姉さんがいた。


「エーデアドベンチャーへようこそ。まずはキャラクリエイトを始めます」


このお姉さんはAIらしいが、そうは思えないほど流暢に話しかけてくる。人見知りの僕にとっては少しきついな。


「キャラはマニュアルで作りますか、それともオートで作りますか」


そう、このゲームはキャラを自分で1から作るかオートで作るか選択出来る。元々そういうのを作ることが出来ない僕からしたら本当に助かるシステムだ。


オートで作ると自分を超美化させた感じになるらしい。まぁ自分で作るのは無理だし、もちろんここはオートだよね。


「お、オートでお願いします」


「かしこまりました。キャラをオートで作成します 」


そうお姉さんが言うと僕のすぐ横にすごいイケメンが現れた。僕ベースに作られるという話だったがどう考えても僕要素ひとつもないだろと思わず突っ込みたくなるほど見事に似ていない。


「お名前を設定します。目の前のキーボードに名前を打ち込んでください」


「ユーヤ」


声に出しながら名前を打ち込む。


「次に身長の調整ができます。最大3メートル、最小1メートルまでです。キャラに触れて調整してください」


そう言われたのでキャラに触れ伸ばしたり、縮ませたりしてみる。そうすると面白いようにサイズが変わる。しかし、何回も調整しているが全く決まらない。


仕方がないので事前情報であったランダム機能を試してみることにした。


「ランダムで」


するとキャラが勝手に縮んでいき、最終的に1メートル20センチと表示されて止まった。


しかし、こんな便利な機能があるなら予め教えてくれてもいいのに、なんでどこにも表示ないんだよ。表示がないからデマだと思って5分間も無駄にしてしまったじゃないか。


そう、つまらないところでネチネチしているとお姉さんがまた話し始めた。


「ゲームモードを選択してください。マニュアルとオートの2種類あります。マニュアルの場合はアイテムなどの名前や効果は表示されず、1から調べなければなりません。オートの場合はアイテム、モンスターの名前と難易度が表示されます。初心者の方はオートをおすすめします」


そう、これがこのゲームのウリの1つでもあるマニュアル機能だ。自らの手で色んな情報を集めていくワクワクが味わえる機能である。


しかし、敵の強さもアイテムの名前も全て何もわからず、情報は店で買うかプレイヤーに教えてもらう必要があるため初心者だけでなく、上級者でも高難易度のシステムだ。


しかし、全プレイヤーの半分以上はこのマニュアル機能で遊んでいると聞く。やっぱり冒険しているという気になるのだろうか。だから僕もマニュアルでやると決めていた。


「マニュアルでお願いします」


「ゲームモードの変更はゲームが始まったあとからでも可能です。しかし変更するために100万ゴールド必要になりますが本当によろしいですか」


「はい、大丈夫です」


「それでは次に職業選択をしたいのですが、オートのみの機能となっておりますので飛ばさせていただきます。オート設定になさられた際に職業を選択してください」

「分かりました」


「それではこれにて設定を終了します。準備はよろしいでしょうか?」

「もちろんです」

「それでは良い冒険を」


いよいよ始まる。僕のゲームライフが。ワクワクした気持ちが隠せず思わず口が緩んでしまう。


明るい世界が急に暗くなる。これはエーデアドベンチャーの世界に転送される証だ。その時不意に音がした。


『謙虚の称号を獲得しました』


え、何故が称号を獲得してしまった。称号とはなにが特別なことをした時に送られ少しのゴールドとスキルか特典が高確率で貰えるもののはずだが、ゲームを始まる前になんでなんだろう。


そう考えている間に準備が終了したらしく、転送開始と表示された。




身長上限を2メートルから3メートルに変更しました。

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