13.エリサとの雑談
今日も僕はエリサの家へと向かう。
依頼は終了したがエリサとはフレンド登録もしているので直ぐに連絡を取ることができる。
なので称号の話を聞こうと思い逢いに行くことにしたのだ。
本当はエリサのモンスターに会いたいからなのだがそれは内緒にしておこう。
多分だがエリサもこの称号を取っているだろう。僕の称号がモンスターに愛された男だからエリサは女バージョンだと思う。
称号をとって変わったことといえばテイム枠が増えたぐらいだ。
称号とる前はテイム枠は3だったが称号とったあとは5になっていた。
きっとこれが称号の効果だろう。
エリサの家に着き呼び鈴を鳴らす。
するとエリサが家から出てきてどうぞ。とこえをかけた。
エリサのモンスター達がお出迎えしてくれる。
可愛いね。みんな最高だよ。
しかも今までよりも元気なので可愛さ倍増だな。
エリサがお茶を持ってくるから勝手に座っといてと言ってキッチンへ向かう。
僕はエリサに言われた通り勝手に座ってモンスターと戯れていた。
お茶を持ってきたエリサが僕の前に座りお茶を注ぎ始める。
注いでもらったお茶を一口飲む。
美味しい、今までこのゲームで口にしたのが食用団子だけだったので余計に美味しいと感じる。
付け合せのクッキーも遠慮なく貰う。
これも美味しい。
おっと。美味しすぎて本来の目的を忘れていた。
称号について聞きに来たのにしっかりおやつタイムになってしまってる。
気を取り直して話をしよう。
「あの、エリサ。『モンスター愛された男』って称号知ってる?」
「知ってるよ!私も持ってるし。けどあれって結構難しい称号だよ?モンスターのなつき度が一定数上げないと行けなくてそれを30匹だよ?流石に三日で取れるとは思わないけど」
「いや、僕は取れてるからね。きっと一日中モンスターと遊び回ってたからじゃないかな」
「まぁ取れたならそうなんだろうけど。そんなにうちの子たちを可愛がってくれたことに感動を覚えるよ」
「まぁ可愛かったからね。ところでエリサは『モンスターに愛された女』っていう称号だったの?」
「そうだよ。けどその後に男の方もとったけどね。効果が両方とも同じでテイム枠を2個増加だったから100匹目指してる私からしたら両方とらないとね!」
「え?どうやって男の称号をとるの?」
「簡単だよ?男性注射を打って一時間ぐらい遊んでたら取れるよ。まぁ注射系のアイテムは中堅ホームぐらい高いからなかなか手を出しずらいんだけどね」
へー性別を変えるアイテムがあるのか。
俺もお金が溜まったら取ってみよう。
でもその前にホームか。今残ってるゴールドが1万5000ゴールドか、これで買えるのか心配だな。
「ホームって1番安いのでいくらするの?」
「1番安いのだと1万ゴールドかな?けど仮ホームだから家賃制なんだけどね。モンスターをテイムすることは可能になるよ」
「へーそうなんだ。じゃー明日にでも借りようかな」
「そうか、ホームまだないんだね。じゃー私から3万ゴールドをあげよう。そしたら多分拡張型ホームの一番安いやつなら買えると思うよ!」
「いやいや、そんな貰えないから。とりあえず仮ホームで満足だからね?」
「いや仮ホームは三日更新で払えなかったらテイムしたモンスターとお別れになるから結構リスキーだよ?それと3万ゴールドは依頼報酬として出すからね?
元々時給1000ゴールドだったけどユーヤは10時間以上いたでしょ?それにモンスター用の食事を買ってたらしいし正当な報酬だよ?」
「そうなのね、それじゃーありがたくいただきます」
「うん、じゃー送るね」
エリサが僕の手の上に自分の手を乗せなにかし始める。これは送金するためにやっているらしい。依頼報酬を貰う時も見たが急に手を重ねられるとびっくりするものだ。
エリサの手がどき自分の手を見る。すると4万5000という数字になっていた。
これでホームを買うことが出来る。
早く買ってモンスターをテイムしよう!
とりあえず今日はホームを買ってゲームを終わろう。
最近はアクセス数が1日3桁に安定していくようになってきました。これからもよろしくお願いします




