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プロローグ

きっと駄作になるでしょう。いや、駄作とは言いきれないほど酷い話になるでしょう。ですが、駄作にしないようには努力するので是非みてください。

まだ小説を書き始めたばかりなので優しく御教授いただければ幸いです。

「終わったぁーー」


とあるビルの23階、1人の男の声が響き渡った。


「おぉ、やっとか。だいぶ時間がかかってしまったな。いや、これでも早い方なのか?」


男の声に反応して奥から女が出てくる。


「まぁ、早いんじゃないっすか?何せ二人だけですし。まぁ、終わったって言っても最終試験をしないといけないんだけど…」


「それぐらいなら手伝ってやろう。私の担当区域じゃないけどな!なーいーけーどなっ!」


ニヤリと笑い女は男の前の席に座る。


「はいはい、助かりますよ。つーか社長が早すぎるだけですからね。俺は遅いわけでは…」


「ふっ、まぁ私は天才の中の天才、つまり超天才だからな!いや、天天才?まぁなんでもいい。要するにだ、君みたいなただの天才とはひと味もふた味も違うんだよ」


「わかってますよ。社長は天天才ですねー。いやー、ただの天才の俺には分からないことを考えているんだろうなー。いや、ほんと尊敬ですわ!!」


「まぁそんな褒めるな。分かりきったことよ。いやー、いよいよだな。ようやく私たちの世界が開放される日が来るのだな」


「そうですね。早く俺達の子に触れて欲しい。世界を楽しんで欲しい。怯えて欲しい。悲しんで欲しい。楽しみすぎてもう…」


「また発作か。落ち着けよ。気持ちはわかるがそんな興奮してたら見落としが出てくるぞ?我が子を万全な状態で送り出すのが私たちの役目だからそこをぬかるなよ」


「分かってますよ。でも、この興奮は仕方がないので。それにこの作業って実際社長が詰め込みすぎてメモリー不足になったのが原因ですよね?軽減ソフトとか色々加えるための作業ですよね??さっきからなんでずっと上からなんですか?」


「それは…あー、すまん。妥協だけはしたくなかったからな。本当ならあと1.5倍は詰め込みたかったが今のスペックだとな…。ま、リリースしてから付け足せばいいか」


「そうですね。俺も正直まだ付け足したいですし。こいつ一機だけじゃ足りなすぎるんですよね。あー、さっさと借金返して付け足してぇ」


「借金はたしか3億だったか?まぁ、私の予想では半年で余裕が出てくるから大丈夫だ。そんなことより君手が止まっているぞ」


「へーい。3億円〜、3億円〜、3億円を背負ってる〜♪♪総経費は4億円〜♪♪1億どこから出てきたの〜♪♪」


「私のポケットマネー」


「知ってます〜♪♪知ってます〜♪♪社長は金持ちばんばんざい♪♪」


「ちょっとテンションウザイぞ。それに今は3億円の負債を抱えている貧乏人だ」


「けどそれも余裕で返してまた金持ちになるんですよね?」


「もちろん。我が子達には天文学的数字のお金をかけるつもりだから売れないと困る」


「そーですね…。本当にしそうで怖いですけど…」


「よーし、今日はもう終わり!酒を開けるぞー!!なんかいい日本酒置いてあったろ?」


「はいはい。龍殺しですね。ちょっと待ってくださいね、持ってきますから…」


「あ、いいこと思いついた…」


「またですか…。もう無理ですからアップデートでですよ」


2036年無名ゲーム会社からとあるフルダイブ式MMOが発売された。

それは飛ぶように売れ、1年で1000万本を突破。


”君は全ての要素を遊び尽くせるか”という謳い文句で売り出されたこのゲームの名はエーデアドベンチャー。


世界で48本目、日本で10本目、そして大型企業を除けば世界初となるフルダイブ型ゲームであり、その完成度は10年経った今でも1位と名高いゲームである。


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