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嫁入り前の悲劇  作者: 江戸一
再入院
26/35

逆戻り



木曜日に面会に行くと、春也は急に言葉が出なくなっていました。




私が声をかけても、考えているような表情をした後、首を傾げました。



以前自身の母から、「春也くんは今失語症になっているから、YESかNOで答えられる質問をするのが良いよ。」


と言われていたため、答えやすい質問で会話をしました。







話によると、昨晩、面会時間を過ぎた20時過ぎ、主治医の先生が春也の病室に来たそうです。



「これから2年間は運転もできないし、転職を考えた方がいい。」




ただでさえ今後のことが不安な春也には、言うべきことではありません。

ましてや、日が沈み薄暗い室内で、ぼそぼそと語りかける医者に対し、私は不信感を抱きました。



(なんで、不安を煽るようなことを言うの?)





この三日間回復傾向にあったのに、この日を境に再び右手の痙攣と、唾液が止まらない症状が出ました。







右手と口元の部分痙攣と唾液が止まらない症状が数分おきに現れ、それがさらに春也の不安を煽りました。





この状況に置かれ、春也の両親は主治医に対し激怒していました。


主治医を変えて欲しい。

何で転職した方がいいと言ったのか。




主治医は良かれと思って言ったみたいでしたが、それは完全に判断ミスであると思いました。



この日から春也は、痙攣と唾液は止まらないのと、不安とで眠れなくなり、精神科の先生から数日間、睡眠導入剤を処方されることになりました。



そして、一人になることに怯え、春也の父が病院に寝泊まりすることとなったのです。





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