一番優しい言葉は
一通り今出来る検査を済ませると、春也はICUに収容されました。
私は自身の母に電話をしました。
「春也がまた倒れた。
何して良いか分からなかったけど、息ができてるかも分からなくて、とにかく心臓マッサージしながら救急車呼んだよ。」
「ちゃんと救急車呼べたじゃん。
それに、心臓マッサージと気道確保もできたんだね。
よくやったよくやった。
とっさにちゃんとできるじゃん。凄いよ。」
一番優しい言葉でした。
そして私の涙腺は崩壊。
私の母は介護士です。
そして、母自身も珍しい持病を持っているため、薬や医療の知識があります。
彼の入院中、私は事あるごとに母を頼りました。
数十分後、母から、今から行くから!と連絡がありました。
母の行動力に圧倒されつつ、とても心強く感じました。
高速で1時間弱。
今晩はICUで春也の様子を見ることはできないと医師から伝えられ、私たちは一旦帰ることに。
母がこちらに来ていることを春也の父に伝えると、「なんで?」という表情をしました。
「今、まだママとか向こうのおじいちゃんたちがいるから、鉢合わせになっちゃいけないし、病院から出て会おう。」
病院から出るって、もう0時回ってるのに?
「病院の下のバスのロータリーとかはどうですか?」
「いや、もっと向こうのほうが良い」
私はよく分からないまま、自身の母に連絡し、付近のコンビニまで来てもらうように伝えました。
このとき母は、なんで病院じゃないのかと不信感を抱いたそうです。
私は春也くんのことももちろん心配だけど、ICUに入れないのは分かってるし、祐希が一番心配で会いに来たんだ、と。




