鷹野葵
○鷹野葵の場合
「・・・・ふふ」
「君の指って綺麗だね。」
「ううん、指だけじゃない・・・」
「その腕も・・・・・体も・・・・・・」
「・・・・ふふ、これからずっと君のその綺麗な体を見れるとなると」
「ぞくぞくしてくるね。」
「だってあなたは・・・・僕が殺したんだから」
「・・・・ふふ、なんで殺されたか疑問に思っているようだね。」
「・・・分かる、僕には分かるよ。」
「そりゃ、意味も分からなく殺されたら疑問に思うよね?」
「・・・・・というより」
「怖いよね?」
「いいよ、死んでいる君に特別に・・・・・」
「教えてあげる。」
「僕はね・・・・君が欲しいんだよ。」
「ううん、LOVEじゃない。」
「僕は君を・・・・性的に欲しいんだよ。」
「最初に言ったよね? ずっと君の腕や体を見ていたいと・・・・・」
「この言葉に嘘があると思うかい?」
「・・・・あ、それとね」
「嬉しいお知らせがあるんだよ。」
「聞いてくれるかな?」
「・・・・ふふふ、君に纏わり付いていた女達」
「・・・・殺してきたよ。」
「・・・・ねぇ? 嬉しいお知らせでしょ?」
「僕は君以外、興味がないからそこらへんに捨てたけどね・・・・」
「・・・・そういえば君も死んでいるんだっけ?」
「惜しいことをしたね・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「いや、僕は今の君の形が好きなんだ・・・・・」
「そう、崩れることがない・・・・・」
「わたしだけの・・・・・」
「・・・・・ふふふ」