佐川永久
○佐川永久の場合
「・・・・ふふ、まさかこんなにうまくいくとは思わなかったね。」
「だってあなたには邪魔者が彷徨いていたからね・・・・」
「・・・・ん、なに?」
「連れてこられた理由を聞きたい?」
「・・・・・ふふ、理由なんてないよ。」
「あるとしたらそうだね・・・・・監禁かな?」
「だってわたしはあなたに一目惚れしたんだもん・・・・」
「監禁ぐらいしたくなるよね・・・」
「それなのに・・・・・」
「それなのになんであなたは他の女と話すの?」
「わたし以外の女は害虫・・・・・」
「そう、教えないといけないの?」
「・・・・あぁ。 あなたの周りを舞っていた女達?」
「やっぱり、気になるんだね?」
「それとも優しいのかな?」
「いいよ、教えてあげる。」
「どうせ関係のないことだしね・・・・」
「あの子達・・・・」
「いや、あの女達ならね・・・・」
「殺したよ。」
「だって邪魔な存在だったしね・・・」
「・・・・ふふ、逃げたくなった?」
「・・・・けど無駄だよ。」
「ここに逃げ道なんてないの・・・・」
「そう、わたしを殺さない限りね・・・」
「無理だよね、だって君は優しいもの・・・・」
「ふふふ・・・・」