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水の惑星【2】

寝る前の確認として、サフィとルピは今はサフィの専用スペースとなっている研究室に来ていた。

サフィ達が住んでいるコロニーは広く、惑星の約20分の1のサイズはあるだろう。

ここで惑星のサイズについて説明しておこう。

水の惑星アトランタは半径約4,000キロで、コロニーはその20分の一、つまり半径200キロ程と言うわけだ。

とにかくすごく大きいと言う事が分かって貰えただろうか。ちなみに避難当時は2キロ程度だったと言われているが誰も信じていない。それだけ千年と言う年月は伊達ではないと言う事だ。

そんなコロニーには色んな施設が入り乱れている。

サフィが持っているような研究室は稀だが、大規模農場や個人の生活スペース、娯楽の為の施設など

ありとあらゆる物事に対応した施設が存在している。

何故物資が無い宇宙でそんな大規模な施設が作れたのかと言うと

至極単純な話で、デブリや隕石などから鉱物等を採取し分析し魔法で構築しなおしているからである。

流れてくる物質には終わりが無く、常に何かしらが飛んでいるので物資に困ることはない。

つまりは、コロニーが作られた当初から徐々に拡張して行っていると言うわけだ。

食料に関しては星から脱する時に種や動物等は確保しているから特に探す必要もない。

とまあ、そんなこんなでコロニーがいかに人を駄目にする環境にあるかが分かって貰えただろう。


「この研究室ともお別れか、寂しくなるな」

「そうね、ここから全てが始まったと言って良いものね」

「だな、この研究室を貰えなかったら宇宙船を作るどころか何も始められなかったからな。実際この研究室を貰えたのはラッキーだったわ。図書館に勤めて魔法の研究してて良かった」


サフィが研究室を貰えたのは、魔法の研究で幾多の功績を残したお陰である。

それも惑星に降りたいと言う強い意志の成せる業だ。


「これを作る為の物資は自分で取りに行ったり、物質錬成でどうとでも出来たしな。まぁ物が物だけにえらく時間がかかってしまったが、早い方だと思うしいいだろ」

「それだけアトランタにかけてるものね、と、早く荷物の確認して寝ましょ!」

「おっと、そうだった。早く確認して明日朝一で出かけるぞ!」


よしっと意気込みよく二人は荷物の点検に入る。

宇宙船は結構でかく、人が囲むには大人が50人くらいで手を繋がないと囲めないくらいのでかさだ。

何故そんなにでかいかと言うと、惑星は陸地がなく休む場所が無いため、宇宙船の中での生活が主になるからそこそこのスペースが無いと駄目になってくる。具体的には、キッチンやバスルーム、トイレに展望台、個室が幾つかと研究室に倉庫、勿論操縦席も付いている。万が一の為の防衛には結界を船体に張るので、抜かりはない。重要な部屋などには空間拡張の魔法が掛けられていて見た目の割に中は凄く広くなっている。これもサフィの研究の成果だと言える。ぶっちゃけると古代の遺物などを収集した時にスペースが無いと回収できないからと意地で開発したものだったりする。他にも色々と魔法を開発したりしているのだが、後ほど説明の機会があるだろう。

ちなみにコロニーから惑星に降りるには色々と手続きが居るのだが

サフィは抜かりなく全てをこなしていた。水の惑星と言うだけあって水に困ることはないので、水を量産出来ないコロニーでは定期的に水を補給しに行く。陸地は無く水に沈んでいるので、水補給専用の機体で高空からホースを垂らし魔法で吸い上げる方式で水を取っている。その時の機体に着いていくと言うわけだ。

水の補給は月に一回程度なので、それが丁度明日になっている。

ホースにそって魔法を使いゆっくり降りるので特に危険は無い。

二人を惜しむ人は多々居るが、それでも完全に引き留めようとする人は居ない。

家族は居るが、広いコロニーで別れて暮らしているので、特に何かを言われることもなく二人の事も十二分に理解していたので、快く送り出してくれた。

とそんな事情も裏にありつつ、サフィとルピの二人は明日の事に思いを馳せながら楽しそうに点検作業をこなすのであった。結局終わったのは作業に入って3時間後だったりする。


「よし、準備完了だな!じゃあ明日に備えて早目に寝るとしますか!と言っても楽しみで眠れる気がしないけどな!」

「ふふっ、そうね。でも結局ベッドに入ったら直ぐ寝ちゃうんでしょ?」

「ぐ、否定はしない」

「サフィは寝つきが凄く良いものね」

「寝る事も好きだからしょうがないな!明日、夢がやっと叶う……」

「長かったわね…と回想に入ったら寝るのが遅くなるわよ!」

「そうだな、早く寝るか」

「ええ、おやすみなさいサフィ」

「おやすみルピ」


寝る前の挨拶を交わし、二人は明日に備えて自分の部屋に帰っていくのだった。

と言うわけでコロニーと宇宙船の説明回でした。

説明を短くまとめるのは難しい

あと、キャラ付けがまだまだ甘いので、その内キャラごとの設定資料を作って乗せたいと思います・・・多分

キャラがぶれないように早目に修正入れるかもしれませんのでご了承ください

上手くは行かない物ですね、でも頑張ります!

プロットとか構成考えた方が良いかなぁ・・・

まぁのんびり頑張ろう。

早く水の中に進みたいなぁ・・・


ではでは

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