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第5話

みんなで少しお喋りをして、その日は家に帰った。


次の日、僕は1人で山の中に行った。


その理由は自分の天職の錬成師の錬成を試したかったからだ。


まず、はじめに僕は穴を掘り土を集めた。

その土に魔力を流し込み錬成した。


そうすると、泥だんごができた。


だが、すぐにボロボロと崩れてしまった。


僕はその時少しだけ笑顔になってしまった。


産まれて初めて錬成し、魔力操作をおこなったからだ。


それから、僕はひたすら泥だんごを作り10個ほど作ったところで気持ち悪くなり、産まれて初めて魔力切れになった。


少し休憩するとまた、泥だんごをひたすら作り、それを繰り返してた。


気づいたらもう夕方になっていたので家に帰った。


その日は泥だんごを錬成しすぎたせいか、泥のようにすぐに眠った。


次の日、いつもどおりみんなのいる広場に行き、昨日やったことをみんなに見せた。


すると、みんなは微妙な顔でこう言った。


「「「「それ、意味あるの」」」」


そして、僕は涙目になりながらこう言った。


「今は、泥だんごしか作れないけどいつか土から剣をつくって最強の冒険者になってやる‼︎」


そう言ったら、みんな何かを考えた顔になった。


「それができたらバラットは本当に最強の冒険者になれるんじゃない。」


と、ナータリが言った。


「もちろん、なれるに決まってるよ。」


そのあと、みんなで話し合いになりどうすれば天職が非戦闘職でも強い冒険者になれるか知恵を振り絞って考えた。


話し合いが終わり、みんながそれぞれの目標を言いあった。


はじめに僕が言った。


「僕はどんなものでも一瞬で武器にして戦う冒険者になる!」


次にバーサスが言った。


「俺もバラットと同じだ。」


次にケビンが言った。


「僕は罠師だからみんなより先に道に進んで偵察をしたり罠をしかけたりするよ。」


次にナータリが言った。


「う〜ん、私は天職が料理人だからみんなに料理を作ったり、弓が得意だから弓使いになる。」


最後にレベッカが言った。


「私は治癒師だからみんなに回復魔法をかけてサポートをする。」


みんなが言い終わるとみんな自分の目標がみつかったせいかやる気に満ちた目をしていた。


そこで、僕はこう言った。


「みんなこれから別行動をしよう。ひとりひとりが自分だけで修行をして、15歳になったらパーティーを組んで冒険者登録しに行こう。」


そうするとみんなはこう言った。


「別に問題ない。」


「寂しいけど、僕も頑張るよ。」


「まぁ、確かに寂しいけどいい考えね。」


「みんなが頑張るんだったら私も頑張る。」


「よし、みんなたまに会うかもしれないけど15歳になるまで修行して強くなろう‼︎」


「「「「おーー」」」」


それから僕のひとり修行が始まった。




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