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人物紹介
メーウィア
名門プリアベル家の美しく気高い令嬢。
目が不自由。障害を隠すために努力をし、苦労して育ったためか性格は強気。
一人娘でありながら政略の駒として使い物にならない自分を気にしている。
テーゼ
有力貴族ツァイト家の長男。
家を継ぐために花嫁探しをしているがいつも仕事のことを考えている。有能だが無愛想。やけに突き放した物言いをし、女性に対する思いやりに欠ける。
フラウ
メーウィアが大切にしている使用人。平民でありながら教養が高い。
”杖”として女主人を支える。
秘かにメーウィアに想いを寄せているが、身分の違いゆえに伝えられないでいる。
オルド
ツァイト当主にしてラオフ領主。義務的に花嫁を選ぼうとする息子を心配している。領地を治める才能に長けているのだが……?
ダスト
テーゼの弟。兄とまったく似ていないことで有名。