表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

廻る世界

作者: 刹那

その日私は、いつものように仕事に出かけた。

何ら代わり映えのない日常を過ごすと思っていた、その時が来るまでは。

突然、地響きのような轟音とともに、世界が崩れさったのだ。人々の悲鳴と逃げ惑う姿、絶命する瞬間が目に焼きついて離れない。助けようとは思わなかった。

私にはニーアという妹がいる。守らなければ、ニーアを、他人など知ったことか、早くニーアの元へ行かなければ。あの子はきっと泣いている。私がそばにいなければいけない。

地面が揺れてうまく走れない、ふざけるな、あの子を守らなくちゃいけないんだ、邪魔をするな。

私はひどく焦燥した。二人っきりで生きてきた、死なせるわけにはいかない、ニーアを想えば想うほど心臓が冷えていくような感覚に陥った。

そしてようやくニーアの元へついた時、ニーアは生きていた、瓦礫にうもれて、泣きながら私を呼んだ。「兄さん、痛いよ、助けて」と。

「ニーア、ニーア、私はここだよ、ここにいる、もう大丈夫だよ、私がお前を守るから」そう言うとニーアは安堵したように、けれど苦しそうに笑った。

瓦礫のせいで苦しいのだろう、早くどけなければ。

ルーファ 、精神を集中させ、呪文を唱えた。瓦礫が浮き上がる。物質を浮遊させる魔法だ。焦ってはいけない、焦ればニーアが死んでしまう。素早く、慎重に。

浮き上げた瓦礫を遠方に投げる。これでいい。

ニーア、ニーア、愛しいニーア、すまない、怖かっただろう、痛かっただろう、私が一緒にいる、だからもう、泣かなくていい、大丈夫だ。私はニーアを抱きしめた。ニーアの傷は深かった。もう手遅れだった、もうすぐニーアは息絶えるだろう、ずっと二人で生きてきたのだ、死ぬ時も共に。

おやすみ、ニーア。


暗がりで少年が目を覚ます。隣には少女。「ニーア、ニーア」 少年が少女を優しく起こす。



そしてまた、繰り返す

あの...はい...さっぱりわかんないですね...改行とかいろいろよくわかんないっす...orz

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ