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梓の稲荷神  作者: 花橘
【第一譚】
13/13

土蜘蛛


 雨上がりの湿気を含んだ風が辺りの空気を風下へ流した。人影は、梓乃の睨み据える先から最初に現れ、呼びかけに応える。


「嫌ですね。腑に落ちませんよ。矢を放っても火を放っても貴女は死なぬ。中々どうして、頑丈な娘さんだこと」


 褐色かちいろの中羽織、冬山の色の襟巻がはためく。霏霏は口元に笑みを、目元に苛立ちを浮かべて少女の前に立ち現れた。残灰に埋もれる枝葉が踏み締められて短い悲鳴をあげると、続いて退治屋とは別の黒装束に身を包んだ者たちが少女を囲む。配下と思しきそれらは目元以外を黒檀色の布地で隠し、手甲鉤を両手に嵌めていた。物言わぬ手下を率いて帽子の奥で眼を眇める霏霏。沈丁花の香りは、今はしない。


「土蜘蛛とは大層な濡れ衣を着せられてしまいました。あたくしの足が八本ございますか?いまわの際に言いがかりは止してくださいな」

「――あんた」

「何を隠そう、先程の当主会での進言が通ったのですよ。あたくしは皆様の総意に従って動いているだけ。認めたくないお気持ちは拝察いたしますが、貴女の御命を頂戴することは母君も父君も、勿論総代様もすべて了承して下さっているのです」

「・・・・・・」


 上空では一羽の鴉が翼を羽ばたかせていた。そこから少女の足元へひらりひらりと舞い落ちてきた一本の羽根。梓乃は霏霏から視線を外し、黒檀色に艶めくそれを見て反射的に顰蹙する。頭上を旋回していた一羽のもとへ、別の鴉が一羽、また一羽と集まってきていた。カアーと、甲高い鳴き声が響き、耳障りと言わんばかりに舌打ちをすると、聞えよがしのそれが彼らへも届いたのかもしれない。三羽は急降下して近くの半焼の細木にとまったのだった。


「今度はもうお逃げなさらないのですか?ほら、先と同じように。結構なのですよ抵抗なさっても。あたくしは潔く首を差し出せとは申し上げません。こちらの話に耳を貸すより、いの一番に尻尾を巻いて走り出せば、倒けつ転びつながらもお命永らえることが可能でしょう?――ほんの、数秒といえど」


 猫撫で声で語る下手人の薄ら笑いを、梓乃は黙って聞いていた。嘲りの言葉を受けて胸にかっと怒りが灯ったが、努めて平静を装う。そうそう、同じ轍を踏むわけにはいかない。臆する部分はあるものの、男の言葉に惑わされるなと言い聞かせ、脅しに怯まぬよう己を叱咤した。

 毒の名残りが指先に痺れを起こしたのもその時だった。数瞬の痙攣ののち、静かに体内の澱みごと違和感が霧消してゆく。毒素が中和されという感覚が漸く四肢へ浸透し、内心で安堵した。唯一残っている口内の丹薬による苦みだけが不快だった。されど、傷や毒に比べて死の危険はない。治癒のためと思えば已む無し。人外に易々と口を塞がれたことも、譲歩に譲歩を重ねれば犬に咬まれたと思って片付けられる。結果的に大きな借りを産土神につくってしまった梓乃であるので、そうして胸中複雑ながらかの男に感謝せざるを得なかった。悔しいが、事実、命を助けられた以上に得たものがある。

 まずそのうちの一つは、香気放たぬこの男のことだ。


「逃げたって、あんたは見逃したりなんかしないくせに。あたしを殺すまで追いかけてくるくせに」

「ええ、否定はいたしません」

「そうまでして殺したいの。あたしが、こんな力を持っているから?」

「左様。いついつ一族に仇なすとも知れぬ、げに恐ろしきお力です。梓乃様が未熟でいらっしゃる今のうちに早々に葬れと――――当主会の皆様が」


 沈黙が落ちる。

 烏の黒く光る眼の先で、ふ、と少女の口が歪んだ。ふふ、あはは。堪えきれずそれは次第に大きくなる。霏霏が顔つきを険しくする一方で、場にそぐわぬ愛らしい声がころころと鈴を鳴らした。相手は気分を害した様子だった。

 何が可笑しいのでしょう、と能面で問う男に、梓乃は笑いをかみ殺して答える。


「・・・だって、笑えるんだもの。ここにきてあたしが本当にあんたの嘘を信じると思ってるの?当主会の総意があたしを殺すこと?――ね、あの矢を放っていたところまでは良かったわ。雨の中、遠方から、しかも障害物の間を縫って寸分違わず致命傷を狙うような手練れだもの。元来秋月一族、特に当主会幹部は弓の名手揃い。それを知る者なら誰でも当主会の手の者だと思うからね。あたしもまさかとは思いつつも、本当に皆に殺されるのかと疑いかけたわ。でも実際に毒が身体を巡って、あの火の呪を目の当たりにして違和感に気付いたの。そして癪だけど、“あいつ”の助言で最終的に気が付いた。下手人は、当主会の人間じゃあないって」


 に、と口角を上げ少女は結論を導いた。


「もっと詳細に述べるべきかしら。もう分かると思うけど、あたしにはったりは効かないわよ。あんたはどうせ、肉親に殺される絶望感をあたしに与えたかったんだろうけど。妖にしては手ぬるい追い詰め方よね」

「・・・・・・」

「ああ。ごめんなさい違うわよね。そういえばあんた、妖じゃないんだものね。――だけど人でもない。人と妖の混血、つまり――半人半妖なんでしょう?」


 空気の変化を敏感に感じ取り、梢の上の傍観者がばさりと羽を鳴らした。男の足元からつむじ風が生まれ、枯葉や灰を巻き上げながら少女に牙を剥く。襲い来る妖気の塊だった。正面から力任せに薙ぎ倒そうとする奔流を堪え、梓乃は構えた腕の間から前方を見やる。さっきまで居た黒装束たちの姿がない――と気づいたと同時に、ひゅん、と空を切り裂く音がした。手甲鉤の音だった。狭められた視界の端で黒い影が飛び交う。頭上から振り下ろされる得物を避け、背後に倒れる幹を利用して後方へ一回転すると、黒装束の首に足を巻き付け、思い切り捻じ曲げた。頸骨の砕ける音が響いたかと思うと、相手は呻き声ひとつ漏らさず四肢をだらりと伸ばす。そして一足飛びに距離を取った少女の目の前で、それまで確かにあった黒装束の人の形は、灰塵へと姿を変えたのだ。


「・・・・・・!」


 はっ、と吐息を一つ乱し、梓乃は風に攫われてゆく“人であったもの”を目で追う。にやり、と隠せぬ笑みが覗いた。

 睨んだ通りだ、こいつらは。


「こいつらは全部あんたの傀儡ね、半妖さん」


 己を囲うように周囲の木々から見下ろす残りの配下の正体を、少女は霏霏へ向かって暴いた。男のまなこが細められる。


「ゆえに勝機があるとでも?あたくしを半妖呼ばわりなど、余程命が惜しくないと見える」

「じゃあ何と呼べば?人と妖の合いの子?・・・・・・でも、察するに妖の血の方が濃いみたいね。何れにしろ人と呼ぶには程遠い」

「・・・・・・五月蠅い」

「半端な通力でお人形遊びなんてしていないで、あたしを殺そうと言うのなら人外の力を使ったらどう?火でも毒でも、土蜘蛛の十八番でしょう」

「・・・るさい」

「単なる、風の噂よ。――秋月一族と、“火の国”の土蜘蛛、八十女やそめが生み落とした、ただ一人の半妖。通力も妖力も併せ持つ異端児がいる――と。これは本人には耳に痛い話か」

「五月蠅いっ!黙りおれ!口だけの箱入り小娘が、あたくしを愚弄するな!」


 男の両手両腕が振り上げられ、一斉に木の上から黒装束の影たちが飛び掛かってきた。霏霏を逆上させた梓乃は更に後退して手甲鉤の串刺しとなるのを回避したが、雨と土埃に塗れた髪を鷲掴みされ、背中から勢いよく斜面に押し倒された。だん!と背骨を貫く衝撃に奥歯を噛んで耐え、眼球を抉らんばかりの勢いできた真上からの攻撃を首を捻って何とか避ける。ぶちぶちと髪の千切れる音を拾う耳を掠め、地面に深々と突き刺さった鉤先。梓乃は片手に掴んだ有りっ丈の灰を、足元から乗りかかろうとしていた別の黒装束の目元目がけて投げつける。目潰しを浴びた相手が顔を防御して怯むと、がら空きとなった胸元へ、上体を大きく撓らせて渾身の蹴りを食らわせた。

 傀儡といえど、この黒装束は人と同じく自由自在の動きを見せる。操られているのは精々これらの意思のみで、手足の複雑な動きを何体も同時に支配するなどということは霏霏の通力では不可能だ。それに気付いた梓乃は、この影たちの正体にも薄々勘付いていたのである。


「御魂を失くした屍人たちにこの仕打ち・・・・・・!それが通力を持つ者のすることなの!」


 人の手で作られた人形が動きを操作されているのではなかった。傀儡そのものがかつては命をもって動いていた人であったのだと知って、梓乃は吐き気を覚える。自然、相手が人間ならば急所も同じだ。心臓を直に蹴り込まれた黒装束は、一体目と同様に崩れ去った。

 何もなければ墓の下で安らかに眠っていたただろう骸が、自らの手で跡形もなく消えてゆく様は脂汗を滲ませる。迷いを振り払うかのように頭上のもう一体に腕を伸ばし、宙返りしながら頭部を背負って地面に叩き付けた。声を発せぬ屍の、呻きにも似た呼吸が聞こえた気がした。


「・・・・・・っ」


 しかし梓乃に動揺する暇をも与えなかったのは残りの黒装束だった。残るは六体。霏霏に操られなおもこちらへ鋭い爪を向ける。一体ずつ相手をして倒すのは比較的難しくないが、いつまでも少女の腕力体力が通用するものではないだろう。あがりはじめた呼吸を整え、梓乃は敵に背を向けた。背後から男の嘲笑が響く。


「おや、やはり逃げるのですか?半妖に恐れをなして敵前逃亡!何と勇ましき当主見習い様か!」


 段々と急になってゆく傾斜を登り、距離を取ろうと少女は急いだ。走るとはとても言えぬ覚束なさだったが、逃げの一手を選んだ梓乃を霏霏は急いて追おうとはしなかったのである。甘く見られたものだと腹を立てながら、濡れそぼった木に手足をかける。如何に死者を冒涜する真似に怒りを感ようとも、また如何に男の正体を見切ろうとも、この場では確かにこちらが劣勢だった。万に一つ、勝機がないわけではないものの、機を逸してしまえば命を落とすのは自分自身の方だ。

 カアー、と上空を旋回する烏たち。彼らも梓乃と共に山頂へ移動しているようだった。 分かっている。このまま上へ上へと逃げてもいずれは捕まるだろうと。今のうちに何か他の手を打たなければ、死が多少遠のくだけだ。早いか遅いかだけで結末は変わらぬ。手を貸してくれた産土神は、もうここに居ないのだから。

 梓乃は険しかった表情を更に歪めた。山の中腹辺りまでは素知らぬ振りもできた圧力が、徐々に目に見えて行く手を阻みはじめていた。考えぬようにしていたのに、身体に染み付くこの穢れは誤魔化しようがない。長居すればするほど、そして頂上へ近づくほどに人を侵す鬼門の臭いだ。


「――もう!本っ当妖くさい・・・・・・!」


 退治屋を恐れてか、物の怪どもの出入りはこの日も見られなかった。出入りは見られない。されどそれが即ち、此処ら一帯に何ものも居ないことと同義、というわけではないのである。この山に住み着いて幾年か、おそらく梓乃が生まれるよりずっと昔、梓乃の祖父らが生まれるよりずっと昔かもしれない。以降、出ていくことなく鬼門暮らしをしているとある酔狂がいるのだ。吹き溜まる瘴気を好み、それでいて他の妖の往来を好まぬそのものにとっては、この裏山はおあつらえ向きのねぐらであるらしい。

 烏をこれ見よがしにちらつかせ、先程からこちらの苦々しい反応を見てどこかで楽しんでいるに違いない、老獪この上ない伊達者だてもの

 妖くさい。瘴気の穢れに対する嫌悪感とは別に、鼻が曲がるほど強くなってゆく嫌な臭いは、梓乃がその塒の中心へ――つまりは山の頂へ――近づいているがためだ。膨大な通力を秘める梓乃の過敏な神経に、突き刺すように妖気の雨が降る。

 こんなに上の方まで来たのは一体いつぶりだろうか。幼い頃、あれは神佑断ちを終えてすぐのことだった。まだ無垢で無知だった少女は、初めてこの山のぬしとも呼ぶべき存在と出会った。それを今の今まで、すっかり忘れていた。


 一方は地にあり天になきもの、他方は天にあり地になきもの。

 地にあり天になきものとは、霏霏を、土蜘蛛を指していた。男が土蜘蛛と気が付いたのは“糸”や身の内を巡る毒の痺れ具合から、更に八十女だと見当が付いたのは、火を用いた妖術からだった。

 曲がりなりにも、梓乃は本家の長子。少女自身が人外を好むと好まざるとに拘らず、周囲には危害を加えてやろう、退治屋の娘のはらわたを食ろうてやろうという輩がごろごろと転がっている。人外に懐かれるとはいえ獣や草木の化身、無害なものばかりに限り、知能の高い悪妖などにとっては、少女は格好の生餌いきえでしかない。危険に曝されることは幼少からよくあり、不測の事態に備えて、ある程度は自分で対処しなければならぬという教えは叩き込まれていた。

 千景曰く、“敵の本質を見極めよ。我が身を狙うものの特性を須らく把握すべし。敵を知り己を知れば百戦危うからず”とかいう理屈だ。

 鏃に塗りつけられた毒は、直接体内に感じて附子ぶすではないと分かった。秋月の人間が毒矢を拵える場合、鏃に塗るものは附子であると決まっているので、そこで当主会の者の仕業でないと梓乃は察したのである。と、同時に、四肢を走る過剰な痺れにふと記憶が蘇った。これは以前口に含んだ経験があると。

 どこぞの忍ではないが、敵に毒を盛られても即死せぬように耐性をつけさせようと、無茶な修行を強いられた過去が梓乃にはある。妖の特徴ある毒を少量ずつ飲まされていたのだ。致死量には遠く及ばぬといえど、流石に妖の毒は身体に影響を及ぼしかねない。そうして今は亡き祖母が祖父を叱り付け、かの修行は頓挫したのである。――が、思いもよらずその体験が役に立った。

 この毒は、人のそれではない。妖だ。

 更に立て続けに目の当たりにした炎の呪術と、何より“糸”の存在。糸を操る妖など蜘蛛に他ならない。地にあるは土蜘蛛。土蜘蛛で、火を使うとくれば、名だたる妖一族が思い浮かんだ。

『肥前・肥後、併せて肥州または“火の国”と嘗ての名を馳せる地に、跳梁跋扈する妖一族あり。土蜘蛛、通称・八十女やそめ

 退治屋と骨肉相食む勢力をしたためた巻物に古く記されている妖。特徴はその撚糸と妖毒、または土地名に由来する火呪で、時に獲物を狩り時に人里を脅かす狡猾な側面を持つものたち。

 八十女は敵対する妖としてだけでなく、秋月一族と縁深い側面もあった。それが“風の噂”である。事の真偽は定かではない。しかしただの噂にしては、秋月の上から下まで、誰もが聞いたことのある話だった。


 男の子孫を残せぬ呪われた妖。歴史の裏で人間の男との交配を繰り返しては、女ばかりを産み落としてきた八十女が、男の半妖を産んだ。種を植え付けた人間は、秋月一族のなにがしである。


 情報の出所も、某が誰であるのかも、嘘か真かすらも不明な噂は口さがない者たちを中心に広まり、現在では梓乃の耳にも入るほど。

 信じる云々以前にどうでもよいと興味さえ持たなかった梓乃だったが、馬鹿にできないものだ。何がいつどんな処で役立つものか分かったもんじゃないなと半ば感心する。

 あとは連想遊びのようなものだった。下手人が八十女と知り、半妖の噂を思い出せば自動的に霏霏へと行き着いた。仇なす妖を退けるはずの屋敷の結界を通り抜けられたのは、秋月の血が半分流れているからだ。そしてもう半分の妖の気配を感じ取って、梓乃は違和感を感じていたのだろう。結界が弛んでいたのもそのせいだ。――まあ、他にも気になる点はあるのだが。


  一方は地にあり天になきもの、他方は天にあり地になきもの。地にあるは土蜘蛛霏霏。少女は今その男から逃亡を図っている。

 では、天にあるものとは。

 吹き出す汗が身体に異常を教える。この場から立ち去れと脳に警告していた。畏怖か嫌悪感か、嘔気が込み上げる。

 蜘蛛など足元にも及ばぬ妖気が、山頂まで登り切った少女を出迎えたのだ。和泉とは違う、負の気配。まさしく妖――けれども、力そのものは神に近しい存在。いや、神が妖に堕ちたのか。元がどちらかは生憎不確かだった。

 鬼門の山に棲みつく老獪で酔狂な伊達者は、梓乃の見上げる一本松の天辺で、背を向けて座っていた。


 「伯耆ほうき坊!こっちを向きなさい!」


 強張った声で名を呼ばれた妖――鴉天狗・伯耆は首だけ傾け、至極退屈げな視線を梓乃に寄越した。

伯耆坊は四十八天狗からとりましたが、伝説に基づいた設定はしておりません。あ、悪しからず……。

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